35歳崖っぷちホステスがオンラインゲームで彼氏が出来て気付いたら同棲してた件

コロナ禍も捨てたもんじゃない

出会いは2022年6月。まだまだコロナは収まらず、夜の飲食業界は時短営業が明けてもお客さんの足が戻って来る事も無く０時前には帰宅している、そんな日々が続いていた。
そんな私の楽しみといえば、FINAL FANTASYのオンラインゲームだった。
みんなで共闘したり、チャットでおしゃべりしたり、可愛いアバターで撮影会をしたりと、言わば現実逃避に近い形だ。
たまたま入ったサークルに彼が入ってきたのは私が加入して３か月後の事だった。これと言って彼と交流した訳でも無く、数週間後にサークル内で揉め事が発生して爆散。これにて終了と思われたのだが、彼からTwitterでＤＭを頂き「また一緒に遊びましょう」と書いてあり、とても嬉しかった記憶です。

彼はコロナ禍で出会ったゲーム仲間に誘われてFINALFANTASYを始めたと言う。もしコロナ禍じゃなかったら、やっていなかったと言っていたので出会いとは分からないものだと常々思う。
色々な事が重ならないと、私という点と彼という点が線で繋がることは無かったのだから縁というのは面白い。
たくさんの偶然が重なり合わなければ、この出会いは実現しなかったに違いない。同じゲームサーバー、同じサークル、さらには恋愛に発展するなんて、ほんの些細な違いで全く別の道を歩んでいた可能性だってあります。
でも、そうした偶然が重なり合ったからこそ、この縁が結ばれたのだと思うとロマンチックで、よく言われる偶然は本当に必然なのかもしれません。

流れに乗る

何でもそうですが、流れに逆らっても良いことなんて無いと思っています。
流れに身を任せることが人生で一番良い方向へと示してくれると思いながら生きてきました。
彼と急接近したのは、私がゲーミングPCを買い替えようと、ふと思いたった2月の事です。はっきり言って現状のPCでも何ら不自由も無く使っていましたし特段、古い訳でも無く、決して安くない何十万円もするゲーミングPCを、それでも買い替えなきゃと思ったのが不思議なところでした。
私はこの時、きちんと人生の流れに乗れたんじゃないかと今は思います。

彼に相談するとすぐにおすすめのゲーミングPCの情報を頂き、この時からよく2人で通話をするようになりました。ネット通販にて購入する際には、画面共有しながら一緒に私の買い物を見届けてくれたり、ゲーミングPCが到着した後はセットアップするのにサポートしてくれたりと、一緒に過ごす時間が増え、次第にメッセージのやりとりも増えるようになりました。

似た者同士

お互いの好きなものの話を進める中で、映画の話になった時に私はとても興奮した事を覚えています。仕事中に彼から連絡が来ていて、ゆっくり返信もしたいという思いもあったので返信は後でという気持ちで確認だけしようと思い開いて読んだ瞬間に雷に打たれたような気持になった。
大好きなディズニー作品。「魔法にかけられて」の文字を発見し、まさか彼がこの作品が好きだなんて驚きと同時に私の興奮が抑えられずに、即返信（笑）
しかし、好きなものが一緒なんて話はこれだけでは全然無くて、趣味や考え方の他に、スマホの種類や持っているイヤフォンの色や機種すら全く一緒で、まるで自分自身を見ているようでした。
年齢も性別も、ましてや住んでる所は1300kmも離れている彼が自分そっくりであることに驚いたと同時に面白かった。

運命は突然に

多分、お互いに好きだなぁって思っていても一歩踏み出せない理由は様々だと思う。この関係が崩れたら嫌だなとか、1300kmも離れているし付き合えたとて…とか。多少なりともお互い懸念していたと思う。
これは私たちに限った事では無く、他の皆さんも経験があると思います。
しかし、どんなに距離を置こうとも惹かれあって引き寄せあう、結局のところ私たちは運命の流れには逆らうことは出来なかったのかなって。
オンラインゲームで8人で遊んだ後に、その後は2人で遊ぶ約束をしていました。遊ぶと言っても、ほとんど雑談で、メッセージでのやりとりの延長線上ってところでしょうか。
話が途切れること無く朝方まで楽しく話している中で、彼の言葉の端々から、私に対する好意を感じ取れた。『え？私のこと、めっちゃ好きじゃん！』そう思った瞬間、つい口に出してしまったのです(笑)
このやりとりがきっかけとなり、私たちは遠距離恋愛に踏み切ることになったのですが、当時私たちはお互いのツイッターアカウントに公開されていた1枚程度の写真だけで、お互いの顔をほとんど見たことがありませんでした。
それでも、お互いの内面的な部分で強く惹かれ合い、距離を超えた出会いと恋が始まったのでした。

大逆転

お付き合いを始めて約１か月後の2023年4月に彼の住む土地へ訪れ、初めて顔を合わせる事になりました。2泊3日と短い滞在ではありましたが、彼との出会いは本当に不思議な体験がいくつかありました。この思い出については、また改めて詳しく書きたいと思います。
そこから１か月半2023年5月下旬に彼が私の住む土地に引っ越してきて同棲する事になりました。わずか3か月の間に、遠距離から一気に同棲関係に180度転換したのです。
この急激な環境の変化は、お互いにとって大きな決断でしたが部屋を決めるにしても何にしても物事がスムーズに行く為に、離れているよりもきっと一緒に居るという選択が正解だったんだろうと確信しています。
まだ私たちの物語は始まったばかりで、これからどんな未来が待っているのかわかりません。しかし、困難があれば一緒に乗り越え、喜びがあれば一緒に分かち合っていける、そんな相手に出会えたことが何よりも宝物です。

家でゲームばっかりしていた私が大逆転。同じ趣味を持つ最良のパートナーと出会うことが出来たなんて人生何があるか分からない。
素敵な彼氏が欲しいと願った時に試した、文字おこしをして潜在意識に入れていく宝地図の作り方についても今後書いていく予定です。

最後に

最後になりましたが、この物語を最後まで読んでくださった皆様に心より感謝申し上げます。自己紹介といえるほど、私の詳細が書かれている訳では無いですが、私たちの経験が、少しでも読者の方々の人生の糧となれば幸いです。これからの私たちの歩みに温かい想いを寄せていただけますと嬉しく存じます。

#自己紹介