見出し画像

[リガ・タリン]初めてのロマンチックデート

2018年の夏、私はふたつの旅を計画していました。

1つめは、南インド周遊旅。
2つめは、シベリア鉄道でロシア横断旅+ラトビア・エストニア。

大学生の長期休暇といっても、私の学科は実習が多い上に実習前は海外渡航禁止というルールがあるので、夏休みを丸々使って海外に行けたのはこの時だけ。
欲張って予定を詰め込みました。

南インドで知り合った後、彼さんは1年間の放浪旅を終えてベルギーに帰国し、仕事を再開していました。

私はロシア東端の街ウラジオストクへ到着し、そこから8日間かけてシベリア鉄道でモスクワまで移動。

ロシアの後は隣国のラトビア、エストニアへ脚をのばすことになっていました。シベリア鉄道に揺られている時に彼さんから連絡があって、自分も行っていい?って聞かれました。彼さんは、自分がストーカーしていると思われるんじゃないかと恐れていたとのちに明かしてくれました。まあ、見方によってはそうかもしれません(笑)
でも私は彼さんが友達との繋がりを大切にする人だと思っていたので、特に気にしていませんでした。

ロシア横断を経てやってきたラトビア。
首都リガで、昼食をとってから彼と待ち合わせ。

この時の再会の瞬間はあまり覚えていません・・・



リガでは教会や街並み散策、オペラ観賞したりといかにも観光!という感じ。

リガの街中にたくさんあるアールヌーボー建築を見たり、

教会に行ったり、

昔の薬屋さん風チョコレートショップに行ったり。などなど。

私は初めてのヨーロッパで、街を歩いているだけで楽しかったです。
彼は教会について解説してくれたり、街中で変わった窓の形とかエンブレムとか見つけては解説してくれました。


オペラ劇場に行った時、入口に階段があって、ご婦人がゆっくりと階段を上ろうとしていたのを見つけて彼がすっと手を差し出し、エスコートしていたのには驚きました。彼といても文化の違いを思い知ることはそれまでなかったのですが、そこで「あー、さすがだな」と思いました。

私たちが予約したオペラの席はチケット一枚700円。イタリア語だったので、事前にストーリーを予習していましたが結局は彼の解説に頼りました。彼もイタリア語は話せませんが、なんとなくは分かるそうです。

ちなみに私は宿を事前に予約していたので、彼とは別のところに滞在。

オペラを見てから一杯だけ飲み、おやすみと言って別れる時に、彼が頬を合わせるフランス式挨拶、ビズを教えてくれました。
前日の別れ際にも彼が私に顔を近づける仕草をしかけたのですが、
タイミング悪くそこで私が話し始めたので彼が身を引いたのを思い出しました。これをやるつもりだったのね!



リガに数日滞在した後、バスを予約し、エストニアの首都タリンへ移動。
バスの席は離れていましたが斜め後ろから彼がスマホのゲーム画面を見つめているのを確認。メッセージを送ったら”I'm bored”と返してきたので昔撮ったおもしろい写真を送り合ったりして到着までやりとりしました。

リガもタリンも、歴史のあるきれいな街なのですが、タリンは城塞都市ということもありリガとは違う風景が楽しめます。今回の表紙になっている写真はリガ!こちらがタリン↓

ショーウインドウに並ぶかわいい雑貨や洋服に魅せられて、毎日おみやげもの屋に通う私に呆れる彼さん。

こんなかわいい小径もあるんですよ~~

ソーセージ食べたい!と言って注文。ブラッドソーセージにも初挑戦しましたが私の好みではなく・・・ほとんど彼に食べてもらいました(笑)

クラフトビールの飲み比べ。私はビールあんまり得意じゃないので、ほとんど彼が飲み干しました(笑)彼もビール好きではないんですが、このパブはバンドが音楽を演奏していて賑わっており、彼は気に入ったよう。お客さんも前に出て踊ったりしていて、私も彼も中に混ざってちょこっと踊りました。テンション上がってる彼を初めて見ました。

観光客向けに、中世ヨーロッパ風のレストランがたくさんあります。


昼の街歩きはもちろんなのですが、雰囲気の良いレストランを見つけたり、パブをはしごしたり、夜の街もとても楽しかったなあ。


ずっと一緒に活動していても何か特別なことが起こることはありませんでしたが、彼の程よくマイペースで、食べることを愛し、喋りすぎない、一緒にいて時の流れがゆったりと感じられるような部分が、私にとってはとても居心地がよかったです。

こうして、リガとタリンでの時間は過ぎてゆきました。

彼と私の関係に急展開(?笑)が訪れたのはタリン滞在2日目の夜。
お昼に海洋博物館へ行き、帰ってきて地下のバーでカクテルを飲み、レストランで夕食をとったあと。


続きは次回!

読んでくださりありがとうございました☆

これからも、好きなことを気ままにゆる~く、書き続けます。いつも読んでくれてありがとうございます!