好きなことで食っていく、の正体(自己回復プログラム37)

世の中には2つの市場と2つの報酬が「同時に」存在する。

昨日は、おぎの白饅頭トークイベント Vol.9 「しょぼく・しぶとく・ずぶとく暮らす―― えらいてんちょうと語る、『無責任』のすゝめ」
というトークイベントを聴きに行っていた。

中でもやはりえらいてんちょうさんの話は面白く
人は怒られながら時給1500円で仕事をするより、褒められながら500円で仕事をすることを選ぶ
と言っていた

これはつまりどういうことなのか

俺は割と古い考えを持ったある社長のこんなボヤキを聞いたことがある

なぜ最近の若者は副業などしたがるんだ?
中途半端だ。
一個のことに没頭できないのか?
というもの

そして俺は海外人材の営業をやっているが、今問題が発生しているのは
給料が高くてもすぐ辞めてしまう人が多いこと

また、俺は前職が福祉職だったのだが、障害者の親たちは、かつてなく支援環境が整備されているにも関わらず、不安や不満が全く減っていないということ

これらはつまり何を意味しているのか
ずっと考えていた

そしてこのトークショーを聞いてはっきりと分かったことがある

市場と報酬は2つ存在する
これが明確になった

2つの報酬とはなにか

通常、人間は自分の労働に対して2つの報酬を期待している
経済的な報酬と
心理的な報酬

今までは、経済的な報酬が増えて、いい家を買ったり子供を大学に行かせたり、ブランドバッグを買うことが心理的報酬にも繋がっていた
その心理的報酬は国家や社会によって支払われていた
会社は経済的報酬を与え
社会や国家が承認、つまり心理的報酬を与える

それが価値観の多様化により心理的報酬を得ることが困難になった

だから副業や、個人の選択の自由なんかが取りざたされ始めた

好きなことだけで食っていく
とはつまり、
心理的な報酬を追求して、その結果経済的報酬を得る
というトレンドだ

別に芸術家たちは昔からそれ(心理的な価値を経済的価値に変えること)をやってきたので、別に新しくはないんだが、インターネットによって経済的な価値への変換が容易なったということだろう

そしてえらてんさんが言っているのは
経営者も心理的に報酬払っていれば人は集まるし働いてくれる
ということである

2つの市場も概念もまた同じだ

人の心理を動かすことに対して、かつてなく金を払いやすくなった

だから、経済的な市場と
個人が勝手に意味のわからない理由で金を払う市場

の2つが可視化された

それは

古くは芸術家やヒモであったものから
ユーチューバーなどの、広告費で間接的に金銭が払えるところまで広がり
ついにはプロ奢ラレヤーなどの個人が勝手に金を払ってスポンサーになるという個人的な経済圏になった

俺は少し前にキンコン西野の革命のファンファーレを読んだのだが、いまいちピンと来なかった

でも今回分かった

あるのは
「経済的市場」と「個人が勝手に金を払う心理的市場」
「経済的報酬」と「心理的報酬」

「心理的市場で勝負したほうが今や経済的報酬を得られる」
というのがキンコン西野氏の「革命」の意味だったのだろう

そして心理的報酬で人を集めて、経済的な市場と心理的な市場を両方押さえ、経済的報酬を発生させているのが
えらいてんちょうさんの言っていることなのかなと
彼はトークショーの中で
「一芸が無いやつでも、俺が価値を最大化してマネタイズするのでどんなやつでも問題ない」と言っていた

1日8時間働けない人間(経済的市場価値の低い人間)でも、心理的価値を付与する(つまりブランディング)さえできれば、金を発生させられるということ

これをバーという形で広げている手法、天才感あるな、などと思いつつ

今、そうやって個人を労働的な市場から解き放って、金を稼ぐサービスが次々に出てきている
最近ならこれとか https://takk.fun/

そういう風に理解した

ユーチューバーになる、はレッドオーシャンかもしれないが

心理的経済圏で月20万稼ぐ、はブルーオーシャンであり続けるのではないか

そして、俺はというと
俺ももうひとつの市場で稼いでみてえなあ
と思ったし、次はそういう視点で金を稼いでみたいと思ったのだ

そのほうが生きやすそうだから

このイベントは救済感に満ちたとても楽しいイベントだったとさ

振り返り
英語 NO
吐き出し NO
ノート OK
昨日就寝時間 3時くらい(8時間睡眠)気分まあまあ

昨日からキングダムにはまっているせいで睡眠時間が崩壊した
王騎かっこよす
立て直すべく眠剤投入

みなさんいい夢を

おやすみ


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