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布の芸術祭4

布の芸術祭の続き。「旧文化服装学院」でのもう一つの展示。津野青嵐(つの せいらん)さんの『ねんねんさいさい』。最初はきれいな、不思議な形だなあという単純な印象だったのだけれど、これは実は介護ベッドでの生活となった津野さんの祖母がベッドの上でも着れるように作られた服だという。

津野さんの祖母が長年集めてきた布そして3Dペンで作られていて、肌に触れる部分は柔らかい素材でできているそう。実際に着ている写真も、とてもいいなあと思う。

津野さんは作家活動と並行して、精神科の看護師として病院に5年勤務し、現在は大学で研究をしているそうで、だからこその視点がふんだんに含まれているのだなあと思いました。

さっと素通りしてしまうと、作品に込められた想いの深いところまで分からないということはよくあって、これなんかその最たるものだし

でも自分も、布の芸術祭のインスタやサイトを一通り見て、実際行って、帰ってまたいろんなサイトを見たりして、ああ、あれはそういうことだったのかーえーもう一回見たい...なんて思うこともたくさんあって、

やっぱり解説って重要だし、知ろうという想いで観ないと、結構な部分を見落としてしまうんだよなーと思いました。(続く)

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関係ないけど、知り合いがダイハツの代理店をやっていたり、家の軽トラもダイハツだし、いろいろ大丈夫なんだろうかと思っている。JALのニュースとかもそうだけど、酷いっていうより無理矢理頑張らされていた日本の弊害という感じがする。いろんな歪みが少しずつでも解消されたらいいなと思う。

いろいろな方にインタビューをして、それをフリーマガジンにまとめて自費で発行しています。サポートをいただけたら、次回の取材とマガジン作成の費用に使わせていただきます。