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第1959回 新・鳥が登場する小説 ⑴

①https://www.pinterest.jp/pin/83035186870948055/より引用の鳥の小説を読むひよこのイラスト

   今までに『鳥』が小説の中で登場していて有名なのは森鴎外の鷹が登場する「阿部一族」とか、カリの「雁」川端康成のコジュケイの「雨の日」、カケスの「かけす」キツツキ、モズキクイタダキヒガラコガラミソサザイの「禽獣」ブッポウソウの「高原」ホオジロ「山の音」永井荷風の白鳥「あめりか物語」井上靖のアカエリヒレアシシギ「海峡」芥川龍之介のヤマシギの「山鴫」カラスの「羅生門」宮沢賢治のヤマガラの「風の又三郎」ヤマドリの「注文の多い料理店」ハチドリ、ヤマドリヨタカの「よだかの星」国木田独歩のミサゴ「小春」夏目漱石のウグイス「草枕」ヒヨドリの「門」サギの「夢十夜」尾崎紅葉のヤマドリ「三人妻」谷崎潤一郎のヒバリ「春琴抄」志賀直哉のフクロウ「焚火」島崎藤村のカモメ「津軽海峡」泉鏡花のバン「鷭狩」サギとバンの「眉かくしの霊」徳富蘆花のホトトギス「不如帰」島崎藤村のヨタカツグミコマドリカッコウブッポウソウアトリの「夜明け前」外人ではエドガー・アラン・ポー(米国)のオオガラスの「大鴉」リチャード・バックの「かもめのジョナサン」アンデルセンのハクチョウの「即興詩人」等等内外の有名小説家も『鳥』を題材にします。

②-1.https://cinemagene.com/post-12798/より引用の江国香織

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②-2.https://bookmeter.com/books/531395より引用の江国香織「ぼくの小鳥ちゃん」

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②-3.https://www.kikusui-jp.com/blog/h-20190118/より引用の白いジュウシマツ(体長約10〜12㌢) 

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   ⑴  江国香織「ぼくの小鳥ちゃん」→雪の朝、ぼくの部屋に、小さな小鳥ちゃんが舞いこんだ。体長10センチ、まっしろで、くちばしときゃしゃな脚が濃いピンク色。「あたしはそのへんのひよわな小鳥とはちがうんだから」ときっぱりいい、一番いいたべものは、ラム酒のかかったアイスクリーム、と譲らないしっかり者。でもぼくの彼女をちょっと意識しているみたい。小鳥ちゃんとぼくと彼女と。少し切なくて幸福な冬の日々の物語。

③-1.https://estorypost.com/%E5%90%8D%E8%A8%80%E3%83%BB%E6%A0%BC%E8%A8%80/richard-bach-quotes-matome/より引用のリチャード・バック

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③-2https://honto.jp/netstore/pd-book_27151518.htmlより引用のリチャード・バック「かもめのジョナサン」完成版

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 ③-3.https://www.birdfan.net/2012/09/28/19925/より引用のセグロカモメ(体長約61㌢)

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   ⑵  リチャード・バック「かもめのジョナサン」完成版→40年以上前に出版された大ベストセラーに、長く封印されていた第4部を加えた完成版。飛ぶことが大好きなジョナサンは、生きるためにしか飛ばない仲間達から異端として群れを追われる。あきらめずに飛ぶことを極めたジョナサンが見たものは、どんな世界だったのか、興味深々。

④-1.https://www.google.co.jp/amp/s/www.loungecafe2004.com/historical/fujisawa-shuhei%3famp=1より引用の藤沢周平

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④-2.https://blog.goo.ne.jp/takeziisan/e/6bb460f4f0a059f75c232858b9d27e15より引用の藤沢周平「玄鳥」

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④-3.https://www.birdfan.net/2021/08/13/83061/より引用のツバメ(体長約17㌢)

   ⑶  藤沢周平「玄鳥」→無外流の剣士として高名だった亡父から、娘ながら秘伝を受けついだ路(みち)。藩の討手に選ばれながらしくじって、嘲笑され左遷された曾根兵六に、路はその秘伝を教えようとする。曾根は、亡父の秘蔵弟子だった。玄鳥(つばめ)が思い起こさせる、武家の娘の淡い恋を描いた表題作。江戸時代を舞台に、庶民や下級武士の哀歓を描いた時代背景小説作品を多く残した。

⑤-1.http://www.news-digest.co.uk/news/features/19703-nishi-kanako-interview.htmlより引用の西加奈子

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⑤-2.https://honto.jp/netstore/pd-book_26170953.htmlより引用の西加奈子「地下の鳩」

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⑤-3.https://www.tatsublo.net/entry/hatogekitaiより引用のドバト(体長約33㌢)

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    ⑷  西加奈子「地下の鳩」→暗い目をしたキャバレーの客引きと、夜の街に流れついた素人臭いチーママ。情けなくも愛おしい二人の姿を描いた平成版「夫婦善哉」。 大阪最大の繁華街、ミナミのキャバレーで働く吉田は、素人臭さの残るスナックのチーママのみさをに出会い、惹かれていく。

⑥-1.https://www.google.co.jp/amp/s/www.sankei.com/article/20210829-A2HJZTPU7JMS3P2ZQ6EW63JFFQ/%3foutputType=ampより引用の村上春樹

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⑥-2.https://e.kansou.space/entry/nejimakidori-chronicleより引用の村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」

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⑥-3.https://www.birdfan.net/2018/07/13/63801/より引用の「ギィ、ギィ」と鳴くならコゲラ(体長約15㌢)

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⑸  村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」→1980年代中盤の日本。失業中の主人公・岡田亨は、雑誌編集で働く妻のクミコと2人暮らし、一匹の猫を飼って世田谷の家に住んでいました。結婚して6年経つ夫婦関係は、表面的には問題ありませんでした。しかし、猫がいなくなったことをきっかけに少しずつズレていき、やがて妻の失踪につながります。そして、岡田の身の回りには、妻の失踪と前後して「不可解なこと」が次々と起こります。岡田を知っているという謎の女からの電話や、女性霊能者・加納マルタの出現。実はこれらの事柄は、クミコの実兄・綿谷昇に繋がっていました。

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