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[出会い]彼さんと色男は相性が悪いらしい

ポンディシェリのビーチで知り合った私たちですが、
彼は知り合いとサーフィンをする約束があるそうで、翌朝出発することに。

私たちも移動する予定だったのでその事を彼に伝えると、
「サーフィンが終わってもし行けたら自分も合流していいか」
と聞かれました。

ずっと一人旅をしていたので、友達との交流が恋しい様子。

もちろん、ぜひおいでよ!ということで
私たちが行く予定の街の名前だけ伝え、一旦お別れ。


私たちはその日の深夜にマハーバリプラムという、
ポンディシェリより北に位置する町へ到着しました。

マハーバリプラムを訪れるのは2回目で、前回のマハーバリプラムでも色んな事があったのですがそれはまた別の機会にお話しするとして。


私たちがマハーバリプラムに着いたのは午前1時、彼も深夜移動により午前3時頃に到着していたようです。

泊まったゲストハウスも近かったので、
朝になったらカフェで会おうということで、その日は就寝。


翌朝道に出たら、約束の場所にちゃんと彼が立ってました。
わーい!再会!!!(といっても二日ぶり笑)


マハーバリプラムは小さな町なのですが実は世界遺産があり、ビーチの近くにはゲストハウスや欧米風カフェも並んでいます。観光客で混み合うこともなく、ゆったりとした海辺の空気が味わえる程よい田舎町。
前回訪れた時、私は見事にこのマハーバリプラムにはまってしまい、入り浸っていました。いわゆる沈没です。


カフェで朝食をとっている時、近くに座っていた欧米人の女性が着ていたワンピースを見て彼が、I like that color. と言ったのを覚えています。
私は彼のことがちょびっと気になっていたので、
へーあんな服が好きなのかあと思いました。

赤や青やいろんな色が入ったボーダーの、
私にとってはちょっと派手めなワンピースだったような。


今日何するー?という話になり、私はすでにこの町を見て回っていたので彼の希望を聞いたところ、観光する気分ではない…という返答。

じゃあ泳ぐか!!ってことで、
ビーチへ移動。

どんだけ海行くねんって感じですよね。分かってます。


ビーチにはほとんど人はいないのですが、
ビキニ着て寝転がってる欧米人の女性がいて、
彼が「Bikini!!」って呟いてたのを覚えています。
あービキニが好きなんだなって思いました(笑)

彼の好みにいちいち敏感な私。

私はビキニなんぞ持ってきていないので、着衣水泳です。


ボディーサーフィンとかして遊びました。
おかげで何度も砂浜に打ち上げられました。

あとはビーチでリンボーダンスしたりとかですね~~

そんなこんなで、彼がお腹空いたと言うのでレストランに行きましたが、
お腹がすいていなかった私は飲み物だけ注文。
彼に、「お腹すいてないならなんでそう言わないの?」って呆れられました。相手に合わせることに徹してしまう、ザ・日本人な自分を反省しました。


その後、レストラン通りから少し歩いた所にある
「クリシュナのバターボール」を見に行きました。

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道中、彼が東南アジアを旅するときは中古の原付を買って移動し、出国前に買った時と同じ値段で売ったりする、という話をしてくれて、それなら交通費全然かからないねーと感心して聞いてました。

他にすることもなかったので、そこらへんの岩に転がってお昼寝。
ゆったりしているうちに夕方になり、日が沈みかかってきました。


彼はその日の深夜に首都デリーへ飛び、ベルギーへ帰国する予定だったので、出発の時間まで私たちが泊まっている部屋に荷物を置いてもらいました。女ふたり、部屋干しの下着を大急ぎで取り込み、、、

彼は飛行機に乗る前に、どでかいバックパックの重量制限をクリアしなければならないということでいらないものを整理し始め、着なくなったアロハシャツをくれました。私はお返しするものがなく、わさび柿ピーをあげました。バックパックの底に入れてたので、粉々に砕けてましたが。


私たちがマハーバリプラムを再訪した目的のひとつは、知り合いであるゲストハウスのオーナーに会うことでした。そしてこのオーナーがちょっとアブナイ香りのするイケメン40歳なのですが、彼さんも連れてオーナーが経営してるレストランでおしゃべりすることに。

私たちはオーナーとも彼さんとも喋りましたが、
オーナーと彼さんの会話はほとんど無く・・・

しかも最近になって彼さんと当時の事を話していて、私がオーナーのことをfriendと呼んだら、彼さんが " He is YOUR friend, not mine. " と冷たく返してきたので、どうやら彼さんとオーナーは相性が良くなかったようです。

でも、彼さんと私の友人が席を外して私がオーナーとふたりっきりになった時、オーナーは " He likes you. " と茶化してきたのです。私は否定しましたが、結果的にオーナーの読みは当たってました。さすが、色男(笑)


ちなみに彼さんが席を外したのは、昼間に見つけたマッサージ屋さんに私と友人が翌日行けるよう予約を取りに走ってくれたのです。にわか雨と雷が鳴り響く中・・・


オーナーは途中で帰宅しましたが、厚意でレストランの明かりをつけてくれていていたので私たちは深夜まで喋り、午前2時頃に彼はバックパックを背負って空港へ出発しました。

別れ際、雨の上がった深夜の道でお別れのハグをしました。
また会える日はくるのだろうか、と思いながら見送ったのですが・・・

意外にも、次に会えるまでの期間は短く
わずか1ヶ月後に再会することとなります。はやっっ

このあたりから、恋仲というものに進展していきます・・・


インドを離れ、次の舞台はバルトの国エストニアラトビア
彼とのロマンチック初デートの始まりです♡


これからも、好きなことを気ままにゆる~く、書き続けます。いつも読んでくれてありがとうございます!