ヘボドラマー猫

アマチュアジャズドラマーの会社員です。 アメリカのジャズピアニスト・作曲家であるシダー…

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アマチュアジャズドラマーの会社員です。 アメリカのジャズピアニスト・作曲家であるシダー・ウォルトンの素晴らしさをもっと世に広めるため、彼の音楽に関する記事を中心に投稿していきます。

最近の記事

『A Night at Boomer's vol.1』シダー・ウォルトン アルバムレビュー#5

1973年1月4日、ニューヨーク、グリニッチ・ヴィレッジ「ブーマーズ」にて録音 レーベル:Muse パーソネル: Cedar Walton(p) Clifford Jordan(ts) Sam Jones(b) Louis Hayes(ds) シダーのリーダー作では初のライブ盤です。 録音場所の「ブーマーズ (Boomer's) 」は1970年代にニューヨーク、グリニッチ・ヴィレッジにあったジャズクラブで、シダーはここを活動拠点の一つとしていたそうです。後年、ルイス・ヘ

    • なぜ私はシダー・ウォルトンのファンになったのか

      なぜ私がシダー・ウォルトン(アメリカのジャズピアニスト、作曲家)のファンになったのか、その経緯を書いてみました。 「筑波大学ジャズ愛好会」への入会 私は2009年に筑波大学に入学し「筑波大学ジャズ愛好会」というサークルに入りました。そこでジャズドラムを始め、2023年現在まで細々と演奏を続けています。 ジャズは高校時代からほんの少しだけかじっていて、マイルス・デイヴィスの『Bitches Brew』やビル・エヴァンスの『Waltz for Debby』といった超有名アルバ

      • 『Breakthrough!』 シダー・ウォルトン アルバムレビュー#4

        https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_k7UoaccFDYOWbxbyI3bDYzERdEiUv_DfQ&si=hKJ94h-ucIsgpvzS 1972年2月22日、ニューヨーク録音 レーベル:Cobblestone / Muse パーソネル: Cedar Walton(p, el-p) Hank Mobley(ts) Charles Davis(ss, baritone saxophone) Sam Jones(b) B

        • 『Soul Cycle』 シダー・ウォルトン アルバム・レビュー #3

          1969年7月25日、ニューヨーク録音 レーベル:Prestige パーソネル: Cedar Walton(p, el-p) Reggie Workman(b) Al "Tootie" Heath(ds) James Moody(ts, flute) Rudy Stevenson(gt) シダー4枚目のリーダーアルバムです。 3作目の『The Electric Boogaloo Song』は、残念ながら音源が入手困難で、10年来のシダーファンの私もいまだに聴くことがで

        『A Night at Boomer's vol.1』シダー・ウォルトン アルバムレビュー#5

          『Spectrum』 シダー・ウォルトン アルバム・レビュー#2

          『Spectrum』 1968年5月24日、ニューヨーク録音 レーベル:Prestige パーソネル: Cedar Walton(p) Richard Davis(b) Jack DeJohnette(ds) Blue Mitchell(tp) on 1,3-5 Clifford Jordan(ts) on 1,3-5 シダー2枚目のリーダーアルバムです。 前作の『Cedar!』同様にピアノトリオ+トランペット、テナーサックスのクインテット編成ですが、シダー以外のメン

          『Spectrum』 シダー・ウォルトン アルバム・レビュー#2

          『Cedar!』シダー・ウォルトン アルバム・レビュー#1

          『Cedar!』 1967年7月10日、ニューヨーク録音 レーベル:Prestige パーソネル: Cedar Walton(p) Leroy Vinnegar(b) Billy Higgins(ds) Kenny Dorham(tp) on 1,2,4-6 Junior Cook(ts) on 1,5,6 シダー33歳のときに録音された初リーダー作です。 ジャケットは 「Cedar」(杉)という名前からの安直な発想で(笑)、木目調のデザインになっています。 トランペ

          『Cedar!』シダー・ウォルトン アルバム・レビュー#1