「AI時代」について考える前に、学生時代の成績と研究能力の関係について考えてみよう。個人的な経験則ではあるが、私が見てきた限り、テストの成績と研究能力は必ずしも一致していない。偏差値の高い大学に入学し、成績が優秀であるに越したことはないのだが、それがそのまま優れた研究能力に直結するかというと、そうでもない。
① 研究能力はある種の才能であり、センスである
科学における研究とは、未知の現象を解明したり、新しい手法を発明することである。つまり、試験のように必ずしも答えがあるも
とあるアスリートの赤裸々なnote記事を読んで、深く考えさせられた。
どの業界も同じなのかもしれないが、競技の世界は特に厳しいように感じる。選手として注目を集め、成功するためには、主に2つの道があるだろう。
① 実力で結果を残し、注目を集める(実力先行型)
② 魅力的なキャラクターで、自然と注目を集める(人気先行型)
一方、私はというと、学生時代から分子生物学の研究者を目指していた。研究者として注目を集め、成功するためには、主に2つの道があるだろう。
① 質の高い研究