見出し画像

[キューバ]彼さんからの"Confession"

恐怖のホーストレッキングから生還した日の夜。

夕食をとり、例のごとくハッピーアワーではしゃぎ、宿に帰ってきました。



観光業が進んだキューバは、「Casa」と呼ばれる民泊の制度が整っています。政府に認定されたCasaは家のドアに公式マークが貼られているので一目で分かります。事前予約はできないので、町に着いたらCasaマークのある家を探し、料金と部屋の中を見せてもらい、納得すればそこに泊まります。観光地ならCasaは町のあちこちにあるので、見つけるのに苦労はしません。

画像1

キューバは屋上テラスのあるお家が多く、屋上に面したお部屋がゲストルームとして使われていたり。

屋上のあるお家に住みたい!と、この頃から思うようになりました(笑)



シャワーを浴びホーストレッキングにより内股にできたアザをしっかり確認した後(笑)テラスに出ると、彼さんがロッキングチェアに座っていました。


しばし、静かな夜のテラスで何気ない会話を交わしました。その日の事やこれからのこと、キューバのこと。


ふと彼さんに、 " Come here." と言われました。


私は彼さんのお膝の上に座り、ふたりで向かい合う形に。


彼さんはロッキングチェアをゆらゆらしながら、

" Do you want to be my girlfriend? "

と言いました。


私が "If it's okay for you." と答えると、彼さんも" If it's okay for you too." と返してきました(笑)



初めての出会い、初めてのキスをしても一度も言われることのなかったGirlfriendという言葉を、半年の時を経てついに彼さんの口から聞くことができました。


「今まで私たちの関係が何なのか分からなかった。一度もガールフレンドと言われたことがなかったから。」と私が本音を漏らすと、彼さんは「家族には君のことをガールフレンドだと言ってあるよ。」と頷きました。

彼さんは日本人に告白の文化があることを知っていたので、私か混乱しないようここでちゃんとお互いの気持ちを確認しておいた方がいいな、と気を利かせてくれたようです。


やりとりこそ消極的でしたが、

こうして私は正式に彼さんのGirlfriendとなりました。


めでたい。



その後もしばらく二人でシアワセ気分を味わっていたのですが、そこに突然私たちの頭上から水が降ってきて、ロマンチックな雰囲気はそこで終了しました。

水の正体とは何かというと、キューバのお家は屋上のタンクに貯めた水を水道やシャワー、トイレに使っているのですが、タンクが空になると家主が水を補充するのですね。

私たちがロッキングチェアでいちゃついていた時間がちょうど補充のタイミングだったらしく、タンクから溢れ出た水が私たちのいたテラスに降ってきたのです。


水は被らなかったけど、突然たくさんの水が上から降ってきたので、ふたりで呆気に取られてました(笑)



何はともあれ、旅の最中という非日常の中で聞くことができた彼さんからのConfession、とても嬉しかったです。




余談ですがそれ以来私と彼さんの間では「記念日はいつだ問題」が勃発しています。

手を繋いでキスして一緒に寝て両想いだったのだし、恋人関係だったらいいのに・・・とずっと願っていたのだから、2018年9月のタリンが私たちのスタートだ!と主張する私と、

僕は恋人関係だとずっと思っていたけど君が確信を持てていなかったのなら、Confessionで気持ちを確かめ合った2019年3月のトリニダーをスタートにしよう、という彼。


どちらでもいいんですけどね(笑)


馴れ初め編、長くなりましたが読んでくださりありがとうございました。

彼さんとの旅エピソードはこれからもつらつら書いていく予定ですので、よろしければぜひお付き合いくださいませ!

それではー☆



これからも、好きなことを気ままにゆる~く、書き続けます。いつも読んでくれてありがとうございます!