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【ロシア】2時間で行けるヨーロッパのはずが・・・豪雨

ようやく梅雨も明け、いよいよ夏本番ですね。

少し遅れをとってしまいましたが今回のテーマは『雨旅』!

私にとって雨旅思い出の地といえば、ウラジオストク。
ロシア東端に位置する街です。

最近は観光地として注目度が上がってきているようで、本屋さんで旅行コーナーを眺めていると『2時間で行けるヨーロッパ』なんて謳い文句も目につきます。
実際、ウラジオストクへの所要時間は韓国や台湾あたりとそう変わりません。日本から短時間で行ける唯一の、アジア以外の都市と言えます。

そんなロシア旅行において少々面倒なのが、ビザ申請

ロシアの観光ビザは申請の時点で、滞在するホテルの予約確約書などを一通り提出しなければなりません。他国と違ってビザ申請の手間がかかるのです。代行でビザを取得してくれる会社もあるので、予算をケチる必要がなければ活用してみるのもいいかも。


ロシア旅の目的は・・・


ずばり、シベリア鉄道に乗るため!です!!

私は鉄道の旅が大好き。
シベリア鉄道に乗ることはかねてからの憧れだったのですが、意外にも早く夢が叶いました。ウラジオストクからモスクワへ、8日間かけてロシアを横断することになりました。

今回は安さにはこだわらず、お土産を買い込めるスーツケースを用意し、おいしそうなレストランを見つけたら入り、あまり予算にシビアにならず楽しもうというコンセプト。

夏休み前の試験期間がハードでビザ申請に時間をかけている余裕もなかったので、シベリア鉄道に乗るという条件以外は旅行代理店に丸投げ。決められた日程に従って動くのは楽だったけれど、やはり私はその日の気分で行く場所を決めてフラフラするスタイルの方が好きだなあ、と改めて思った次第です。ロシアでそういう旅をするのはなかなか難しいみたいですが・・・。

ちなみに私の祖母は、私がロシアに行くことを聞いて以来、シベリア抑留の話をずっとしていたそう。祖母世代にとってロシアというとやはりソ連や戦争のイメージ。私もロシアから帰ってきてシベリア抑留の本を読んだら、鉄道で通った町の名前がいくつもも出てきて心が痛みました。


けれど旅の結果として、私はロシアのことすごく好きになりました。

行く前はロシアってどんな国なんだろう、どんな人たちがいるんだろう、と謎に包まれていましたが、帰ってきてからはさらに謎が深まりました(笑)

そして、食べ物が美味しかったです!
個人的には今まで行った国の中で暫定一位かも。

どんな方法であれ、初めての土地へ行くということほどワクワクするものはないですね。


ロシア初上陸!!


成田からウラジオストクまでは、こんなちっちゃな飛行機で。

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とうちゃーく!

ウラジオストク_200804


翌日の夕方にシベリア鉄道に乗車することになっており、それまでに観光をすませるつもりでした。しかし、翌朝起きてみると


まさかの大雨。


物凄い土砂降りでした。

これは外出れんわ。って言いたくなるくらい。


でもホテルはチェックアウトの時間です。

意を決しホテルを出ましたが、ものの5分で靴下の中まで濡れました(笑)

どうやらこの街、排水溝が全く機能していないらしい。雨のせいで街のそこらじゅうに小川が流れている始末です。



街中の写真を撮りたくてもカメラ出す気になれないし、
そもそも雨で視界悪いし・・・


でも、私にはやらなくてはいけない事があったのです!


やることその①スーツケースを買い直す。

ウラジオストクに着いて早々、スーツケースが壊れました。ローラーのあたりらへん。修学旅行のために親に買ってもらった小さなスーツケースで、可愛がっていましたが、使い続けるのは厳しいだろうなーということで苦渋の決断です。

『グム百貨店』というロシアのデパートで買えるだろうということで行ってみることに。

通りがかりのおばさんに道を尋ねたのですが、ГУМ(グム)という簡単な発音のはずなのに全く通じない・・・
ぐむ!ぐむ!と訴えましたが最後まで理解してもらえず、結局自力で見つけました。有名なはずの百貨店。なぜ通じなかったのか、謎です。

おみやげいっぱい買うだろうと見込んで大きいスーツケースを購入したのですが、自称ミニマリストの私にはデカすぎました。結果日本へ帰国する日、スーツケースの半分も埋められませんでした(笑)


やることその②北朝鮮直営レストランに行く

北朝鮮はすぐ近く。そんなウラジオストクには北朝鮮直営レストランがあるそうです。その名も『平壌(ピョンヤン)』。

ネットで調べると評価はまあまあ良さそう。気になる!!!


大雨の中、40分ほど歩いて行きました。
びしょびしょになって辿り着いたのですが、なんと

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臨時休業でしたーーーー😂😂


今回の旅で一番心残りとなる出来事でした。まだしょっぱなですよ。


行きたかったぜ北朝鮮(のレストラン)。


やることその③食料買い出し

シベリア鉄道の旅は8日間。途中イルクーツクという都市で列車を乗り換える以外は、ずっと車内生活。食堂車はあるものの毎食はさすがに行けないので、数日分の食料と水を買い込まなければいけません。

スーパーに行って、クッキーやらパンやら好きな物を買いました。

旅先のスーパーで買い物をするのって、楽しいですよね。
これなんだろう?どうやって食べるんだろう!?って不思議になるような物がたくさんあります。


準備は万端!

予想外のことはありましたが鉄道に乗る準備はこれで完了。

あとは観光でウラジオストクをちょこっと堪能。
観光客もたくさんいました。特によく見かけたのが韓国人の女の子集団。
やはり、近いからかな。


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博物館のトイレがオシャでした。


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レストランで早速ビール。


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乗車の時間が近づいてきたので、ウラジオストク駅へ。
一日歩き回って、靴もズボンもびしゃびしゃです(笑)

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待合室。


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いざ乗車!雨も収まってきました!


大雨で風景を楽しむ余裕はありませんでしたが、あちこちでプチ洪水を起こしていたウラジオストクの街はしっかりと脳に焼き付けました(笑)


天気が良ければヨーロッパ風な街並みが見られるのだろうし、移動時間も短いので、腰痛持ちで飛行機に乗りたがらない両親を連れていつかリベンジしたいな。

これからも、好きなことを気ままにゆる~く、書き続けます。いつも読んでくれてありがとうございます!