平均資産3億円、アメリカの富裕層について。
こんにちは、清家です。
私は現在、ロサンゼルスのWestlake Villageというところで、日本食飲食店を2店経営しています。
Westlake VillageはMalibu(マリブ)という場所から15分ほどのところにあり、富裕層が住む街でも有名なところです。
私は、ロサンゼルスには日本人の友人が少なく、生活の98%を白人と過ごしています。
そして、私のお店に来るお客さんや友人とは、よくビジネスの話をします。
どのような人と付き合っているのかということも関係しますが、感覚的に日本人はお金の話をあまりしたがらず、アメリカ人はその点においてはとてもアグレッシブに感じます。
アメリカ人の根底には、お金は自分の力で稼いで、欲しいものは自分自身で掴んでいかなければならないという考えがあります。
また、お金を持つことはステータスであり、社会的信用を保持していることの証明であるという意識も強くあります。
医療費の高騰、物価高、貧富の格差、移民問題、etcとアメリカも抱えている問題は小さくありませんが、市場規模が大きい上に、経済の成長速度が早く、国の政策が米国自国の繁栄を第一優先に考えているため、総じてアメリカには勢いがあります。
皆様もご存知の通り、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ニューヨークで会社に勤めて、年収6000万円、7000万円稼いでいる人は沢山います。
アメリカでは富裕層は「Millionaire ミリオネア」や「Billionaire ビリオネア」と呼ばれています。($1 Millionは1億4,000万円、$1 Billionは1,400億円)
※本記事の換算レートは$1=140円
アメリカの人口は3億3699万人、現在億万長者と呼ばれる$1 Million(1億4,000万円)以上持つミリオネアの人数は、全人口の7.27%に当たる2,450万人います。
その富裕層が持つ平均資産は、3.08億円となっています。
その内の33%(約81万人)は女性です。
日本はどうでしょうか。
日本の人口は1億2,494万人。$1 Million(1億4,000万円)以上持つ富裕層の数は、日本人口の2.67%に当たる333万人と言われています。
こうして日本とアメリカの数字を比べて見ると、アメリカの方が富裕層の数が多いことが分かります。
アメリカ人はどのようにして富裕層になっているのでしょうか。
そのほとんどが下記の方法によります。
1. 年収の高い仕事に就いて貯金&投資
2. 自分で起業してビジネス(売却含む)
3. 不動産投資
4. 遺産相続
5. 上記を元手に株式投資
私の周りには、フリップ(Flip)と呼ばれる不動産投資をしている人が多くいます。不動産物件を安く購入して、修繕した後に価値をつけて売却するという方法です。
リスクはもちろんありますが、アメリカの不動産中古市場は安定しているのと、資格なしに個人でも行えるので、アメリカでは人気の投資法となっています。
富裕層という言葉だけを聞くと、とても華やかで誰もが憧れる存在ではありますが、彼らが今の資産をどのように築いたのか話を聞くと、その道のりは険しく長いことが分かります。
自己破産、詐欺、一家離散、仕事だけの毎日、ビジネスによる相当なストレス、先の見えない不安と、皆さん過去のことは笑いながら話しますが、富裕層になるための相応のリスクは100%取っています。
一人一人、人生は平等ではなく、生まれ持った能力や環境も異なりますが、結局は皆、自分のなりたい姿になるよう行動しており、今ある姿はその結果でしかないということに気付かされます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
清家 秀俊
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