見出し画像

UI トレースに飽きてきたデザイナー向けのおすすめ勉強法 10 選

UI トレースはツールの練習にもなるのでとてもいい勉強法です。
しかしそれ以外を知らなかった駆け出しの頃から、やっとけばよかったと後悔している個人的な勉強方法を 10 個ピックしてみました🥳

グラフィックやバエる Web サイトは経験が浅いものの UI や UX とか組織立ち上げっぽい領域は広く浅くかじってるのでそのへんに興味がある人向けだと思います。なお当然ながら独断と偏見、経験則で選んでいますので、これを実践したから絶対成長するとか〇〇会社に必ず行けるとか保証はできないです笑

1. いろんなキャリアパスを知る

デザイナーという職業には資格があるわけでも大学に行ったからなれるわけでもありませんよね。事業会社とクライアントワーク、フリーランスなど関わり方が違えばそれぞれの成長戦略があると思いますし、求められるものも異なります。
そんな中、いきなり自分にあった環境を選び抜くのは難しいと思いますが、どんなデザイナー像だったらなりたいのか、またはなりたくないのかだけでも把握できているとギャップから課題を見つけられるようになります。
いろんな先輩デザイナーがスキルマップを出しているので、それを参考にするとどのようなチカラが求められているのか想像しやすかったです。
また Meety のおかげでカジュアル面談がよりカジュアルになってきているのでインタビューをして見るのも楽しいかも?


2. 「デザイン」が指しているものを理解する

「デザインが大切だ」と言ってる会社があったとしても、お互い指し示すものがずれているなら幸せになれるとは限りません。
世間の思うデザインとデザイナーの思うデザインとを比較すると、デザイン自体が広義かつ曖昧になっています。広義と言ってもアカデミックな場所ではない場合はある程度パターン化されているので、気になる求人を数件見て『何ができる』と〇〇デザイナーと呼ばれているのか分析してするのがオススメです。

哲学や宗教、文化までガチガチに考え抜く必要はありませんが、自分と相手が言っている「デザインとは何なのか?」「何を期待されているのか?」をすこし深堀りすると相互に過度な期待をせずにすむかもしれません。


3. 全体を作ってからちょっとずつ良くする

気づくと部分的な作業に集中して作っていませんか?『完璧よりも完了を』という言葉を知ってはいても、なかなか実践しづらいですよね。
例えばトレースするときやデザインを始めるとき、『見積もった時間の 1/5 で作りきってから改めて気になるところを直す』 x N というようなサイクルを試してみてください。(何回やるかとかどのくらい早く一旦完成させるかは時と場合によります)
天才は違うかもしれませんがいきなり正解を出せる人はいません。デザインは改善し続けるものなので完成はない、という姿勢を身につけられるといいですね。

仕事にはスケジュールや納期がありますが、自分が関わらなくなったあとも世界は続きます。作っているモノゴトに愛情を注ぐのはとっても素敵ですが、残酷なことに世の中は待ってくれません🥲 いつか巨匠になったら存分に待たせてやりましょう!


4. 様々な職種の仕事内容を(ざっくり)知る

意外とデザイナーは個人で仕事をすることは少ないですよね。
大きな会社とのクライアントワークであればデザイナー同士で仕事ができるかもしれませんが、そうでなければセールスや開発者、経営者といった様々な方と直接関わります。
例えば大手求人サイトの情報等からどんな職種があるのか調べてみたり、それらの関係図が書けるくらいには他職種の仕事内容や業務フローを想像できるようになっておくと少なくとも気が利く人になれそうです。
特にエンジニアや PdM がどのような観点や役割で仕事をしているのか、どんな困りごとを抱えやすいのかは把握できているとデザインもやりやすくなります。
また UI のデザインをするなら何らかの Jobs(業務)を再解釈すると思うのですが、1 つのドメインをめちゃくちゃ詳しくなっていくのはどうしても限界があります。構造的な支点と力点、作用点のような、それぞれの似ているところを知っておくだけでも仮説をたてやすくなったり、過度に尖った意見を鵜呑みにしづらくなります。


5. (トレース以外の)情報発信をする

本を読んで学んだ気になっていませんか?
実践せずに成功した人は 1 人もいません。満足するまで情報を集めてから動こうとする人も多いですが、結局その理想的な情報量ってどこからかわからないんですよね。むしろだんだん詳しくなって、いつまでも知識は吸収したくなっちゃうこともあると思います。
もちろん読書は重要ですし体系的に学べば定着が早くなるかもしれません。しかしいつまでも知識を使わないでいるとどんどん薄まっていくことが証明されています。

まずはななめ読みをして情報を構造化し、人に伝えるつもりで発信できる形にまとめてみましょう。そうすれば自ずとわからないところも見えてきますし、わからないところを発信するだけでも教えてくれる神のような存在もあらわれたりしますよ。
情報は道具なので使わなければ鮮度は落ち続けてもったいないですからね。



6. デザインシステム間の差分を考える

有名な Human Interface GuidelinesMaterial Design の 2 つでも差分があります。なぜそのような違いが生まれるのでしょうか?

どれか 1 つを誰よりも詳しくなって信者として生きていくのも幸せかもしれませんが、「なぜそのデザインなのか」を言語化することは常に求められます。
デザインシステム間でなぜ差分が生まれたのか?を考えることでパターンをより深く学びつつ、もし理由を説明しているものがあれば納得できるか見てみましょう。
また私自身はプログラミングをあえてしないようにして生きてきたのですが、チャレンジできる環境があればやってみるのもアリですね。Desirebilty だけ追い求めても実現可能性や持続可能性がなければ世の中に出ることはないように、Web をデザインするなら Web のエンジニアが、ネイティブアプリなら iOS なり android のエンジニアがどう作っているか知っておくとデザインの質が高まる気がします。


7. 自己流トレンドを見つける

3 ヶ月に 1 つくらいは「これが流行る!」みたいなトレンド記事を見かけると思います。これらを見てどんなものが流行っているか知るのもいいですが、自分なりの仮説を持っていると答え合わせの楽しみがあります。
個人 Notion や miro の中で 4 - 5 個気に入ったものを組み合わせて、自分流マイクロトレンドを定期的に作るような方法です。本当にそれが流行っているかはあまり問題ではなく、無秩序の中から再構成するスキル、もしかしたらこじつけかもしれませんができると簡単に他のパターンや引き出しに気づけるようになったりするかもです。
また UI だけでなく社会の潮流や今後来そうな技術、新しい文化など派生が効かせられるので UI に飽きた人は少しタカの目をゲットしてこれからのことを教えて下さい。


8. Figma Community のファイルで気に入ったものをリデザインしてみる

Figma の Community ファイルはすべてコピーができ、Draft で編集することが可能なのはご存知でしょうか?
ファイル構成やレイヤー名の付け方を学べるだけでなく、自分だったらどこを改善するだろうか?もし違う属性のユーザーに向けてピボットするならどうするか?低コストで作らなければならない時に何を削るか?など勝手に課題を設定してより実務的なトレーニングをすることも可能です。
もしデザイン実務がわからない場合は、仮に自分がユーザーだったらどこを改善してほしいか?ニーズを探して適用するだけでも学べるものがあると思います。
単純にインスピレーションとして活用する方法もあります。実務で Community File を直接使うことはあまりないかもしれませんが他者がどうやっているかは十分参考になります。



9. 普段お世話になってるお店のためのサービスを作ってみる

普段訪れている飲食店や服屋さんが求めるようなプロダクトでも自分が好きでたまらない会社の人たちが喜ぶ何かを考えてみると、いつもと違う物が見えたりします。

どのようなビジネスモデルで会社が動いているか、お金と価値の流れと関係者を図式化しどこをプロダクト化するか考えてみる方法です。実際のプロジェクトではないので雑で問題ないですが最も重要なのはしょーもなくていいのでアイデアを出すことです。
やりながら自分が分からないと思ったところはだいたいネットに解決策があると思います。一方で再解釈や情報を統合したものはあなただけのものです。あなたなりの発見や自分の感覚で分解したものは誰もマネできません。
もしどうしてもアイデアが出ないときは、もっとこうしたほうが良いんじゃね?この業務いらないんじゃね?みたいなやや批判的な思考をあえてするとアイデアが出やすくなる気がします。あるいは問いや HMW の立て方そのものを練習するとか。
(そのまま発言すると友達を失うので気をつけてw)


10. 英語で流行ってる記事を毎日 1 つ以上翻訳してみる

英語話者は 13 億人とも言われているので、相対的にも良質な記事の数が多くなると思います。人口比率で考えれば日本語で得られる知識はそこまで多くないと言ってもいいでしょう。
海外ではデザイナー向けのキュレーションサイトも複数あり情報量が圧倒的です。(私は英語苦手なので DeepL や Google Translate を使って読んでいます。)

これらをまとめて蓄積しておけば何もしない人よりも、単純計算 10 倍の速度で知らないことが減っていくかもしれませんね。






最後に

何かしらの努力がまったくの無駄になるとは思いませんが、効果が出たものを努力と呼ぶのが社会の厳しさだったりしますよね。天才でなければ様々なスキルに優先度をつけて投資したいものです。
とはいっても 10 年後は今ある仕事の 49% はなくなると言われいてるこのご時世に、正解はありません。何でもかんでも ROI 至上主義で理論武装するより、子供のようなナンデナンデ星人になったり曇りなき眼で見定めるほうがあなたらしさが出るかもかもしれませんね。
本記事も例外ではありませんが何か知ってるふうに言ってる人は定性的に発言してるか生存者バイアスが強いだけかもしれませんから、自分の意志と頭で選び抜いた結果を、正解にしていきましょう。

それから、こういう方法もやってるよ!とかこれはやったけど微妙だったかもとかがあればぜひシェアしてください!!!
私も伸び悩んでるので絶対読みます。


あと調べてたらほかにも色んな人が学習の方法や履歴を出してくれているので、一緒に強くなってデザイン業界を盛り上げていきましょ〜🥳🥳🥳


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?