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のほほんとしていたいけれど、もっともっと学ばなければ、変化しなければ、周りをよく見なければ。(歩きながらはじまること)

西尾勝彦著「歩きながらはじまること」を読みました。

今、ではなかった。

本を読んでいるのに、ことばを目で追っているのに、

頭にも心にも、全然、入ってこなかった。


将来に対する漠然とした不安に襲われていて、強いことばを求めていた自分に気が付いた。

西尾さんのことばは、「強い」ことば、ではないと思った。

強いことばを求めている、自分の弱さに気が付いた。


季節がぐるりと一周まわっている焦り。

この1年、これまで、一度も経験したことが無いほど、ひとり、家にいて、

なにができただろうか。

活き活きとしていただろうか。

誇りを持てるような仕事をしただろうか。

胸を張っていられる生き方をしているだろうか。


もやもやもやもや、止まらずに。

文字を目で追って、何か強いことばを求めて、ページをめくりつづけたけれど。

決して、求めていたことば、探していることばには出会えなかった。


以前、西尾勝彦著「のほほんと暮らす」を読んだ。

「のほほんとした人かなと思ったら」という詩が印象的だった。

それから、1ヶ月と半月程経って、「のほほん」としていて良いのだろうかという焦りを感じる。

のほほんとしていたいけれど、もっともっと学ばなければ、変化しなければ、周りをよく見なければ。

今のままでは、いけない、という気持ちが、

本との対話を、ずっと邪魔していたと思う。