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アメリカで指を骨折して手術で550万円掛かった話

こんにちは、清家です。

2023年の話になりますが、サンフランシスコの友人の家に遊びに行く機会がありました。

友人はボートを3台所有しており、水上スキーがメインです。

私は、サンフランシスコも水上スキーも初めてです。

とても楽しみに、ロサンゼルスからサンフランシスコの友人宅へと向かいました。

友人宅のベランダから

初めてのサンフランシスコは、スタンフォード大学やメタ社も見学でき、充実したものでした。

到着して次の日、早速ボートに乗って水上スキーを楽しみます。

一日目

友人1
友人2

彼らは小さい頃から、海に繰り出しているので、実力はプロ並みです。

手取り足取り教えてもらいながら、色々なことを教えてもらいます。

筆者:初めてのトライ
筆者:初ジェットスキー

初めてですので、なかなか上手くいかないことが多くありましたが、とても楽しい時間でした。

ただ、何か危ない予感がします。

ボートに引っ張られて、上手く水上に立てずに倒れるのですが、これがかなり痛いのです。そして、怖いのです。(笑)

ボートはかなり早いスピードで進みますので、倒れると水飛沫もすごいです。

ですが、友人は口を揃えて言います。

「水だから大丈夫。何も心配いらないよ。」

そんな、友人の言葉を信じて、1日目は無事に終えました。

「なかなかセンスあるよ!いい感じじゃん。初日にベアフットで立てた人、今までの人生で見たことないよ!」

ベアフットとは、ボートから伸びた棒を持ち、引っ張られながら素足で水上に立つことです。

友人1

簡単に片手で立っていますが、このようになるまでには相当な練習が必要です。

友人のとても上手な指導のおかげで、小鹿が震えながら立つように、不細工ではありますが、私も初めてチャンレンジした日に立つことができたのです。

二日目

前日にウォームアップを終えた友人のパフォーマンスは、よりアグレッシブになり、ボートの速度も上がっていきます。

友人の私への指導にも熱が入り、何度も倒れながらも、上達しようと私も頑張ります。

しかし、ここで悲劇が起こります。

何度も水の上で転んでいる内に、転ぶのが億劫になり、ボートが勢いよく加速して体が倒れたにも関わらず、ロープを離さずに強く握ってしまいました。

その瞬間、右手に激痛が走りました。

水中に浮きながら、右手を見てみると、薬指の第一関節が90度に曲がっていました。

不思議なもので、それをみた瞬間、瞬間的に何も考えずに指を引っ張って、第一関節を元の位置に戻しました。

それでも、指は真っ直ぐにはなっていません。(汗)

肩が脱臼したら、引っ張って元の位置に戻すという話は聞いたことがあるかと思います。

私も、そのような軽傷を期待していたのですが、指の痛みは引かず、どんどん腫れていきます。次の日の朝一に、Urgent Care(急病診療所)に駆け込みました。

レントゲンを撮ってもらうと、薬指のところが綺麗に折れていました。

中指にもひびが入っていました。

薬指骨折

レントゲンを撮った翌日に、ロサンゼルスに帰ることになっていたので、直ぐに整形外科を探します。

家の近くに有名な先生がいることが分かりました。

直ぐに手術が必要とのことで、詳しく説明を聞きます。

先生「手術で、小さなボルトとピンを入れて固定します。費用は30万円になります。」
私(30万円か。先に払って、保険会社に請求すればいいか。よし手術だ!)
私「直ぐに手術の手配をお願いします。お金もすぐに払います。」
先生「では、300万円の支払い方法はどのようにされますか?」
私(・・・?300万円?)

手術費用は30万円ではなく、300万円でした。

0の数を聞き間違えていたのです。

渡米してから、初めて保険会社にお世話になったのですが、大変助かりました。ここで感謝を申し上げます。

手術後

手術は無事に終わりました。

ピンとボルトが無事に入っています。(笑)

しかし、問題が発生します。

手術から1ヶ月後にピンを抜いて、リハビリを開始するのですが、薬指第一関節が全く曲がらないのです。

手術から5ヶ月後に、先生から「ひょっとすると薬指に入っている小さなボルトが、指を動かす邪魔をしているかもしれない。このボルト取っちゃいますか?」との話がありました。

指がまた元通り動くようになるならと、二つ返事で承諾しました。

また、詳しく手術内容を聞きます。

先生「手術費用は250万円になります。」

これが、指を骨折したがために、総額550万円掛かった話です。

全て保険でカバーされましたが、本当に感謝しかありません。

アメリカの医療費は高いということは知っていましたが、自分自身で実際に体験すると、改めて日本とは違うということを痛感しました。

2024年1月12日現在も、リハビリ中ですが、怪我には十分に気をつけなければならないと、強く認識した経験でした。

最後までお読みいただきありがとうございます!

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