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【自己紹介】②日頃の行いが招いた珍道中

シクシク泣いている私を乗せた飛行機は、シカゴ・オヘア国際空港を経由し、夜遅くにボストン・ローガン国際空港に着陸。
当時は直行便がなく、トランジットも入れると20時間以上の大移動でした。

母がシカゴで時計を現地時間に調整し忘れるという
初歩 of 初歩
初歩の中の初歩 
This is the 初歩
 な大失態をおかす。

飛行機の中で
「時計合わせなくっちゃ♪( ´▽`)」
って言ってやないかーい。

さらに何故か預けた荷物が別便でどこか知らない土地に誘拐され、

オヘア空港内のモノレールの乗り方がわからず、頭上を走るモノレールとともに空港内を爆走するなど…

英語がままならない私たちに数々の試練が降りかかりました。
あまりに色々起こりすぎて、今でも記憶がぶっ飛んでいます。

入国審査で唯一覚えていることは、母の強気な

「イエッッス!」


のかけ声。
観光ビザでもない、渡航履歴もない、やたらニコニコしているアジア人ふたりはそれはそれは怪しかっただろう。
結局、先にボストンに移住していた父に電話され、私たちの身元確認がとれて入国。
とんでもないタイムロスが随所で発生したのでした。

記憶の中にある空港イメージ

はじめて降り立ったローガン空港は
とにかく暗い。クライ。kurai。
50年前の蛍光灯ですか?と思うくらいうす暗い変な色の明かりの下、
ガタイの大きなアメリカ人達が無言で俯き荷物待ちをしている。

14歳の私にはただのホラー。

これからこの人たちと人生を共にしていくのか…
さらに不安が押し寄せ、父に再会できたときは疲れと安堵で気を失うかと思いました。

とりあえず今は8月。
楽しい愉快な夏休み。
お気楽バンザイ夏休み。
しばらくゆっくりして体を休めよう。
まずはボストンに慣れよう。


翌々日、私はサマースクールに連行されるのでした…続く。

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