見出し画像

だから僕はSpotifyをやめた

どうもごぶさたしております。
今回のテーマはタイトル通り、spotifyを解約したことについてのお話です。
是非最後までお付き合いください。


僕は生まれてこのかた音楽が好きなもので。

中高時代クラスで全然話す人がいなくても帰り道にイアホンつけて世界に没頭できればそれが楽しかったし、受験の時も休憩中はずっとなんか聞いてた。

そこは今回どうでもよくて、つまるところ、

音楽が好きであるがゆえに音楽の聴き方にも人一倍こだわりがある

ということ。

いまだに好きなミュージシャンならCDを買うし、そうじゃなくても手元に欲しいアルバムなんかは中古で買って手に入れたりする。
サブスクオンリーだと音質に満足できなくて、いまだにDAPを持ち歩いているし、CDプレイヤーで音楽を再生させて聞くこともある。

まあそんなこだわりをひそかに持っている自分であるが、
最近音楽を聴いていて思うことがある。

なんか楽しくねぇ…!!

これである。

昔はいい時代だった。

なんか聞きたいアーティストのアルバムがあったらTSUTAYAに行って借りてた。
TSUTAYA会員になる前なんかは、youtubeなり違法アプリなんかで必死に音源を探していた。

なんでも手に入らないからこその楽しさ、そして手に入ったよろこびがあった。

しかし2019年ごろからサブスクが普及しだし、供給過多となった。
今の時代、音楽は”消費”されるものである。

ネット上に音楽があふれすぎているがゆえに、人はよりよいものを求め、その探求に限りはない。そしてこれは、いろんな音楽に触れさせて売り上げを伸ばさせようとする業界の思うつぼにはまっているのだ。
それもなんか気に食わねぇ。

この時代では、じっくり音を聞かせるタイプの曲や、聞き手に歌詞の解釈をゆだねる曲なんてはやるはずがない。
まあアレンジにしろメロディーにしろ、パッといろんな移り変わりが起きて耳に残る、でかつ人当たりのいい曲がちやほやされるわけだ。
なんか気に食わねぇ。

俺はspotifyというやつを使ってる。
もちろんいろんなミュージックを鳴らしてくれるっていう意味ではありがてえんだけど、なんかあれ見るとずっと音楽探してて、全然聞けてない気がするのだ。

で、そんなspotifyのもやもやポイントを整理しておく。

1.人気ランキング1位が変な曲になってる。

これありますねぇ。
spotifyでは、おそらくリスナーをよりいろんな曲に触れさせたいという思惑のもと、代表曲とまでは言えない曲をいろんなプレイリストに入れたり、おすすめに出すなどして、再生回数を伸ばそうということを多分やってる。
これは決して悪いとは思わない。全然いいと思う。

ただ、人気ランキングに影響でんのは違くね!?

例えばエドシーラン。
エドシーランの有名曲といえば、まあshape of youだろう。youtubeでも59億回という驚異の再生回数を誇り、日本人でも曲名を知らずともイントロを流せば”これ知ってる”となる人も多いのではないだろうか。

こちらの曲、spotifyでは人気ランキング4位。
ちなみに1位はperfect。

いや4位ではないだろ。もやもや。

同様に、星野源も恋が5位だったり、back numberで高嶺の花子さんが10位(!?)だったり、結構多くのアーティストでこの現象が起きている。

一言。分かりづれえんだよ。アーティストの人気ランキングトップ5は代表曲で埋めてくれよ。そうしないと初めてそのアーティストの曲を聴くときにニッチめな曲から聞くことになんじゃん…?逆張りオタクなのspotifyくん?

2.なんかごちゃごちゃしてる。

なんかこまごまといろんなおすすめしてくるんだよねぇ。あなたのおすすめのプレイリストやら、何々を聞いてたからこれがおすすめやら。ジャンルのところアクセスしたら、何年代のプレイリストがなん十個みたいな。なんかしかも一つ一つがちっちゃくてなにがなんだかわかんないのよ。

そしてこれも言わせてほしい。
”オタクにやさしくしてくんね?”

というのは、音楽にそれほど愛着のない人なら、知ってるアーティストのいつも聞く曲を無造作にかけると思うので、アプリにそれ以上用はないわけだ。
しかし、それなりに好きな人なら、このプレイリストのこの曲を歌っているアーティストのほかの曲も聞きたい!みたいになる。

プレイリストのおすすめまでこまごましてたらこちとらきりがないんだわ。わかるかぽまえら?

3.アルバムのおすすめが少ない

これも思った。なんかポップスとかJ-POPとかアルバム聞きさせる気ないでしょ?と思うくらい。こうやってみんなアルバムで曲を聞かなくなるのよ。
最近のJ-POPでアルバム聞きしたいアーティストってあいみょん、藤井風、米津玄師くらいじゃね?まあいいや。

アーティストページ行くじゃん。するとあの人気ランキングがあって、その下はなんか2-3このアルバムの表示があって、ほかのアルバムを見るには詳細ボタンをタッチしなきゃでしょ。あれがしんどい。アルバムで聞きたい人としてはほぼ毎回タッチしてるあれ。しかも時系列順だからどれを聞けばいいのかもわかんない。

アルバムっていいのよ。そのアーティストの内面のさらけ出し方をサラリーマンにたとえるとするならば、
有名なシングル曲で見せるのは会社で仕事してるときの顔。
指定された資料を期日までに提出してください、みたいな。まあ軽く冗談言ってくれるかもしれないけどその程度よ。
でもアルバム曲で見せるのは打ち上げで見せる姿だね。ほろ酔いで、上司なり部下なりに酔っぱらってちょっと失礼な態度を見せるのよ。おまえそれやるかーみたいな。

それを見たいのよね。こっちはね。だから、配信でハイペースで出せばいいみたいなのがブームだけど、正直言うとあまり好きじゃない。というか、ちゃんと円盤にして出してほしい。仕事の顔があって、飲み会の顔があって一つの人間なわけじゃない。配信シングルだけの人って裏見せない人みたいで怖いんだよね。

これはちょっと脱線なんだけど、
最近「俺どんなジャンルでも聞くんで」ってやつ多くない?

いや、いいの。例えば銀杏BOYZが好きで、weezer,green dayみたいなあの年代のロックが好きで、でもスティービーワンダーが好き(俺のこと)みたいなやつがいても全然いいのよ。

ただね、あの知ったような口のきき方。あれなんなんだろうね。

これもでもサブスクの弊害だと思う。なんか最近「あのアーティストはウザイ」みたいなディスり減ったじゃん?多分それはそれなんだよ。というのは、よくない曲はスキップするから。一昔まえだとヤバTみたいなんは今一瞬でスキップされちゃうんだよ。耳障りが良くないから。
それってなんだかなー。

4.やっぱり音質がびみょい。

spotifyってなんか、あんま音よくないよね。最高音質とかにしても、なんかこんなもんかーって感じよね。もやもや。

まあ以上が俺のspotifyに対する不満ってわけだ。


新年になって、気分一新新しい曲をいろいろ聞きたくなって、すると音楽の向き合い方も少し変えなきゃなぁと思って俺はある決意をした。

spotifyやめよう


そして今日、spotifyを解約することにした。”解約”のボタンを押した瞬間、とてもすっきりした気分になった。これでサブスク人生ともおさらば…?

は、しなかった。
普通にamazon music unlimitedに乗り換えた。

でもね、これが使いやすいのよ。
むかしamazon musicってアプリが重たいのがネックだったんだけど、それもだいぶ良くなってるし、
なによりアルバムのおすすめが多いのがめっちゃよい。あと、再生画面をスクロールするとアーティストによっては豆知識が見れたりして、なんかamazonの努力がひしひしと感じられてよい。
字数の関係で端折るけど、さっき書いた4点をだいぶましにしてくれてるのがわかると思う。

よかったらみんなもamazon music unlimited使ってみて。

ちなみに読者がamazon musicに乗り換えても私にお金は一銭も入ってこないので、契約はご自由にどうぞ。


でもサブスクのこの時代、音楽とのかかわり方はマジで考えもん。
TSUTAYAでたくさんCDをレンタルしちゃうとサブスク時代だとさすがに聞かない曲出てくるし、かといって完全サブスクはあり得ないんだよなぁ。
だから、好きなCDはアーティスト問わず結構軽めに買っちゃうってのが一つなのかな。アルバムってそれなりに値段するから買いすぎのいい抑止力になるしね。

まあそんなこんなで、思うことをだらだらと述べた文章でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?