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私の仕事術

私は体力があまりなく、元来の怠け者タイプである。そのため、何事をするにも、どうすれば一番効率が良いのかを考えてしまう癖がある。そのような性格でも、なんとか生きてきた、私なりの仕事術をお伝えできれば幸いである。

①睡眠時間の確保

平日に休まず、かつ、効率よく仕事をするためには、睡眠をしっかり取ることが欠かせない。私は必ず、7時間の睡眠時間を確保している。よっぽどの差し迫った理由がない限り、睡眠時間だけは絶対に必要だ。これより下回ると、仕事の効率は悪くなるし、免疫力も落ちて風邪をひいてしまう。少なくとも6時間は必須だ。また、ビタミンサプリなどを摂取して、健康に気をつかうことも重要。

②AIの活用

ChatGPT4の登場以来、私はこれを情報収集、及び、アイディア出しのツールとして活用している。新しいトピックを調べようと思ったとき、AIに投げかければ、そのトピックに関連する情報、及び、論文・ホームページ等を瞬時に教えてくれる。また、研究のアイディア出しのときに、研究のアプローチ方法を投げかけてみると、どのような流れで実験を組めば良いかのヒントをもらえることもある。残念ながら「Chat-GPT4」は有料である。無料として有効なAIサイトは、今のところ「Gemini」や「Copilot」であろう。今後も、同様のAIサイトが増加していくと思われる。

③電子書籍の活用

電子書籍が一般的になった15年前くらいから、私は電子書籍を愛用している。書斎に本をたくさん並べておく時代は終わったと思う。電子書籍は場所もとらないし、さらに、職場ではMac(PC)で、移動時にはiPhone(スマホ)で書籍が読める。また、暗記しておきたいところは、iPhone(スマホ)で写真をとっておく。こうすると定期的に見返すことが容易である。会議資料などもたまりがちであるが、ScanしてPDFにして、紙の資料はシュレッダーにかけてしまう。ただし、どうしても紙媒体でしか手に入らない書籍の場合は本棚にしまうし、個人情報の入った取扱い注意の書類は、鍵のかけられる本棚にしまう。

④苦手分野は人にまかせる

人には、得手不得手がある。私の場合「研究・実験のアイディアを出したり、情報を収集・整理して申請書にしたり、データをまとめて論文にする作業」が得意分野である。しかし「研究成果の商品化・社会実装や、特許戦略を練り上げる作業」は苦手分野である。そのため、私はこの方面が得意な人に全面的にまかせてしまう。もちろん、進行具合を確かめることは肝要だが、大きなミスに繋がらないことだけケアしておけばよい。自分は得意な分野だけに取り組む。

⑤学生・後輩から学ぶ

先生、先輩から教わるのは当然のこととして、とりわけ私は、学生・後輩の意見をとても尊重するようにしている。私は学生・後輩を教育、指導して、道を指し示す立場にあるが、休憩時間の雑談などを通して、積極的に彼らの話を聞くようにしている。こちらが丁寧かつ親身になって接していれば、若い世代は自然と良い情報を持ってきてくれるものである。若い世代を絶対に軽視してはならない。自分より若い世代の方が、考え方が進んでいることはいつの時代でも変わらない。

以上が、私の仕事術である。健康面・精神面をケアしつつ、最新のテクノロジーに積極的にふれることを重要視している。AIがものすごいスピードで発達している今、これを使わない手はないだろう。ただし、自分ひとりでは限界がある。そこで、苦手な部分を他の得意な人にまかせてしまおう。さらに私は、若い世代から、積極的に新しいことを教えてもらうことを信条としている。

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