前鋸筋は僧帽筋とセットで考えよう

リハ塾の松井です!

肩関節において、腱板筋群は当然重要な筋群なのですが、「前鋸筋」も同じくらい重要な筋肉です。

腱板筋群が肩甲骨に対する骨頭の動きをコントロールするのに対し、前鋸筋は骨頭に対する肩甲骨運動をコントロールします。

特に肩関節おいては、肩甲胸郭関節は浮遊関節なので、肩甲骨から見た骨頭、骨頭から見た肩甲骨のコントロール、両方の視点から肩関節運動を考えることがより重要となります。

今回は後者の骨頭から見た肩甲骨という視点から考えた時に、前鋸筋がどう機能するべきか、前鋸筋が働くためには何が必要なのか。

個人的には、前鋸筋単独で評価するということは少なく、必ずある筋肉と一緒に評価しています。
その辺りを中心に解説します。


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