【コラム】占いは人生のネタバレ。
占いについて色々と考えるきっかけがあり、自分の中の考えを整理してみました。
自分は占いの事をどう思っているのか。良しなのか、悪しなのか、信じているのか、いないのか。
色々考えを巡らせました。
辿り着いた答えは「占いは人生のネタバレ」ではないか?という事。
どういう人間なのか、どんな仕事を選ぶのか、どんな人と恋をするのか、いつ結婚するのか、どんな死に方なのか、をとんでもない確率で言い当てる占いがあれば、その占いは評判を呼び、人気になるでしょう。
世の中のほとんどの人間は受けたがるのではないでしょうか。自分もそうだと思います。
つまり人はネタバレされたがっている。
あんなにミステリー作品の犯人を言われるのは嫌がるのに、恋愛リアリティーショーで誰と誰がくっつくか、を考察しネタバレを遮断しているのに、日本代表戦の結果を見ないようにスマホ断ちしているのに、自分の人生はネタバレされたい。とにかく結果を先に知りたい。
どんでん返し映画のワクワクや、綿密な伏線回収など、先を知らないからこその楽しみが、精度が高ければ高いほど占いは奪っていく。
なのに当たる占いを求め、当たった事に感動したり、歓喜したりする。ネタバレ喰らってるのに。
自分は結婚出来るのか?それは誰なのか?どこに行けば結婚相手と出会えるのか、全てを知りたがっている。
ゲームで言うと、どこが最後の決戦の地なのか?ラスボスは誰なのか?どういうストーリーでラスボスと争う事になったのか?全部教えてもらってる。ネタバレ喰らいまくってる。
僕はこれまで占い云々よりも占いに傾倒している人を見るのが少し苦手でした。
「アレもコレも当たってて」「だから来年はこうなる」みたいな事を言っているのを聞くと、占いの結果や占い師よりも、その傾倒感に少し胃もたれがする感じ。
それはひょっとしたらその人が自分の人生をネタバレされまくってる事を嬉しがっているのを見て違和感があったのかもしれません。
……いや、そんな事はなくやっぱり占いって胡散臭いな、って思ってるのかも。
だってそんな凄い力あるなら世界平和にしてくれよ、って思うし、未来を視る力をもっと有意義に使ってほしい。そんな願いがあります。
ちなみに僕は結婚線が太いらしく、死ぬまでに絶対結婚するよ、って言われたのを生き甲斐に日々生きています。
たまにはネタバレ見てから観る作品があっても良いですよね。
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