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”キューバで再会”実は難易度高めだった

キューバに行こう!
キューバで再会しよう!


トントン拍子で進んでゆく、再会の計画。

思えば何も考慮していなかったのです、この国のWifi事情を・・・。


病み上がり彼氏(仮)、公園に張り付く。


出発直前にインフルに罹った彼。

薬の偉大なる力を借りて熱を下げ、なんとかキューバまで辿り着いたようです。ただ咳がまだ残っているらしく、大事を取ってしばらくは寝て過ごすことに。

先にハバナに到着し別の宿に泊まっていた私には、うつしたくないからまだ会えない、とのこと。しかし偶然にも彼が選んだ宿は私の宿からたったひとつ隣の通りに面したところでした。数100メートル先に私の未来の恋人最有力候補が滞在していたことになります。


せっかく同じ国にやってきましたが私までインフルになってしまっては計画が総崩れなので、ここは我慢して別行動。
彼が休養している間、私はハバナのビーチや観光地をまわりました。

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ゲバラ様ー!

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ウマい。とかゆーてみるが、味の違いはよく分かっていない。



そして、ついに彼さんから「今日の夜なら会えそうだ。」との連絡が!


キューバのWifi事情、行ったことのある方はご存じかと思いますが、他国と比べるとちょびっと不便なのです。

まずWifiカードというものをショップに行って購入します。
キューバでは公共Wifiが飛んでいる場所が限られています。街を歩いていると公園で大勢の人が座り込み一心にケータイを見つめている光景を目にすることがあるのですが、そこがWifiの飛んでいる場所。カードにはWifiのIDとパスワードが書かれているので、それを入力すればWifiに繋がります。

Wifi利用ができる公園はそんなに多くはありません。

昼間にたまたまWifiを繋いだら「会えそう」という彼さんからの連絡があったのですぐ返信したものの、彼さんからの返事がいつくるか分からないし、私も次にいつWifiを繋げるのか分かりません。その日の夜までに会う場所と時間を決めるやりとりができるのか不安になりました。


数時間後にもう一度Wifiスポットに行き確認したら、「これから2時間、この公園にいて君の返事を待ってる。」と、彼からのメッセージが残されていました。

そうでもしないと話が進まないもんね(笑)


慌てて返信したら彼からすぐ返事が来て、やっとリアルタイムでやりとりができるように。私はハバナの中で一番広くて分かりやすい公園を待ち合わせ場所に選びました。

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待ち合わせ場所へ行く前に見た、ハバナの夕焼け。

日が沈み、何かが始まる予感。
穏やかな景色とやさしい風と、ドキドキしていた胸の内。今でも思い出します。


ついに再会の時

日が沈み薄暗くなってきた中、私は予定よりも早く約束の公園に着きました。公園のど真ん中にモニュメントがあって、きっと彼もこのモニュメントの下にやってくるだろうと思ったのですが、ここで堂々と待っているのも気恥ずかしくて公園脇のベンチに一旦避難。公園は混み合っています。モニュメントの下にやってくる見覚えのある姿がないか見張ることにしました。

私は、けっこう緊張していました。

最後に会ってから半年も経っていたし、連絡は取り続けていたものの彼の事をそこまで深く知らなかったし、まるで他人と会う時のような気持ちでした。


公園を端から端まで見渡して、彼の姿を何度も探し・・・

約束の時間になり、いてもたってもいられなくてモニュメント裏側に行き立って待ちました。

しばらくして、視界の左側からふっと人が現れたので見たら、

ああ・・・彼でした。


照れくさくて、そんな驚くことでもないのに驚いたふりをした自分。


彼は両手を低くあげましたが、ハグはしませんでした。

(インフルで)参ったよ、みたいな感じ。

静かな再会でした。

ちなみに彼の格好は紺色のTシャツに紺色のネックウォーマーを巻くという病み上がりスタイル。


夜ご飯食べに行こうかということで、メインストリートに向かって歩き始めました。またこうして彼の隣を歩いている。嬉しいような、現実ではないような。頭の中から街の喧噪が遠のいていく気がして、夢の中にいる感覚でした。

何食べたい?と彼が聞いてくれましたが、何でもいいと私が答えたので、2階にテラス席があるレストランに入りました。


テーブルの上に置いた私の手にそっと触れた彼さん。

" I missed you. " と言いながら真っ直ぐに見つめてくる瞳を、恥ずかしくて直視出来ませんでした。

食事を終えて、彼さんが私を宿まで送ってくれました。

手を繋いで歩く夜道。

別れ際にハグをしました。

今日は病み上がりでキスはしない方が良いと思う、明日かな。と言われました。お預けです、しょうがないな。


インフル、Wifiなど想定外のハプニングはありましたが、ようやく彼さんとの再会は果たされたのでした!

翌朝、バスに乗って新たな町へ出発します☆



これからも、好きなことを気ままにゆる~く、書き続けます。いつも読んでくれてありがとうございます!