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今日こそ書斎を完成させよう!ーいやいや本の話からディズニー・ランドの話。

今日は、なんていいお天気!
今日は、今日こそは、仕事場の二階の書斎を完成させようと思っている。
ここは、数年前、生徒たちの合宿に使った。
まだだだっ広いままになっている。
書棚を一つ買ったって、あっと言う間に埋まってしまうし、それに購入するだけではなく、ご近所の高校の先生が亡くなって、奥様が処分に困っていらっしゃるのをお聞きして拝見した本の中には、喉から手が出るほど欲しいと思われる哲学書や歴史書があり、当然にたくさんいただいてきた。
辞書もある。
私は辞書が好きである。
仕事柄当たり前。

クローゼットもそのままになっている。
どれか一つ潰して、素敵な本棚にならないだろうか?

かてて加えて、最近、これは褒められたことではないが、仕事や家事のせいでか、本を読むスピードが以前に増して(これは本当に読み方が粗くなっているわけで、心底反省している。ただし、子どもたちは私の三倍は速いが、でも内容は入っている様子なので、私もそれを目指したい。)、一冊一冊読むことにありがたみが薄くなっているようである。

そういえば、息子は本当にありがたみのない奴である。
倹約を謳っていた頃、私は、

これからはちょっと節約します!

と宣言し、要らないものは買わない!と決めた。
それをみんなで守っていたのに、ある日姉の教材を買いに本屋さんに行ったとき、息子が、まっすぐに手を伸ばし、

これ買って―!

と大きな笑顔で、振り上げた本は、はやみねかおる先生の本だった。
新刊が出るのを待ちわび、いつも本屋さんに行っては、

新しいのが出ていないのかな?

とばかりにチェックしていたのである。
そこは子ども。

母さんが節約、倹約と言ってるけれど、これだけは買ってもらおう!

ということだった。

これをイオンのお茶の専門店、ルピシアに行ってもやられた。
イオンの入り口に入るやいなや、お店に向かって駆け出し、試飲用の茶葉が置いてある、小さな可愛い器を手に持ち、クンクンにおいを嗅ぐと(まるで犬のようではないか!?)、

これ買って―!

と直線斜め上に腕を伸ばし、その器を振り上げた。
母の財布の中身は当然に寒くなる。
お茶は大好き。でも家計もあるのである。トホホ。

家の娘と息子はおばんにおじんか!?
と思ったこともある。

息子などは、

わしゃあ、じいさんでのう・・・。ホッホッホ。

と縁側でお茶を飲むおじいさんのフリをする。
それも嬉しそうに。

娘は、コンビニに売っていた、幾分お高めのしょうゆせんべいが好きで、よく買いに行っては、ぼりぼりぼりぼり自分の部屋で食べていた。ときにカレーせんべいに変わった。

私が

ちょっと買い物に行ってくるけど、何か買ってきてほしいものない?

と訊くと、もちろん、

コンビニにも寄るんだったら、しょうゆせんべい買ってきてくれない?

と大阪弁がしゃべれない娘は(私の娘か!?なぜか習得できない。)、標準語で美しく言うのである。(笑)

彼女は現金である。財布のひもが固い。
父方のおじいちゃんとおばあちゃんからいただいた、五千円を、ずーっと何年も財布に入れたままだった。若くてまだ生活が苦しかった頃に生まれたこの娘と、幼稚園に行った頃に私が外で働きだした息子では、お金の使い方も違った。

息子は、

まるでお大尽様のように使う。

と父に笑われていた。

そう、娘は、自分のお小遣いでおせんべいを買うときは自分の部屋でぼりぼりやるが、私が買ってきたときにはリビングかダイニングで食べる。

なんだか現金ではないか。
結婚したら、きっと家計のやりくりはうまいが、家族にうるさいおかんになるだろう・・・。(笑)

夫が、やはり経験が大事だろう、と我が家にしては奮発して、ディズニー・ランドに連れて行ったときの、あの感動のなさ。天候のせいもあったが、

早くホテル帰ろう・・・。

とさっさと帰りたがり、これでは何のために来たのかわからず、せめても、と夜のパレードには出掛けた。子どもたちは当然乗り気ではない。

それなのに、大阪のUSJはまあまあ楽しんでいた様子であったが、京都や奈良に出掛けたときの、カメラマンを買って出た(というより、カメラを放さない。)息子は、寺を見ては、パシャパシャパシャパシャやっている。
金閣寺の模型が千円で(しわい家の話で済みません。)売られているのを見て、お小遣いを減らしたくない息子は(もらったお金をゲームにつぎ込みたかった。)、ほしくて売店の前で身を捩り、うだうだうだうだ言い出した。
当然のように、

おばあちゃん、買ってあげよ。

と言われて、ご満悦。

USJでは、キャンディーのたる一つをさっさと買い込み、ずっとペロペロ園内を舐めて歩いていて、何も欲しがらなかった息子が、金閣寺!?
好みが渋すぎる・・・。

これでは、将来、彼女ができても、デートに困ったらどうしよう・・・?

と要らぬ心配をした。

が、極めつけは、ある日、小学生と幼稚園児だった二人に、

ねえねえ、もしもディズニー・ランドと中国だったら、どっちに行きたい?

と聞いたとき、即答で、二人声を合わせて、

中国!

と言われたときには、唖然とした。
どうしよう・・・?

最近では、もう勝手にしてくれ。趣味がおばんにおじんで、振られようが、相手がいなかろうが、私のせいではない。たぶん。

ええって。
そういう人を好きな人もきっといるって。
ディズニー・ランドとUSJを楽しめなくても、別におかしいわけではないって。

ただね、あんたたちの母は、USJにはとっても関心がある。
なぜなら、超絶凄腕マーケッターの、森岡毅さんの本を読んだからよ!
CMを思い出せよ!
コンセプトがわかれば、ほんっとおもしろいから!

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