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私の考える強さと弱さについて

昔、男性から、

精神力が弱い。

と言われることが多かったから、自ずと人の強さや弱さというものを考えることが多かった。

最近、私自身が強い、と言われることが多くて、

いったいどっちやねん!?

と考え始めたということが正直なところである。

家庭生活と仕事の比重が変化してきたからかもしれない。
どうしても仕事をしていると、腹をくくる場面も多く、どうしたって強い部分を出すことになるのではないだろうか?

昨日も書いたけれど、私の仕事が大学受験に絡むものなので、学校とは何ぞや?学歴とは?と考えることが多くて、だから自ずと自分の高校時代を振り返ることも多くなる。

最近、答えが出てきているようだし、なぜ高校が嫌だったのかもわかり始めてきた。

入学してすぐに勉強がというよりも、学校が好きではないことに気付いた。
みんなが利己主義の塊のようで嫌だった。
それはそうだろう。
割りに早くに人生に目覚めて、まあ言ってみれば競争に勝ちたい、勝つことを至上命令としているような人たちの集まりだったはずである。
腹を割って話すなどということが本当にあったのだろうか?
建前が多い世界だったのだと、今ごろ、あれこれ知っている有様である。


勉強においてはみんな強い人たちの集まりだろう。
優秀だと言われる人たちの集まりなのに、それでも一番から最下位まで決まる世界。強くならなければ生きて行けない。

でもそういう話ではない。
成績に裏付けされた自己肯定感などたかが知れている。
そうではなくて、何があっても自分は自分の味方であると言い切れるかどうか?

本当に失礼な話だけれど、10年ほど前に、いろいろ仕事を中心に悩んだときに、高校時代の知っている人たちがどうしていて、どんな考え方をしているかということをネット上で調べてみた。

そしたら、なあんてことなくて、

ああ、当時結構張ってはってんな。

とか、

結構何かに盛ってはってんな。

ということがわかり、そのことにお付き合いし、言われたことをまともに受けていた私がいかにアホやったかということに気付いたのである。

みんな自分を守るのに必死だったし、ちょっとでもいい立ち位置の人間になるのに必死だったのだと思う。私だって例外だとは思っていない。

でも、少なくとも、周りの人に嘘ついていたりはしていなかった。

いくら何でも、最下位だと言ってはばからず、自分はある芸術がしたいと言って周りを振り回していた人が、第一志望は関西トップの〇大だった、青春を謳歌しているうちに気が付いたら下から2番目だった、という表記を見たときには呆れた。
あるいは、結構音楽で尊敬していた先輩が、子どもの大学を自慢して、フェイスブックに載せているのを見たときには、これが憧れていた先輩か・・・、と残念に思った。

そういうの、結構弱いってことにならないかな。
人間がそういうものだというのはわかる。

でも、本当のことを言い、目の前のことに結構私なりに誠実に取り組んできたし、そのことを認めようとしなかった先輩よりは私の方がずっと強く生きているではないか。

先輩なんてどうでもいいけど、最近、大きな声を出して、誰かをいじめている人って、実は一番弱い人なのだと思い始めた。
普段は優しくて、穏やかだけれど、粛々と自分のやるべきことを進め、とにかく少しずつでも前進しようとする姿勢で、周りと比べない人。
いつも誰かと比べて、何なら、自分の仲良しの人が○○の立場になっている、ということまで使って自分を持ちあげようとする人があまり好きではない。

もちろん私だってそういう表現することはある。
でも、それは○○が頑張っているから私も頑張る、とか、あるいはほかの職業と同じように語っているだけである。

たぶん嫁いびりもそうなのかな。
本当は自分の立場が脅かされそうで、嫁を認められなかったり、あるいは一生懸命にやっていることに気付かないふりをしているだけかもしれない。

先輩はとうとう音楽とか部活動で私のことを認めることはなかった。
私と音楽との関係性において、結構なことをしてくれたと思っている。
でも、だからこそ今でも音楽を追いかけているし、おそらくは、気にしている間は努力するだろう。
下手だと言われ続けたから。

でも、先輩の専門は音楽である。

でも私の専門は国文学である。

その違いはどうなるのだろうか?

もう一人の先輩も、私と同じ人間相手の仕事である。
その高度な専門性は抜きにしたとしたら、おそらくは私の方が人間を見ている自信はある。

こんなにしつこいことを書きたくなるのは、それだけ人権蹂躙されたという事実に最近気付いたからである。

誰かの思い出の中に、自分がそういう形で残りたくはないな。

でも、よほどのことをしない限り、そんな風に、みっともない人として残る人にはならないんじゃないかな。

そして、何より嬉しいのは、なんとか真っ直ぐに捉えようとしていたけれど、どうしたってその人たちの美しくなさに最近気付いて、ああ、私の方がほっぽどましだわ・・・、と思えて来たと言うことである。

まっ、比べる相手でもないし。(笑)

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