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【シベリア鉄道】どの国に行っても結局世話を焼かれる私

今日はロシアを旅した時のお話。

以前ウラジオストクで大雨に降られた話を書いたことがあるのですが、
その続きです。

初めてのシベリア鉄道に乗車した私たち。

客室には等級があり、今回利用したのは2等車でした。

4人部屋なので、私たち日本人女子2人と、乗り合わせたのはロシア人のおじさん、おばさん。ウラジオストクを出てイルクーツクで乗り換えをするまでの3泊4日をこのメンバーで過ごしました。

ロシアの方たちに対して最初に感じたのは、
「やはり、冷たいな~~」ということ。

愛想笑いとかしないし、口数も少なめ。

駅に停車している時に、出発時刻を聞きたくて車掌の金髪お姉さんに
話しかけたら、凍りつくような真顔&無言で見下ろされました。

八方美人の私にその氷の表情を分けて欲しい・・・

見かけはわりかしイメージ通りのロシアの方たちですが
しばらく一緒に過ごしていると、ユーモアによく笑うし
どこか奥ゆかしさもあって親しみを感じました。

乗車してまもなく、私がベッドメイキングに手間取っているのに気付いた
同室のおばさんが、バッと私の布団に手を伸ばし
ぐしゃぐしゃのシーツを整え
バンバン!と叩いて仕上げてくれました。無言で(笑)


モスクワ発ラトビア行きの別の寝台列車に乗った時も
同じようなことがありました。

夜の薄暗がりの中で私が枕元の電気を探っていると、
向かいのベッドで本を読んでいたはずのおじさんがサッと手を伸ばしてきて
電気をつけてくれたのです。

それ以降私のことを放っておけないと思ったのか、私が何かに困り出すと
その3秒後には横からおじさんの手が伸びてくる始末(笑)

無関心なようで、意外と見てるんですね。

出だしは曇り空だったシベリア鉄道の旅も、次第に晴れてきました。

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客室メンバーでシェアするテーブル。
左半分はおじさんとおばさん、右半分は私たちの領域です。


私はいくらでも景色を見ていられるタチなので、もう本当に一日中、
窓の外をボーーーーーーーーーーッと眺めてました。

同室の皆さんはというと、朝遅めに起きて軽く食べお茶を飲み、また眠る。
昼に起きてきて少し食べ、午後は寝たり廊下に出たり。
そして夜寝るのも早い。

鉄道好きでなければ、飽きてしまうかもしれません(笑)


車両内ではお湯が使えるのでカップ麺食べたりコーヒー淹れたりすることは可能です。車内販売もたま~に回ってきて、ピロシキやピザ売ってました。

トイレは垂れ流し。
用を足した後レバーを引くと、便器の底がパカッと開いて
まさに今走っているレールが見えるという状態です。

また2等車はシャワーが無いので、ロシア横断中の8日間は
シャワー浴びませんでした。

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コンパートメントと、廊下

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公式グッズもあるみたい。


シャワー無しの生活も垂れ流しのトイレも全然平気でしたが、
少し気を揉んだのはコンセントが客室になかったこと!

廊下にはあるので同車両の人たちで順番に使っていくのですが、充電の間は
ケータイを廊下に放置しなければならず・・・
私は自分のベッドの上から見張ってました。

全体的には快適な列車生活でした!

とっつきにくそうなロシアの方たちなので普通に旅行していて仲良くなるってなかなかできないと思うのですが、いかんせん列車では一緒にいる時間が長いので、同じ車両の人たちと交流することもでき楽しかったです。

そんなわけで、続きはまた次回!


出発の地ウラジオストクでのエピソードも、ぜひ。


これからも、好きなことを気ままにゆる~く、書き続けます。いつも読んでくれてありがとうございます!