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 ジョン万次郎 ①

 土佐の漁師、ジョン万次郎は、江戸時代の1841年、足摺岬の沖合で、操業中、
強風で、数日間、漂流し、伊豆諸島にある無人島に漂着した。
 そこに、ホイットフィールド船長が、
率いるアメリカの捕鯨船が、やってきて、143日ぶりに、救出された。
 救助されたが、当時の日本は、
鎖国しており、外国の船は、容易に近づけなかった。ホイットフィールドは、
マサチューセッツ州に帰港して、万次郎も連れて行った。
 万次郎は、ホイットフィールドの養子となり、現地の学校で、英語、数学、
測量、航海術、造船技術などを学んだ。
 学校を卒業して、捕鯨船に乗り、
副船長を任されるほどになった。
 万次郎は地球を2周するぐらいの距離を移動し、世界のいろいろなものを目にした。
 そうして、数年の航海生活ののち、
万次郎は、ついに日本に帰ることを決意。
 帰国資金を得るために、ゴールドラッシュに沸き立つカリフォルニアに向い、
金鉱で働き、600ドルを手にして、
ハワイに渡り、上海行きの商船に乗り込み、日本に向う。そこに、上陸用のボートも積み込み、警戒のゆるい、琉球の近くまで、行ってもらい、人の少ない海岸に上陸する計画であった。

 続きは、来週。

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