リハ塾〜セラピストのためのブログの教科書〜ブログ運営の方法と今後の展望

最近ではセラピストでもブログを書かれている方がかなり増えてきましたね。
そんなブログですが、私が約1年半ブログを運営してきたノウハウと今後の展望についてをこのnoteにまとめました。

このnoteを読むと以下のことが分かるように構成しています。

・ブログを始めることのメリットを理解できる
・ブログ運営の流れが理解できる
・アクセスを集める記事のコツが分かる
・読まれやすい記事の構成が分かる
・ブログを使ったブランディングの方法が分かる

私がブログを運営してきたことの全てをまとめました。

ブログは個人を簡単にアピールできる優れたツールです。

どんなに優れた知識や技術を持っていても、発信しなければ誰も気づいてくれません。
逆にブログをしっかりと構築したら、たくさんの方に自分のことを発信できる武器になります。

セラピストであれば、自分の学んできた知識や技術をまとめて発信、他のセラピストがそれを読むことで臨床に活かし、1人でも多くの方が救われるかもしれません。

私自身も他の素晴らしいセラピストの方々が書いたブログは拝見していますが、わざわざ時間とお金を使ってセミナーを受けに行かなくても簡単に情報を得ることができます。
私みたいに地方に住んでいるセラピストにとっては非常に助かるのです。

また、セラピストだけではありません。
私のブログにはセラピスト以外にも一般の体の悩みを持った方、家族の体をなんとか良くしてあげたいという想いを持った方々からたくさん質問をいただきます。

一般の方もネットを使ってリハビリの情報を簡単に手に入れられる時代です。
やり方次第では、ブログを通じてセラピスト以外の方々にも助けにもなることができるのです。

セラピスト→セラピストへのセミナーが多くなっていますが、一番はセラピスト→セラピスト以外の方々へ情報を届けることだと思います。

セラピスト同士のセミナーが悪いことだとは思いません。実際、私自身もセミナーを開催したりもしています。
しかし、セラピストの目的は優れた技術を手に入れることでも最新の知見を知ることでもありません。
そういった手段をもとに体の悩みを抱えた方々を救うこと、リハビリテーションすることです。

そのためにも、「自分が何をできるのか。」

ブログはそれを24時間365日発信し続けてくれる優秀なツールなのです。

・単純に勉強したことをまとめたい
・アウトプットする場がほしい
・副業にしたい
・自分の知識をどんどん発信したい
・影響力をつけたい
・自身のブランディングとして使いたい

理由は何でもいいと思います。
ブログを始めたい、ブログを始めたがどのように構築していけばいいか分からない。
こんな悩みを持つ方々の少しでも助けになれば幸いです。

以下、目次

・私がブログを運営し始めたきっかけ
・ブログを始めるメリット
・ペルソナの設定
・キーワード選定の方法
・読んでもらうための記事構成
・ブログを使ったマネタイズの方法
・ブログを使ったブランディング
・今後の展望
・オンラインセミナー動画


私がブログを運営し始めたきっかけ

*完全に個人的な想いなので興味のない方は飛ばして先を読んでいただいてかまいません。

私がブログを始めたのは今から約1年半前(2018年現在)。
PTとして3年目の夏でした。

私は臨床2年目までは地元の小さいながらも公立の病院で勤めていました。

その病院は私を含め、PTは5人しかいませんでしたがどの方も経験年数20~30年の先生だったので、たくさん教えてもらえるという想いで何となくそこへ就職しました。

今思えば完全に受身で教えてもらうという気持ちでいたのが恥ずかしいですが、当時はそんなことまで考えていませんでした。

実際そんなに甘くなく、周りの先生方は自分から進んで私に教えてくれるわけでもないので、自分で教科書を購入したり関東や関西までセミナーを受けに行く日々でした。

入職時から疑問に思ってはいたのですが、どの先生もどの患者さんに対してもまずは寝かせてホットパック、新患であろうとまずはホットパックを当てていました。
業務開始して朝一番なんかは私以外はホットパックを当てて患者さんをそのままにしてスタッフルームにいるので、リハビリ室でリハビリしているのは私だけなんてこともよくありました。

そして、どの患者さんにも同じように筋トレ、ROMex、歩行練習といった感じで、私が目指していた理学療法士像とはこんなものだったっけ…?と感じる毎日でした。

それもあって、自分で勉強しようとセミナーなどに通い、そこで学んだことを活かそうと患者さんに知識や技術を還元しようと躍起になっており、恥ずかしながら、当時の私は素晴らしいテクニックや手技があればどんな疾患でも治せる!と思っていて、担当の患者さんに当てはまるかどうかも検討せず、習ったテクニックを使って効果があまりなければ使えないテクニックだと、また違うテクニックを習いに行くということを繰り返していました。

そのうち何となくこれは違うということに気づき始め、習ったテクニックなどは使いつつ、患者さんの問題点を考え、どうしたらそれを解決できるかを考察しながら臨床するようになっていきました。

そんな時、上司から「あの患者さん全然良くならないじゃないか。そんなんで良くなるわけないだろう。」と私の意見は一切聞かず、一方的に否定されるようなことが増えてきました。

指摘されて私なりに色々試してはいたのですが、やはり同じことを言われるので、ではどうしたらいいですか?と聞くと曖昧な返答ではぐらかされるだけでした。

そんな上司が患者さんから「肩が痛いのがずっと治らないんだけど…。」と相談を受けても「あなたは肩で入院したんじゃないから別にいいでしょう。」と返していたのを見て、もうここでこの人とずっと働いていくのは無理だと悟りました。

そして、3年目の4月から結婚を機に別の総合病院へ転職しました。
現在もその病院で勤めていますが、前院と比べて病床数もスタッフも数十倍の大きな病院です。

リハビリスタッフはPT、OT、ST含めて100名以上の大所帯。
それだけのリハスタッフがいても、私も漠然としか理解はしていませんでしたが、SNSではよく聞くセラピストの将来や給料の問題などは誰一人考えていませんし、何となく働いて定時になってもだらだら残業していて、私の想いとのギャップにびっくりしていました。

もちろん、皆んなが皆んなそういうわけではないですが、研究や臨床スキルを学ぼうという気持ちの強い方は少数でした。

「松井さん、なんでそんなに早く帰れるんですか?」など聞かれることもありましたが、私からしたらなんでそんなに残業することあるの?という感じでした。

それもあって、今までも何となく不安に感じていたセラピストとしての将来。
本当にこのまま周りと同じように何となくで流されていいのだろうか?と考えることが増えてきました。

そんな時にリハトラネットの中尾さんや未来のPTの西野さん、理学療法士のカラダブログの吉田さんなどのセラピストブロガーの方々の活躍に興味を持ち始めました。

以前も一度ブログをやってみようかなと思うこともあったけど断念していましたが、ようやく本腰を入れて始めてみよう!という気持ちになって今のリハ塾を作りました。

はじめはSEOもペルソナもなんのこっちゃという感じでしたが、約1年半続けると失敗も成功も全てデータとして私の経験値になるのです。
コツコツ試行錯誤しながら書き続け、今はGoogleのアップデートでかなり閲覧数は少なくはなりましたが、最高では月間PV22万人もの方々に読んでいただけるブログにまで成長しました。

それでも私より長くブログをやっておられる先生方にはPV数では適いませんが、PV数が全てではありません。
ブログは自分の個性を自由に表現できるのです。

ブログを通して、某介護メディアから執筆依頼を頂いたり、某産業理学療法のメディアでも記事を書かせていただけることにもなったり、ブログの読者から多くの臨床に関する質問や一般の方の体の悩みについて相談をいただいたりすることも増えました。

他の誰でもなく、私を選んで仕事をいただいたり質問をいただけることは本当にブログをやってきて良かったと思える瞬間でもあります。

1年半ブログを続けてきて本当に世界が変わりましたし、まだまだ可能性を感じています。

セラピストのブロガーはかなり増えはしましたが、今からでは始めるのは遅いなんてことは全くありません。

自分の個性、得意なこと、好きなことを届けたい方々、場所に届けるためにブログという媒体を使うのは大いにアリだと思います。
以前の私のように始めるのってめんどくさそう、どうやってやっていけばいいかわからないという不安を持つ方々のために私の経験してきたことをこのnoteにまとめようと思います。

興味がある方はこのまま読み進めてください。


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