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[キューバ]元カノに対抗して乗馬してみた


ハバナで再会を果たした翌朝、彼さんと私は長距離バスに乗って
新たな町、トリニダーにやってきました。

トリニダーはスペイン植民地時代の建造物と石畳が美しく残る古い町。サトウキビ農業で繁栄した一方、奴隷売買が行われていたという歴史もあります。

風情ある町並みを馬車やクラシックカーが行き交います。


観光客で賑わっていますが、せわしなさはなく、ゆったりとした空気を感じられる素敵な町です。

葉巻を巻いているところ。

中心地はレストランやバーが集中しており、連日はしゃいでハッピーアワーを満喫しました。

ラ・カンチャンチャラという、蜂蜜とラムのあまーいカクテル。彼さんはこれがお気に召したよう。



トリニダーは自然にも近く、ホーストレッキングのツアーがそこかしこで開催されています。

彼さんは乗馬経験者。

元カノが乗馬仲間だったそうで、ふたりで馬に乗ってビーチに行ったり、厩舎でいちゃいちゃした思い出があるようです。そのあたりについてはすでに聴取済み(笑)

私は馬には乗ったことがありません。

彼さんが、やろうよ!と言うので、意を決してチャレンジすることにしました。


しかし、結果としてこのホーストレッキングは私にとってめちゃめちゃ苦い思い出となりました。

朝出発して2時間ほど山道を移動し、終点にある滝壺で泳ぎ、来た道を帰る、という半日コースだったのですが、出発直後に「あ、私今日死ぬんだ」と思いました。笑

先をゆく彼さん。

ホーストレッキングのゴール、滝壺。
同じように馬に乗ってやってきた人たちが泳いだり飛び込んだり。賑やかでした。

初めての乗馬、楽しくなかったとは言わないけど、それよりも精神的苦痛が大きすぎた・・・。

ガイドさんがスパルタだったのも原因のひとつ。

ビギナーだからゆっくり行かせてくれと何度頼んでも、私の馬を後ろから引っぱたき急かす・・・走り出す馬の上でパニックになる私はその度に手綱を引く・・・・ごめんね、お馬さん。しかも短足の私はあぶみ(足を掛けるところ)に届かなくて、両足が宙ぶらりんでした。途中でガイドさんが調節してくれたけれど、それでも心もとなかった。

ヘルメットもしてないし、岩だらけの山道もあったし、とにかく死にたくないと半日気を張り詰めていたので神経がすり減りました。

経験者の人は馬の動きに上手く体を合わせて乗りこなしているけれど、私にはそれができず内股を強打し続け、その日の夜にはグロテスクなアザがしっかりと出来上がっていました。


この日だけは頑張った自分を褒めてあげたい。

帰ってきてから彼さんにも「キツかったよね、ごめんね」って言われました。彼女であろうとなかろうとあまり他人を心配しない、「それくらい平気でしょ」というスタンスの彼さんなので、いたわりの言葉をかけられたのは今思うとなかなかレアな出来事でした(笑)

まあ、無事に帰って来れたので万事OKということで。

その日の夜、とってもシアワセなご褒美が待ってました!


続きは次回です☆

これからも、好きなことを気ままにゆる~く、書き続けます。いつも読んでくれてありがとうございます!