猫のトイレは難しいという備忘録(23/12/14 追記)


前置き

私は気がつけば猫がいる環境にいました。
いろんな猫たちと出会い、過ごし、見届ける感じの人生で。
それでも人生の半分以上を一緒に暮らした「猫様」(♀:とても賢い)を2018年に看取ってからは、もう二度と猫は飼わないと思っていました。
ですが2023年現在我が家には21年に拾ってしまった「ふかふか」(♂:内弁慶)と、23年にやってきた「ちまふか」(♀:おてんば)がいます、フシギダネ。

猫との生活を再びはじめる時に一番悩んだのがトイレでした。
なぜなら私の体感では知らん間にワープで猫のトイレだけがよくわからん進化を遂げていたから、です。
正確に言うならばペット用品は全部進化していた上でトイレの進化だけ気付いてなかった!が正しい言い方になります。

理由としては猫様は20年以上生きてくれたのですが、その分加齢による認知症や視力低下もありそれなりの年数でおむつ生活+導線内にペットシートを敷き詰める生活だったので猫砂を使用するタイプのトイレを長年使っていなかったのです。
その代わりご飯関係は進化の恩恵を受けてました、15歳以上や18歳以上向けのご飯の種類がめっちゃ増えてるので!味変に便利!

ここから具体的な商品名を交えつつトイレをどうしていったかの備忘録です。
これから猫をお迎えしたいとか、拾っちゃったとかの人の選択肢が増えればいいなと思って書いてます。
アフィリエイトは仕込んでませんが気になる人とかは商品名も書いとくので自分で検索してください。
あとなんか振り返るとPetioの回し者みたいだけど回し者でもないです。

1.流せる固まる木の猫砂 6L

今となっては5kgも越えようかというふかふかも急遽拾った当時は推定2ヶ月の子猫。
遠い記憶で猫様が使っていたのでこれを選びました。
猫様関係のものはあらかた処分していたので適当なダンボールにこれまた買ってきたペットシートを敷いてこれを入れる感じで使用してました。
可もなく不可もなく、紙製なので運ぶのが非常に楽だったのだけ覚えています。

実際何が変わったんだトイレ事情

猫を昔飼っていた人、あるいは飼ったことがないけど…という人でもなんとなく猫砂って細かい粒があって…トイレをしたら固まって…みたいなイメージがあるんじゃないかと思います。
私はそうでした、あとは素材の違いとかトイレに流せるかどうかくらいだと思ってたんです。
しかし急いで猫砂を店頭に買いに行った私に突きつけられたのは、システムトイレという新しい選択肢でした。
とりあえず今は即決できないと思って記憶にかすかに残っていた猫砂を買って帰ったわけですが。

システムトイレというのは形状がすのこと受け皿みたいになっていて、水分を弾く猫砂を用いることで、小だけを素通りにしてペットシート等に落とすタイプのトイレです。
猫のトイレにおいて毎日の大小の掃除を大だけに絞る選択肢で、シートの性能次第では1週間ほど小の掃除をしなくてもいいという感じですね。
それって何が違うんだ?と思うかもしれませんがだいぶ違います、1日5~6回してたことが1~2回で済むわけですからね。

ただそのシステムトイレでも大まかに2つの派閥があるのです。
猫砂撥水タイプと崩れるタイプです。
撥水タイプはそのまま、弾いてシートに落とすタイプです。
崩れるタイプは逆に猫砂が水分を吸収することで、崩れて粉になってすのこの下に落ちるタイプです。
ちなみにメインストリームは撥水タイプ、かつ花王のニャンとも清潔トイレだと思います。
ぶっちゃけ今買うならこっち買ってたかもしれないです、理由は後々。
しかし当時の私は色々と考えた結果崩れる砂タイプのトイレにしよう!となったわけです。

2.ペティオ (Petio) システムトイレセット

その中で選んだのがこのシステムトイレです、猫砂のおまけつき。
崩れる砂に対応してるタイプのシステムトイレでは比較的トレー部分が深かった+スコップが使いやすそうという理由で選びました。
サイズを一応確認してはいたものの思ってたよりはデカかったです、でも分解も割と容易で掃除がしやすいので便利。
あとスコップめっちゃいいです、これだけ壊れたらどうしようって思ってるくらいにはいい。
どうしても崩れる砂のタイプはすのこの目に詰まりがちなのでそのまま掃除出来るのが良い、ただその分スコップ自体は汚れやすいので注意。

うちの場合はふかふかは座ってするタイプだったので漏れた事はないですが、壁にかけてトイレをするタイプのオスの猫ちゃんだと壁の高さが微妙で途中の分解可能箇所から漏れる事があるというレビューを見たことがあるので注意かもしれない。
その代わりふかふかは猫砂をトイレ周辺に撒き散らす妖怪になっています、壁の返しがあるとはいえ浅めなのでどうしても散らばる…。
ペレットが大きいものなので掃除や回収はできますがそういうのが嫌な人は前もって囲うなりの対策は必要かも…私は掃除したほうが早いなと思って半分あきらめかけている…!

一応シート無しで大丈夫と書いてますが掃除の手間を考えると絶対置いといたほうがいいです、新聞紙等でもいいとは思いますが砂をかき分けてすのこ部分に直接する事もあるのでシートのほうがベターな感じ。
ちなみにレギュラーサイズがトレーに収まります。
引き出し式はめっちゃ便利ですが、掃除中に引き出しの内部にじわじわ砂が落ちるので定期的に掃除してます、引き出しの上にそのまま分解したすのこ部分を雑にのせられるので置き場確保がいらないのはいい所。

最初Amazonのリンクを普通に張ってたのですがなんかnoteから来た履歴みたいなの残るので公式サイトにしれっと張り替えますね…。

3.愛媛県産スギ・ヒノキ猫砂木質ペレット約33リットル(20kg)

崩れる猫砂タイプ、こういう大容量のペレットが売ってるんですよね。
これを見つけてしまったのでじゃあ崩れるタイプにするかーって言うのが正直でかかったです。
私はこれをリピートしてますが他にも同じくらいの値段で出してる所結構ありますのでお好みで、Amazonよりも楽天の方が多いかと。
ここのものは箱の中に直で袋があってそのままみっしり1袋に詰まっているので私は箱ごと保管、重いので玄関近くに定位置を作ってます。

2年越しにやってきたトイレ問題

なんかすんなりトイレ決まってなーい?と思ってるでしょう。
そう、1匹ならこれで収まったんです。
ただ紆余曲折を経てうちには2匹目の猫が訪れる事になりました、それと同時に問題が勃発するわけですね。

4.ニオイをとる砂 5L

ちまふかは元々別の方のお宅で飼育される予定の猫でした。
色々紆余曲折あった結果引き取ることになり、事前に使っていた猫砂やトイレその他猫関連の道具などもまとめて引き取らせてもらったのです。
なので今まで使っていなかった鉱物系の猫砂をもったいないから使う事になるわけですが、これ私は無理だよぉ…ってなりました。

ちまふかはまだよかったんです、多少猫砂をおもちゃにしたりもしましたがまだ小さかったので…我が家に慣れるまでは慣れたものを使ったほうがいいですし。
ただ威嚇など一切なくちまふかをすんなり受け入れた内弁慶、もとい妖怪猫砂かきがその巨体で猫砂をキャットケージの内外から荒らし回るんですよ。
ケージの外から前足を伸ばして猫砂をかきだす、ケージの中に侵入してトイレをする、ちまふかのトイレの後にチェックして自分もトイレをする、トイレ掃除中に目の前でトイレをする、こいつ…やりたい放題か…?
特に小をされるとまじでこぶし大レベルの塊をこさえるので…気に入ってるんだろうけどトイレ内外の掃除があまりにも大変だったので二度と鉱物系は使いたくないなぁ…って思いましたね…。
固まりはもちろんしますが粘土状になって張り付いていることも多くて…。

こまめに掃除ができる人だったら猫人気は高いのでいいと思います、この猫砂があるうちは8割位こっちの砂にトイレをしに来たくらいなので。
でも私は続けるの無理だなと思いました。
気に入っているとわかってはいてもシステムトイレに慣れた体にはつらかった…これから長い猫生を飼育していく責任が私にはあるのに、飼育する事に苦痛を残してはいけない。
この猫砂がなくなってからは今までのトイレに戻ってくれたのでこっちが気に入りすぎてトイレしない!とかにならなくてよかったなって…。

そして再度始まるトイレ探訪録

上のトイレを使いながらさすがに2台目以降のちゃんとしたトイレが必要だな?という話になってくるわけです、譲っていただいたのはシンプルな子猫用のトイレだったのでどっちにしろ買い替えが必要でしたし。
そこで問題になってくるのが崩れる砂タイプのシステムトイレは大体でかいし高さがあるという事です。
Petioのシステムトイレセットに不満はあんまりないけど将来の避妊手術を考えるとケージの中に収まるタイプのシステムトイレ…という条件で探そうとするとまずない、これが撥水式のトイレだったら余裕であるのに崩れる砂対応のトイレがそもそも少ない!!!
今買うなら撥水タイプにしちゃいそうな理由はこれです、マジでない。

ケージの中のだけでも撥水タイプにするか…?でも出来れば砂は使いまわしたい…食器の水切りザルの流用とかも考え色々見たのですが大体深さが足りなくて断念…本気で悩みすぎて頭を抱える日々を過ごしてました。
そんなある日、とある店の店頭でこれを見つけてワンチャンあるじゃん!!!と購入したのがこちら。

5.三ヶ日ガーデン システムトイレ 3way(追記あり)

コンパクトさと砂の受け皿のある程度の高さを兼ね備えたシステムトイレです、撥水式猫砂とシートのおまけつき。
Petioのシステムトイレほどの深さはないのですが、我が家の掃除ペース(週2)であれば現在不便がないくらいの深さはあります。
すのこと受け皿のシンプルなタイプなので2台目の選択肢としては全然ありだとは思います、1台目だと掃除中のすのこの処遇に悩むかも。
まぁシート広げて一旦それの上に置けばいいとは思いますが。
スコップは小さくて平たい感じのなので私はPetioのを使いまわしています、うまい具合にこっちのすのこの穴にもフィットするのでありがたい。

悲しい点を言えばこのサイズでもうちのケージの入り口は厳しく、入れるためには一旦分解して斜めにして入れないと入らない…それでも崩れるタイプ対応としては非常にコンパクトなのでそこは妥協しています。
あとはどうしても周りの壁が低いため妖怪猫砂撒き散らしが2匹発生します、別途で囲うなりの選択肢がいるかもしれないが私にはどうしようもできねぇ…!!

追記
ケージの入り口最大に開いてたと思ってたんですがしてなかったみたいで、一応分離しなくても入ることが発覚しました。
でも上に突起があるので高さ的にはやっぱりギリギリっぽい!

公式ページ探したんですけどなかったんで公式ショップの方のリンクで。

現在のトイレ状況(追記あり)

この流れを踏まえて我が家のトイレ状況をつらつらと。
現在はPetioと三ヶ日ガーデンのシステムトイレの2台運用になってます。
猫+1くらいのトイレが理想の数とはいうのですが、お互いトイレをすると同じ所を使う感じになってるので今は2台で十分かなぁってなってます。

大は適宜、受け皿の部分は週2ペースで掃除してるので猫トイレ臭はそんなにないです、崩れる砂タイプは汚れた所が下に行くので猫砂継ぎ足し方式でも使えますし猫砂に匂いもあんまり残ってる感じはないです。
掃除自体も基本はシートごと崩れた砂を捨てて、ペット用のウェットシートで掃除して、ティッシュで乾拭きくらいの簡単な掃除ですが猫たちは普通にトイレを使ってるので多分…多分大丈夫…。

あとは今までは某薬局のプライベートブランドの1回吸収タイプの薄いペットシートを使用していたのですがちまふかの成長に伴ってシートを貫通して濡れてる事があるので、厚型のものに変えようとしています。
それで不都合がなければもしかしたら受け皿の掃除が週1ペースになるかもしれない、なったらいいなぁ(願望)
ちなみに1匹なら崩れる砂タイプならうっすうすのペットシートでも割りと足ります、崩れた砂部分も結構吸収してくれるので。

追記
某密林ブランドの厚型のものをセールで購入したのですが結局漏れちまうな!!!
吸収部分の厚みが増した分若干今までつかっていたものより小さい…気がしないでもない…?
とはいえ漏れる量自体は減ったので厚型の意味は多少はあったと思います、あとは慣れなんだろうか。

それでもまだトイレ探訪録は続く(予定)

こんなかんじでつらつらと書き連ねてみました、多少悩んでる人の判断材料になればいいなとは思います。
私も現状でとりあえず満足とは言わないけど妥協はできています。
がそれでもいつか出るかもしれない理想のシステムトイレへの希望や妖怪猫砂撒き散らしへの対応などまだまだじんわり考え続ける日々を送っています。

この怪文書が巡り巡って私の理想のシステムトイレと巡り会えるかもしれない、そう考えながらこの怪文書を綴っているわけです。
出来れば幅40cmで奥行き25cmくらいで壁が35~40cmはあるような…そんな崩れる砂対応型のシステムトイレが…出ることを願って…!!!
というか崩れる砂対応型のトイレ自体が増える事を願って…!!
あるいは崩れるタイプのペレット並とは言わないけどなんかコスパのいい撥水型の猫砂が出たりする事を願って…!!

これからもトイレ探訪録はつづきます、たぶん。
厚型ペットシート探訪録も続けたいけど、密林君のやつはボリュームたっぷりなので当面はないと思います、多分。


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