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📖未来に先回りする思考法📖

2024年5月20日(月)読了

作者:佐藤航陽 さん
概要:「空を飛ぶ機械ができるのは何万年も先」「宇宙船なんて、夢のまた夢」「実名で登録するFacebookは日本では流行らない」「おサイフケータイが使えないiPhoneは流行らない」という意見が大多数であったにも関わらず、それらはすべて実現されている。そして、そういう意見があったことすら忘れ去られている。このように、人間は未来を見誤ることが多い。それはなぜか。その原因は「思考法」にある。

なんとなく書名に惹かれて読んでみましたが、結構おもしろかった。
珍しく、いくつもハイライトをつけながら読んでいました。

印象に残るフレーズはいくつかありますが、
「今の自分の能力に基づいて意思決定してはいけない」
(作中より)
というようなことは、なるほどだなと思いました。
一般的に何か目標を立てるときには、今の自分の能力や知識を判断材料にして、このくらいなら達成できそうだなと考えがちですが、時間が経つにつれて自分の知識や能力はアップデートされていくもので、その結果として当初よりも多くのことができるようになり、考えていたよりも高い目標を達成することができていたのに、大きな機会損失になってしまう。
できるかできないか悩むことは、「できることの射程圏内」と考えられる。
というようなことが書かれていました。

仕事の中でも毎年目標設定をしており(ただ、再雇用になってからはちょっとゆるい目標設定になていますが)、ついつい当たり障りのない、かつ、今のまま惰性で続けていけば達成できそうな目標を設定しがちですが、時間とともに自分もアップデートされているという視点は持てていなかったので、これからはそれを意識しながら目標を考えたいなと思いました。

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