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#5 「国民が自信を持って暮らせる日本へ」 日本維新の会学生部副代表の高校生・Frank Aramotoさん



高校生が人生を語れるメディア・ひまわりの種会議。5人目のインタビュイーは、高校2年生のFrank Aramotoさんです。

幼少期の海外生活を通して、日本の凄さを感じると同時に、日本人が日本に誇りを持てていないことに疑問を感じ、その原因は政治に対する不信感にあると考えたFrank Aramotoさん。

国民が自信を持って暮らせる日本へ“をキャッチコピーとして、高校生から政治の世界に飛び込んだ彼の人生をお楽しみください。

司会:鈴木 聞き手:嶋根







<Frank Aramotoさんのプロフィール>


名前:Frank Aramoto

所属:
・日本維新の会学生部
・日本若者協議会
・日英協会

特技:スピーチやプレゼン

座右の銘:「人我に背くとも、我人に背かず」

コメント:
2006年12月29日生まれ。日本維新の会学生部 副代表(高校生代表)兼関東学生部 代表。私立武蔵野東小学校・同中学校 卒業。埼玉県内の私立高校に在学。自閉症の弟を持ち、英国を含む6カ国で4年間の海外生活を経験。将来は外務官僚等を経て国会議員になること。また障がい者支援企業の創設を目指している。




1.海外生活を経て再認識した日本


鈴木
まず、これまでの人生を時系列順で教えて下さい。

Frank Aramotoさん (以下敬称略)
そうですね、父が旅行会社の社員をやっていて、ヨーロッパの旅行関係をまとめる企画を取りまとめる仕事をしていました。父の仕事の都合で欧州の合計6か国に色々滞在する機会があり、やっぱり日本国民が思っている以上に、日本っていう国は実は案外すごい国ということをやっぱり気づけていないというか、何かしらが原因で国民が母国に誇りを持っていないのだろうということをすごく感じていました。

実際にデータとして、53パーセントの日本国民が「自分が日本人である、日本っていう国に生まれてよかった」ということに誇りを思えていないということがあり、この原因はなんだろうと思った時に、やっぱり政治にあるんじゃないかということで、政治の方で、少し活動させていただいております。

また、私の弟が自閉症を持っておりまして、この障がい者に対する支援はかなりSDGs等々でも、いろんな観点でよく注目されたりするんですけれども、やっぱりああいうものは、補助金とかのお金面の話とかが結構多いと思うのですね。日本も先進国なので、まだ不十分なところも多いですけどある程度は充実してきていると。

ただやっぱり、お金の面っていうよりも、精神的な面で苦しんでる人っていうのは実はかなり多いんじゃないかという風な印象を特に受けました。

そういった観点から、行政から何かしらのアプローチができるんじゃないか、ということで政治の世界で一応頑張らせていただいているという次第でございます。




2.政治系の活動のきっかけ、安倍晋三さんとの出会い


鈴木
政治系の活動をされていると思うのですが、きっかけだったり、経験についてお聞きしたいです。

Frank Aramoto
そうですね。高校ではもう普通のそこらへんの男子高校生と何の変わりもない生活をしているので、最初は政治にもそんなに興味はなかったんですけど、元々小学校1年生から4年生までイギリス、フランス、ドイツ、スペイン、スイス、イタリアの6カ国回ってきまして、イギリスで現地校に通ってたんですよ。

ロンドンの現地校ってすごい色んな国の人々が来るので、うちの小学校は1クラスに大体30人とか40人とか生徒いるうち、20国籍ぐらいに分かれてるんですよ。

だから日本では考えられないような、いわゆるちっちゃな国際機関みたいな感じですね。いろんな文化とか言語とか、言語のなまりとかもそうですし、親の教育方針とかが全然違うといった中で過ごしてきました。

イギリスっていうのは、特にいろんな人がいるので「宗教」っていう授業があって、宗教を学んだりとか。あとは 性教育であったり、主権者教育であったり、そういった分野での教育っていうのもかなり充実してたんですね。

たった小1から小4だけだったんですけれども、AからZまで言えないままイギリスに行って、それなのにもかかわらず、かなり充実した小学校低学年の人生が送れたんじゃないかなという風に思ってます。

実際に日本に戻ってきて、やっぱり日本とイギリスで同じ先進国でも全然価値観も違うんだなと。イギリスだけじゃなくて、いろんな国のいろんな方々とも喋って。

例えば、実際にシリアから難民として、イギリスに来た子と色々話していて。

ある日、その子の家に一緒に行ってゲームして遊んでいたことがあったんですけど、その時にたまたまお母さんと話す機会があって、「日本人です」、「日本に住んでいたんです」、みたいな話をしていたら、「日本という、幸せな国に生まれてすごいいいじゃない」と。

「日本のような国が、世界平和をリードしていけるような国になってほしい」というような話をお母さんの方が言っていて。

そういった経験を経て、「やっぱり日本って、思っている以上にすごくて、でも53パーセントの人が日本に誇りを持っていない。」

それはなんなんだろう、って考えた時に、やっぱり政治の不信感にあるんじゃないかという風に思ったんです。


もう1つは安倍さんとの出会いがあったんですね。

中3の当時は全然政治に興味なかったんですけど、たまたま安倍さんが地元の駅前にいて、別に政治に全然興味ないけど、テレビに毎日出てくる有名人がいるっていうので、下校の時にたまたま演説を見たんですよ。

ただその時は見ていて10分しないうちぐらいに終わって。そしたら選挙の時って、演説が終わると演説カーを1回降りて、グータッチしたり、国民の方々とお話をするというか、応援ありがとうございますみたいなことをやる時間があるんですけど、その時に僕は聴衆の中ではかなり後ろの方にいたんですけど、わざわざ後ろまで来てくれたんですよ。

そこでおそらく聴衆の中に明らかに一人だけめっちゃちっちゃい人が聞いているってのは相当気になっていたと思うので、聞いてくれてありがとうっていう風な話をしてくれて。

その時はうっすらと政治家になりたいとか、何かしら国のために働きたいとは思ってなかったんですけど、「日本に少しでも貢献できるような、仕事に就ければいいなっていう風に思っています」、みたいなそういう趣旨の話をしたんですね。

そしたら「じゃあ将来的に一緒に仕事ができるといいですね」っていうような話をいただいて、でももちろんそんな長話できるわけじゃないので、スッて行かれたんですけど、やっぱり「すごいな政治家」って思ったのがきっかけですかね。



3.“日本維新の会 学生部”の活動について


鈴木
もう、一度に話してくれて、深掘るところがそれほどないのですが(笑)

今活動されている“日本維新の会 学生部”とかでは何を目標に、また何を軸にして、活動されているのかを、お聞きしたいなって思うんですが、どうですかね?


Frank Aramoto
そうですね。学生部って結構マイナーなんですけど、実は各党50人から200人の規模でかなり人数がいて、それぞれ特色があって。

基本的にやることといったら街頭に出て、選挙や議員さんのお手伝いしたりとか、ポスター貼ったりとか、馬車馬(笑)のように働かされるんですけど。

場所等によってはそうなんですけど、うちは実はそうではなくて、他の学生部との一番の違いが、そもそも維新を応援することなんてぶっちゃけどうでもいいというスタンスなんですよ。

「応援とかそんなことどうでもいいから、それよりも、もっと若者の声を政治に反映させるための活動をしてくれ」と。

そのような趣旨で設立された、高校生から大学院生までが活動しているグループになります。


当初、僕が政党学生部っていう存在を知った時に、学生の間から1つの政党や1つの考え方に偏ってしまうことはやっぱり1番良くない、という風に思っていましたので、維新が自分の党を応援してくれというより、日本全体のために活躍してくれ、という趣旨で部員を募集してやっているんだなっていうのを知って、入部したという形です。


今、実際に国会とか地方もそうですけれども、例えば若者の政策に関する法案を出しますとか、党内でこういうものを決めましたっていう時に、自分若者の立場から、「この本はもっとこうした方がいいんじゃない」とか、「いやこの法案にはこういうことを入れた方がより若者意見が反映されるものになるんじゃないですか」っていうような提案をしたりとか、時には反対したりとか。

逆に議員さんと一緒に政策の勉強会をしたりとか、あとは議員さんの視察に一緒に同行したりとか、そういう普通の高校生から大学院生が絶対にできないようなことを学生の間からできるということで。

活動を通じて将来的に、どこの政党から出るとかそういうことは僕もあんま気にしてなくて、将来的に政治で活躍したり、社会で活躍するためのまず下地作りとして、今は学生部で活動しているという感じになります。


4.「人我に背くとも、我人に背かず」とは


鈴木
座右の銘に「人我に背くとも、我人に背かず」と書かれていたと思うんですけど、そこに込められた意味をお願いしたいです。


Frank Aramoto
そうですね。これは私の趣味に関わることなんですけど。

歴史が好きで、歴史の中でも色々結構好きな分野があるんですけど、1つが三国志ですね。三国時代が結構好きで、いろんな言葉を残した著名な武将なり文化なりがいるんですけど、有名なところだと“劉備“ですね。


劉備さんが言った言葉で、字のままの通りなんですけど「私に対して人が背いたとしても私は人を背かないと」。要するに、周りの人がどれだけ僕を裏切ったとしても、自分はあの人を裏切りませんよと。小説の中で出てきた言葉で、劉備っていう人は家柄は良かったけれどもずっと貧しいし、ずっと領地があったわけでもないし、いろんな人から裏切られて転々とした人生を送っていたんですけれども、必ず部下の質もいいし、みんな「劉備様だからついていく」っていう人がものすごいんですね。

自分は絶対に裏切らないというようなことをしっかりと自分の部下なりとか後輩なりに示せてるからこそ人が集まってくると。


“お金はないし貧乏だけれども人は集まってくる“というそういう人間に僕はまだなれてはないと正直思ってるので、少なくとも政治の世界を目指すということで、国民の意見を反映させる”代議士”っていう言葉の通り、国民の声を変わって代表するっていう意味では、やっぱりこうリーダーシップとかそういった面ではこういう劉備の言葉っていうのは大事にしていきたいなという風に思っているということですね。



5,“緊張“を楽しめるように!


鈴木
スピーチやプレゼンテーションが得意と書いてあったんですけど、得意だなと感じた経験などはありますか?


Frank Aramoto
そうですね。うちの通っていた小中学校が日本では結構珍しい小中一貫校の私立学校だったんですね。小中学校で毎年スピーチコンテストをやったり、1学期に1回スピーチテストをやったりなど、人前に出て話すっていうようなことを結構させられるところだったんです。そこで結構自信がついたっていうのもあるし、あと海外に行ってたので、“日本的な慎みの心を持ちながらも、 やっぱり自分が主張すべきことは主張していこう”っていうスタンスでいたんですよね。


実は昔、芸能界行っちゃおうかと1回思ってた時期があって。人前に立つ仕事してみたいなっていう風に昔から思ってたんですけど。

芸能事務所とか色々見てたりとかした時に、推しの俳優さんとかがたくさんいる僕の1番好きな芸能事務所があるんですね。“トップコート“っていう事務所があるんですけど、そこのトップコートっていう事務所の社長さんが”プロフェッショナル仕事の流儀“に出ていて。そこで言っていたのが 「緊張を楽しめるようになる人になりましょう。それがいろんな様々な場所で活躍している人の条件だと思います。」 いうような話をされていて。

当時は僕スピーチ嫌いだったんですけど、この方のドキュメンタリー番組を見て、別に失敗してもいいんだと、むしろ緊張を楽しめるようになろうと。すごいドMみたいなこと言っているんですけど(笑)

それが結構うまく効いて、中2とか中3になってからユーモアをバンバン言ったりとかふざけてみたりとかいうことを結構人前でやりだして。先生に怒られないギリギリの範囲で全校集会とかでわーわー騒いで、生徒会副会長っていう権限を使って、色々騒いだりしてたんですけど、今の政治活動だったりとか、人前に出て何かするっていうのにも生かされてるなっていう風に感じるし、それが今のスピーチやプレゼンの得意とよりは楽しいなっていう風に思えるのがやっぱりきっかけはやっぱりこの人かなっていう風に思ってます。


鈴木

ありがとうございます。



6.将来の夢


鈴木
では続いて、先ほども少しお話されてたとは思うんですけど、将来の展望についてまだ語り切れてない部分があればお願いしたいです。


Frank Aramoto
そうですね。自分は外交安全保障に興味が元々あったので、自民党のとある国会議員さんと すごい仲良くさせてもらってて。でその方が言うには秘書がわりの政治家とか政治家の運転手とかから始めて、最初は政治家の議員の犬のお散歩とかやらされて、だんだん出世していって、秘書トップの秘書になって、そこから政治家になるっていうルートが大体国会議員の4分の1以上多分占めてると思うんですけど、

「そんな秘書だけやってなんかあたかもこ国が全部知れたとか、国民の声が全部聞けるような政治家なんてなれるわけがない。だから少なくとも政治家になるのであれば民間なり、社会的な経験を積んでから議員になりなさい。」

という風に言われたので、元々官僚にも興味があったので、じゃあ“外務官僚”を目指そうということで。自分が海外行ってきていろんな人に会っていたっていう趣旨も合致するし、日本っていう国を代表していろんな人と交渉したりとかいろんな人と喋ったりとかっていうのは元々自分も好きなので。でも国会議員さんが言うには

「外務官僚になってから政治家っていう道も確かにいいんだけど、ただそうするとやっぱり霞が関と永田町の政治の中心の雰囲気だけを味わって政治家になるとそれもそれでよくない」

「民間経験積んだりとかNPOとかやったりとかして議員になるのが1番いいんじゃない」というような話をされてたんで、障がい者支援に関する事業を立ち上げてみようかなって思ってたりもしてるんですけれども。それが一通り終わってから国会議員になろうかなと思ってます。


その後は、僕は“国民が自信を持って暮らせる日本へ“っていうのをキャッチコピーにして活動してるんですけど。自信を持って暮らせる国にしてほしいなとなりたいなというのと、最終的に日本がもちろん経済的にもそうだし 文化的な面であったり、いろんな面で日本が強くなるということによって、より世界に貢献できる、少しでも発展途上の国とかそういう困ってる人たちに何かしらこう手が差し伸べれるような、それぐらいの余裕があるような日本にしたいなという風に思ってます。


鈴木
ありがとうございます。


最後に


嶋根
私も今まであんまり政治系のことに関わった経験もなく知識も全然なく、政治って難しいっていうかちょっと持ってなかったんですけれども。何かのきっかけをもとに政治の世界に入って高校生ながらに活動してるっていう今日のお話聞いてすごいなと思って私も興味が湧いてきました。今日はありがとうございました。


Frank Aramoto
ありがとうございます。



<ライターあとがき;籔内>

Frank Aramotoさんのインタビューは、私がライターとして書いた初めての記事でした!

どうやったらFrank Aramotoさんの思いが正確に、分かりやすく伝わるだろう、、?と自問自答しながら記事を書きました。

一時間のインタビューで、幼少期の頃の海外生活から現在の“日本維新の会 学生部”の活動や将来への思いなどを、幅広くも深いところまで語っていただきました。

ひまわりの種会議は本当に“高校生の人生にフォーカス”した、“高校生が人生を語れるメディア”なのだと記事を制作中に改めて思いました。


“国民が自信を持って暮らせる日本へ“がキャッチコピーのFrank Aramotoさん。

これからの活動も応援しています!

貴重なお話をありがとうございました!!


今後も様々な自分語りをお届けしていく予定です。

主に高校生を対象として、ひまわりの種会議はインタビューを行います。興味のある方は是非、以下のフォームよりお申し込みください。(メールアドレスは収集されません。)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeSSkboIoG80H9J4s7iEv3__tcGjYLTBsUPcJaCXNRLrrxxuA/viewform?usp=sf_link


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