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九州移住と自然栽培(移住定住)

知り合いも友人も身内もいない九州へ移住し定住の話
自然・伝統・文化・歴史・人・・・・
私の生活するこの場所は何もないと言いながら、素晴らしいものばかりたくさん存在する。
都市部にあるはずの便利な金失いのモノやサービスがないだけで、都市にないものだらけである・・・人が生活するには何一つ足りないものなどない、過疎の島です。

移住は生活の場所を変え、移り住むことであり、その理由は他人へいちいち話す必要もないので理由を言わなければ、単なる引越しかもしれない。
実家に戻る、仕事の転勤か、転職か定年が一般的な動機とみなされる訳ですが、仕事上の転勤移住は定住までなかなか難しいでしょう、よほど気に入れば別ですけど。

私の場合は決断は自分だが移住の原因は震災の後の福島原発事故が原因で、娘の健康を守るためであり、健康的な生活の場の確保のためにやむおえない理由でここにきた。
一般的な移住とは違っても、この場所の決定は夫婦の意思で決断、この場所を選択する上で、6ヶ月毎月数回訪れ自然・伝統・文化・歴史・人などをまず観察し、目指す生活ができる環境だったのでここにした。

日本の過去の繁栄から衰退の未来を今見せている、少子高齢化で人口減少が顕著な島、経済的観点から見れば最悪モデル地域かと思うほどです。
大手も手をださい、自営業者も少なく、人口に対して選択できるほど仕事がない。
自分から見れば、何もないなら仕事でも何でも作れると解釈していた。
欲しいものがあるなら自分で作ればいいと思った。
まず行動の私は、ただ単純にそう思って移住した。
自営業が長かったので、人に使われ働くという概念は私にはない。
地域おこし協力隊の存在も国への働きかけの人とも直接話したことがあり、その制度を知っていたが、住民から頼まれもしない活性化やら信頼もない人間がいきなり地域で活躍出来る土壌を作るなんて、時間がかかるし3年程度では私には無理と感じた、因習深い地域になればなおさらである、まぁ県や市の地方交付税減少対策の移住促進事業の補助金システム(3年月約14万円程度の国支給)であり、地元住民は人口減少も活性化もあまり興味はない、既得権益者や行政の小間使いが主な仕事で、逆らえば「出て行け!」

島内の仕事など補助金事業や、助成金などの税金80%で成り立っているが、全国や中規模県の人口減少からいずれ縮小かカットでますます社会依存体質者には厳しくなっていくのは目に見えている。
都市部や大都市圏ではまだまだ気がついてないが、どの地方も減少していく地方交付金や、国などの補助金や助成金の大半が公共事業に関わる仕事だらけ。そもそも都市生活が長ったので、この補助金や助成金利用の事業など考えたこともなく、私には自己資金で自己責任で自営業が当たり前だった。
実現しそうな鉛筆を舐めて描いた事業計画などもっともらしい補助金申請に必要なことだけ書いて提出だし、無償でアイデアで手にれた補助金の貰い方が、身銭を切らないので浅ましく感じたものだw
大体3年程度でその補助金事業は地域に根付かず消滅してるのが現状・・・しかし補助金事業に失敗はないと上に報告している不可思議現象が現実にたくさんある。
そもそも私は人に使われれて働くなら、ここは選ぶはずもない、都市部の方がお金稼ぎは有利はまだ当たり前ですからw
なので島に就職先など無論探しもしなかった。

まず手始めに自営業の模索と、家の庭で農作物を育てることから。
昔炭鉱で栄えた島も、閉山から30年過ぎ土壌も自然回復し、緑の少なかった当時を忘れさせるように島を囲むように緑が増えた。
その後放棄された個人名義の土地を手に入れ農業というか家庭菜園の延長から栽培を始めて11年目に入ります。
移住し5ヶ月後に賃貸の建物でカフェを始めて、4年後整備工場跡地をリノベーションし自前のカフェオープンもコロナ禍で2022年に閉店し再起のチャンスを待っている。
2014年頃個人売買にて数軒家を手に入れながら、今も3か所で農作業をしています。
家族や知り合いが食べれる程度でいいと自然栽培を学びながらやっていることであり、生業にとがっつり農業ではありませんから気楽です。
でも野菜は無肥料無農薬ですくすくと育ち収穫しています。
もし災害などで物流がストップし食べ物が買えなくなったら、スーパーなどへ買い占めやらと詰めかける人たちを横目に、自分の畑に行けばいいだけです。
また普段から自然農の師匠から野菜のF1じゃないタネや玄米、小麦など送って頂いています。

植物からの学び

あの「奇跡の林檎」の木村さんの本や映画ですが、林檎農家としての過去の農法の呪縛があり、その知識常識が自然界を見えなくしていた。そもそも奇跡でもなんでもない、自然界の当たり前に気がついたことがさまざまな農作物栽培の農法変えた。
「常識」や「当たり前」は自然界から見て捉えて間違いだと気がつく事の大切さを学んだ。(人間の生き方もシステムで動かされ、自分の意思と思っても結局経済のために雇われている、資本主義や新自由経済ではその囲いからは出られない)デモクラシーなのだw

木村さん曰く・・・自然界のものは最後は枯れる、しかし売ってる野菜や商品は2週間で腐る、自然界の植物は全部枯れてます、その意味がわかりますか?(腐ると発酵は違います)
また野菜が害虫に襲われる・・・自然栽培では害虫に襲われないんです、人工的な資材で土地の改良を行なっている肥料やケミカル除草剤が原因なんだそうだ。
なので「虫が食べているからいい野菜は間違い」
人間の体にそぐわない不純物で作っている野菜だから、害虫が食べて知らせてくれているんですね。

農作業はよく土作りから始まり、土作りに終わるという・・・・
自然は人間が肥料や水を与えなくても、毎年緑豊かな雑草や樹木が育っている、ヨモギなど食べれる葉っぱも目にしているにも関わらず、家庭菜園には肥料や農薬を使い、人間の勝手な目的の大きさや綺麗な野菜を育てようとその土地の土壌を壊す。
土中のバクテリアや他の細菌など農薬などで環境を壊している。
自然農の福岡先生の土ダンゴを見れば、元々は自然状態でその土地にあった作物が育ち、その土地に住む人間が食することの大切さが理解できた。
物流も発達しわざわざ北海道のじゃがいもを九州の人間が食べる必要もなく、住んでいる土地で収穫するものの方がはるかに体にいい。
全国に届けるために事業として儲けが先に来る考え方では、効率的で健康を害する野菜を作ってしまいますよね。
今後思うに、政府は「規模拡大によるコストダウン」「輸出拡大」「スマート農業(AIなどの管理)」
こういう現状だから農業を手放す人から大企業など参入で工業化された農業しか成功しない業界、土や作物に愛情を持たない人間が作る作物を私は食べたいとは思わないなぁ〜。
災害の多くなっている日本でますます自給率が下がっていく、米や大豆、小麦などの種は海外で90%委託して作ってもらっているんだよね。

気持ちを込めた季節ごとの旬のものを、その土地の氣を含む野菜を地元で食べる大切さも兼ね備えているんだよね。
(TVでも地元産を食べる番組でも「いつものモノと違う、新鮮で美味しい」とのたまっているじゃないw番組協力へのリップサービスかもだが)

野菜や植物の種は、どこからともなく飛んできて土地に根をおろして勝手に成長するわけですが、なぜそこから学ばないんだろう。
何もしなくていいとはまで言い切れませんが、過去農法のJA農家やTVなどで与えられる情報では、身体に危険な野菜を作る羽目になると私は思ったのです。

「頭は嘘をつくが、身体は嘘をつかない」という言葉を知ったのも野菜を作り始めてからで、まさにその通りだと思っています。
企業優先に流され偏った情報に騙され、アレルギーだの原因不明の病気に体は悲鳴をあげているという事。
病院では対処療法しかやらない、原因究明などは求めずひたすら薬を処方しまくる、医者の多くは食事法などは学ばないから。

海外の一部の病院では薬を処方せず野菜など食べ物を処方する医療機関が存在する事を知っているだろうか?
食べ物で全てが決まる体作りの健康、しかし体にいいものでオーガニックだからといってもなんでもいいわけではなく、その人間の体に合う合わないも存在する身体の不思議。

その土地に肥料や農薬を与えて人工的な環境を作り出しているだけじゃないでしょうか?
そういう環境では自然循環しない方法なので長く、連作障害などあり続けられるのかなと思います。
(家庭菜園程度の趣味なら土地改良とまでは大袈裟に捉えていませんが土中を壊さないことが大事・・・)
肥料は土中の微生物のためであって、その微生物が野菜の生育に影響を与えている。
他人から良く育つ有機肥料や土壌改良剤が必要と話を聞けば入れてみようかと思いますが、人間の思い込みと決めつけによる満足感で本来のその場所にはない野菜を作っているだけと思っています。
本当にその資材を使った結果とは説明できない野菜、ただ漠然と野菜に良いと思い込んでいるだけ。
土の下の自然界は細菌や微生物に任せ、自然の摂理にまかせるのが一番いいと思っています。

しかし、土地だけ豊かで、よい土壌であっても、太陽、水、温度、風といったまわりの自然現象も一緒に作り出している環境です。
続けて野菜を作るには苦労しているようだが、本来そこでできる野菜は毎年できています。
(土中のために畑を休ませて、自然に回復する作業を行っています。)
長いと3年放置だったりもします。

人間が畑でタネを植えてるだけで、ほとんどが自然が行なっている。
自然と一体となって、実りがあってこんな楽しい喜びは他にはなかった。

風で飛んできた植物がそこに根付きやすさ、過ごしやすさを作り上げる。
移住と一緒ですね、そういう環境下で生活をするということかもしれません。
いったん住みやすい環境を整えた後は、それを維持する付き合いがとても大切になります。

農業の挑戦と成長

試行錯誤しながら作物と一緒に成長していきます。

野菜を作って思うのは、相手が自然であり、どんな職業よりも奥が深くて、面白く、学びのし甲斐があって、これこそ究極的な奉仕につながるのではないでしょうか。
焦ることなくほんの少しづつ土を耕し、種を植え育てていくだけです。

野菜は収穫まで時間がかかるように思われがちですが、昨日と一緒ではなく、育つスピードは、意外と早いです。(品種にもよります)
土地を耕し、作物を育てる喜びや感動は、年齢や体調に関係なく、誰もが味わえるものです。
農業は究極の楽しみであり、心身の健康にも大きな喜びを得ることが可能です。

都市生活時代、自分は自分の力で生きているんだ!と思ってましたが、自然のなかで、自然に教えられて、本当に自分は生かされているんだと実感しました。
この自然界に生かされてその恵みを食すことで、生きているんだと実感しています。

地域社会との関わり

農業は地域社会や家族との絆を深める素晴らしい機会でもあります。
友人や地域の方々と協力し合いながら、美味しい作物を育て、地域の食文化や交流を豊かにしていくことも可能ですね。
その喜びや成果を家族や友人と分かち合うことで、より一層の充実感を得ることができると思っています。

どんなに年齢を重ねても、野菜作りを通じて新たな楽しみや学びを見つけ、心豊かな生活を送ることができます。

自らも自然の一部を実感し自然の恵みに感謝し、一緒に成長する喜びを楽しみながら、これからも農業の世界を楽しんでいきたいですね。

お読みいただきありがとうございます。
どうぞ健康に気をつけて、心というあなたの土壌が豊かで夢を叶える日々をお過ごしください。

現在耕作地3箇所

(無肥料・無農薬・自然栽培)
春から休耕地を2〜3年土壌回復を待って2024年から開墾
No.3の防護網はイノシシ対策、以前とうもろこしスイカを全滅させられたために、すべての畑に今は防護網を設置しています。
現在ヤシの木の栽培・サトウキビの栽培・トマト各種・ピーマン・きゅうり・オクラ・大葉・コーヒーの木や、とうもろこし、スイカ、メロン、なども栽培中です。
住んでいる場所が温暖なので、作付け期間が長いから焦らないw

2024年3年放置春開墾No.1ファーム


2024年春作業開始NO.2ファーム
2024年5月中旬NO.2ファーム
2024年5月中旬NO.2ファーム
(キクイモ・キュウリ・ピーマン・トマト・オクラ・大葉・トウモロコシ)
2024年春開墾No.3ファーム


No.3ファーム.2024年6月現在
2024年5月中旬No.3ファーム
(スイカ・とうもろこし・メロン)

たまに雑草を抜いたり、刈払い機で除去もそのままにしてます。
(一般的に掃除をしてないように見えるのが玉に瑕w)
5月中旬今の時期、雨上がりに雑草が賑やかになりますね。