見出し画像

終わらない祭囃子を

CLUB WITHOUT BORDERSというビジョンは、様々な解釈を持った多面体であるように思います。
8月11日に行われた2回目の鳩スタ祭りでは、クラブのビジョンが意思を持って描いたのではないかと思うような、それぞれが持っている通常の概念を飛び越えていく風景があちらこちらで広がっていました。


PK対決をしている時、僕は10や20歳の離れた彼らと友達になれている気がしていたし、お年を召した人生の先輩たちが少年のように、顔をくしゃくしゃにしながら笑っていました。

センターサークル内で披露された数々のパフォーマンスは言葉を使わずに心と心を繋げる最高のエンターテインメントでしたし、恥ずかしさを越えて楽しさにたどり着いた鳩音頭の音楽は頭にこびりついて、忘れがたい思い出に変わりました。

サッカーコートをキャンパスとして、あれほどまでに美しい光景が描かれたのは、稀有なことだと思います。
驕りたかぶりたくて書いているのではなく、あの光景はそれぞれの立場であの場所に居てくれた全ての人で作られたものなので、感謝をしたくて書きました。
ありがとうございます。


Photo by:Kazuki Okamoto


四方オーナーが最後にスピーチをしていました。
会場で聞いていただいた方はご存じでしょうし、会場にいらっしゃらなかった方も下記の投稿内容を見てもらえればスピーチの内容とほぼ相違ないものと認識していますが、とにかく不可能なんてないというのが伝えたいことだと思います。


「どうせ無理」が蔓延る社会を次世代に残していくことは、決していいことだとは思えません。

四方健太郎

完全に同意です。

CLUB WITHOUT BORDERSというビジョンは、鎌倉インターナショナルFCというクラブ名も相まって、国境なきクラブ、老若男女あらゆる人が楽しめるクラブという、人と人とを繋ぐ架け橋としての解釈がありますが、一方で、”BORDER=限界”という解釈もあると思っています。

これもまたビジョンが形作る多面体の一側面だと思っていて、僕はこの解釈を特に大切に体現していきたい。

鳩スタを創ったこともそう、去年昇格を果たしたことも今年ここまでの戦いもそう。

無理だと言われるようなことをやってのけるのはとてもやりがいがありますし、痛快です。
限界に挑むことはほとんどが痛みを伴うものですが、それでもやり続けることで見えてくる景色があることを今まで経験してきたし、その姿が誰かの背中を押すのではないかとも思っています。

これからもクラブは信じてやり続けます。
自分の置かれた立場でいうと、関東リーグに今年昇格します。

一方で、課題も山積みです。
鳩スタがどうなるかということは現在進行形で動いているところですし、鳩スタ祭りの運営ひとつをとっても、全てが全て良かったということでもありませんでした。

それらにも向き合い、立ち向かって解決をしていきます。
その姿勢だけは約束をします。
今年も残すところ4カ月半、ひとつでも多くの思い出を皆さんと創れるようにクラブは頑張っていきます。

どうかこれからも、よろしくお願いいたします。


サポートいただいたお金の使い道 4:love futbol japan への支援金 4:片親家庭支援団体への寄付 2:自分のサッカー人生への投資 最後まで読んでいただきありがとうございます。 よろしくお願いいたします。