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夫がぬいぐるみを可愛がりすぎて、ややジェラシー。

私は、子供の頃からぬいぐるみがそれほど好きではない。
姉の寝室にはぬいぐるみが置かれていたが、私の枕元にはぬいぐるみの代わりに本が積まれていた。

想像力が欠如しているのかもしれない。
ぬいぐるみに対して喋りかけたところで何も感じないし、抱っこしたところでフワフワだなぁ、としか思えない。


だから、クリスマスに夫へぬいぐるみをプレゼントした時は、彼がこんなに喜んで可愛がってくれるとは想像もしていなかった。

とある年のクリスマスに、私は夫へ CRAFTHOLIC というブランドのうさぎ型クッション(結構大きい)をプレゼントした。

包み紙からクッションが出てきた途端、彼は「のびー!」と叫び、「この子、体が全体的に伸びてるよ?!のびー、と名付けよう!」と即決で命名して私の度肝を抜いた。

以来、彼はぬいぐるみを大変寵愛している。最近では、もう1サイズ小さい同ブランドのぬいぐるみもやって来た。

名前は「このびー」と言うらしい。

食事をする際には机のそばにのびーを座らせ、一緒に食卓を囲んだりする。
外出する時にはこのびーをカバンに忍ばせ、一緒にお出かけをする。
眠る時には、布団に二匹を招き入れることもある。


おそらく、夫は想像力が豊かなのだ。
彼の中では のびー も このびー も生きていて、もはや家族になりつつある。

私には、ぬいぐるみは やっぱりぬいぐるみにしか感じられないので、彼らが何を訴えているのか夫に代弁してもらっている。おかげで、最近は彼らがなにを訴えているか少し分かるようになった。


というか、ぬいぐるみの発言は夫が思っていることの代弁だったりする場合もあるので、夫を観察していると分かったりする。


ちなみに、彼らはたいてい「美味しいものが食べたい、ご飯をよこせ」と言っているそうだ。

平和な同居人でよかったが、あまりにも夫がぬいぐるみを大切にするので最近はぬいぐるみにジェラシーを感じている。

自分でプレゼントしたものに嫉妬する、という複雑な心境をどう消化しよう?

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