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鉄道輸送について(存廃を含めた私見)

ここ最近、鉄道に対して私自身はネガティブな発言をしていると思います。
特に、地方ローカル線についてはかなりネガティブです。
理由は、利用者の減少ですね。
日本の鉄道は、鉄路・信号設備・鉄道車両等すべてを含めて「民営・企業」である以上は、株主に厳しい意見を言われるため、利益を出さなければならない。2020年春から続くコロナ禍で旅客収入が減っている以上は、赤字路線は切り捨てるのが企業の姿勢です。「企業なら、儲からない路線は廃止するのが普通」なのです。
実は、地方ローカル線については、コロナ禍前から存続自体が疑問視されてきました。中国地方の路線は、「必殺徐行」で保守をなるべくしないようにして維持し続けていました。それでも、1000円稼ぐために25万円の費用がかかる場所があります。もう、破綻している路線は存在しているのです。

なぜ、地方ローカル線は利用者が減ったか。
最も大きな理由は「道路が整備されたから」です。
道路が整備されれば、通勤をする人は自家用車を使います。便利ですから。
そして、都市間輸送として、高速道路等を使ったより安価なバス輸送が発達します。
鉄道以外の移動手段が便利になったのです。

鉄道がなくなると寂しいかもしれません。シンボルみたいなものですから。
でも採算が取れず維持のできないシンボルはなくさなければなりません。
鉄道がなくて困る人(高校生位でしょうか)はいるかもしれません。それは、バスで代替すればいいのです。高速バスと連携すればいいのです。

その地方ローカル線は、本当に必要ですか?

追補

概ね、次の動画の内容に同意です。

【完全解説】輸送密度1000未満の路線は協議会設置、3年で存廃の方向性を決定【国土交通省ローカル線検討会の提言公表】 - YouTube


JR西日本の営業係数(100円の収入を得るのにいくらの支出・費用がかかるか)

営業係数が100を超えたら赤字です。

根本的には、次の動画のとおりです。

全国の路線バスの赤字がすごいことになっているらしいが、鉄道の赤字も凄い。というか、クルマ社会をなんとかしないと、状況は変わらないのでは。 - YouTube


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