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KabuK Style COO兼CTO

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KabuK Style COO兼CTO

記事一覧

COO/CTO目線で考える、KabuK StyleとHafHが向き合っている課題

KabuK Style COO兼CTOの後藤です。旅のサブスクHafH(ハフ)の5周年と2nd Stageへの移行にともなって、社内メンバーがHafHに対するそれぞれの立場や歴史からの思いを綴って…

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1か月前
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推進力の源泉

課題解決やプロジェクトにおける「推進力」というものについて考えてみます。 私が所属する会社では、プロダクトとビジネスがまだまだ完成形にはなっていません。プロダク…

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6か月前
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マネージャーのスキルとしての、新しい役割をでっち上げる力

マネージャーのみなさん、自身で組織内に新しい役割を作ったことはありますか? プロダクトやシステムの機能を担当する「チーム」として役割を定義することは普通に多くあ…

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1年前
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ポッドキャスト『エンジニアリングマネージャーの問題集』001公開

前回の記事でお知らせしたポッドキャストの、第1回目のエピソードが公開されました。 今回は株式会社カミナシ エンジニアリングマネージャーの宮本大嗣さんがゲスト。番組…

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1年前
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エンジニアリングマネージャーのオンボーディング

twitterにて、「エンジニアリングマネージャーのオンボーディングってどうしてる?」というつぶやきを見かけたので、私がやっていることをざっくり書いてみます。 以下、…

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1年前
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ポッドキャスト はじめました

唐突ですが、ポッドキャストを始めてみました。タイトルは『エンジニアリングマネージャーの問題集』です。ゲストをお招きして、現場で起こっているソフトウェアエンジニア…

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1年前
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KabuK Styleのプロダクト開発をとりまくチームのトポロジー

KabuK StyleのCOO兼CTO 後藤です。前回の記事で、CTO直属のチームDigital Service Unitについて簡単に紹介しました。 今回の記事では、KabuK StyleにおいてHafHというプロ…

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1年前
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KabuK Styleの社内デジタル庁「Digital Service Unit」創設について

KabuK StyleのCOO兼CTOの後藤です。2022年5月に就任と同時に、CTO直轄の組織「Digital Service Unit」を創設しました。このnoteでは、ユニットのミッションや、そこに込め…

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1年前
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My New Journey at KabuK Style

約3年半勤めた株式会社メルカリを退職します。4月15日が最終出社でした。退職の理由は至ってシンプルで、私が魂を燃やせる新たな会社が見つかったからです。 メルカリでは…

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2年前
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Meetyでエンジニアリングマネージャーの雑談会をやっています

EM同士で1時間、ノーアジェンダ、ノー準備であれこれ話をする会を、2回ほど開催しました。どちらもMeetyで募集、運営2名(私と、カミナシEMの宮本さん)以外に5名の参加者…

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2年前
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エンジニアリングマネージャーはMeetyでいろいろな方と話すと良いよという話

メルカリJPで主にバックエンド領域のEMをやっている後藤です。この記事は、Engineering Manager Advent Calendar 2021(その2) の5日目のものです。 みなさん、Meetyをす…

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2年前
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ミンツバーグのマネジメントプレーンを使った振り返り

メルカリJPで主にバックエンド領域のEMをやっている後藤です。この記事は、Engineering Manager Advent Calendar 2021(その1) の1日目のものです。 エンジニアリングマ…

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2年前
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本:Engineers in VOYAGE - 事業をエンジニアリングする技術者たち

ソフトウェアエンジニアのモチベーションの源泉というのは人によって様々ですが、「事業に貢献する」ことに強くモチベートされる方が、偶然私の周りには多くいます。「Engi…

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3年前
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本:エラスティックリーダーシップ 自己組織化チームの育て方

Roy Osherove著。本書の内容はサブタイトルにあるように「自己組織化チームを育てるための考え方と処方箋」だ。"エラスティック"というあまり馴染みのない言葉がタイトルに…

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3年前
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本:スクラム 仕事が4倍速くなる"世界標準"のチーム戦術

スクラムの考案者であるジェフ・サザーランドによって書かれた、スクラムをソフトウェア開発者だけでなく、より広い読者を対象とした本。スクラムが生まれたエピソードに始…

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4年前
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COO/CTO目線で考える、KabuK StyleとHafHが向き合っている課題

COO/CTO目線で考える、KabuK StyleとHafHが向き合っている課題

KabuK Style COO兼CTOの後藤です。旅のサブスクHafH(ハフ)の5周年と2nd Stageへの移行にともなって、社内メンバーがHafHに対するそれぞれの立場や歴史からの思いを綴っています。当社とHafHのこれまでや現在について、いろいろな目線での記事を是非読んでみてください。

HafHは、サブスクリプション方式でサービスを提供しています。これは、サブスクリプション方式自体が、「ふ

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推進力の源泉

課題解決やプロジェクトにおける「推進力」というものについて考えてみます。

私が所属する会社では、プロダクトとビジネスがまだまだ完成形にはなっていません。プロダクトの機能やその打ち出し方、連携するサードパーティ、それらを繋いだ中心に作られるビジネスモデル、などなど。それぞれを次のステップへ進めていくために、会社内には常に大小様々なプロジェクトが存在します。それと同時に、プロダクトとビジネスの成長を

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マネージャーのスキルとしての、新しい役割をでっち上げる力

マネージャーのみなさん、自身で組織内に新しい役割を作ったことはありますか? プロダクトやシステムの機能を担当する「チーム」として役割を定義することは普通に多くあると思います。また、エンジニアリングマネージャーやテックリードといった、他社で使われているタイトルに基づく役割を導入するといったこともあるでしょう。今回取り上げたいのは、そのようなある種既製の役割を導入するのとは異なる、カスタマイズされた役

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ポッドキャスト『エンジニアリングマネージャーの問題集』001公開

前回の記事でお知らせしたポッドキャストの、第1回目のエピソードが公開されました。

今回は株式会社カミナシ エンジニアリングマネージャーの宮本大嗣さんがゲスト。番組ホストで株式会社KabuK Style COO兼CTOの後藤秀宣が「宮本さんのキャリアとカミナシの事業」「組織の観点からの問題」といったメインテーマで宮本さんとお話ししています。

カミナシの事業内容とカルチャー

30代で経営企画から

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エンジニアリングマネージャーのオンボーディング

twitterにて、「エンジニアリングマネージャーのオンボーディングってどうしてる?」というつぶやきを見かけたので、私がやっていることをざっくり書いてみます。

以下、「自分が新しい会社に入社した際に、自分がオンボードされるためにやること」という目線で書きますが、私が実際に転職して使ったのは現職への1回くらいのものです。しかし、前職で多くの中途入社EMをオンボードしてきており、基本的には同じ考え方

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ポッドキャスト はじめました

唐突ですが、ポッドキャストを始めてみました。タイトルは『エンジニアリングマネージャーの問題集』です。ゲストをお招きして、現場で起こっているソフトウェアエンジニアリングの周辺にうずまく諸問題を、観点を変えながら見ていくといった内容です。現在 #0 のトレーラのみ公開されています。少しでも興味を持たれたら、是非トレーラーをお聴きください。

トレーラーでも話していることですが、ソフトウェアエンジニアリ

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KabuK Styleのプロダクト開発をとりまくチームのトポロジー

KabuK StyleのCOO兼CTO 後藤です。前回の記事で、CTO直属のチームDigital Service Unitについて簡単に紹介しました。

今回の記事では、KabuK StyleにおいてHafHというプロダクト開発を担っているProduct Unitと、Digital Service Unitとの役割分担の設計や、ワークさせるための方針を紹介します。この設計は将来のための一手ではあり

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KabuK Styleの社内デジタル庁「Digital Service Unit」創設について

KabuK StyleのCOO兼CTOの後藤です。2022年5月に就任と同時に、CTO直轄の組織「Digital Service Unit」を創設しました。このnoteでは、ユニットのミッションや、そこに込める思いを紹介します。

私の考える最強のエンジニアチームとしてのDigital Service Unitタイトルで「社内デジタル庁」と格好良い書き方をしてみましたが、ぶっちゃけた言い方をすると

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My New Journey at KabuK Style

約3年半勤めた株式会社メルカリを退職します。4月15日が最終出社でした。退職の理由は至ってシンプルで、私が魂を燃やせる新たな会社が見つかったからです。
メルカリでは多くの方にお世話になりました。是非、私のチャレンジを見守り、また応援頂けましたら幸いです。

KabuK Style - トラベルフィンテックカンパニー私が次のチャレンジに選んだのは、株式会社KabuK Style(カブクスタイル)です

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Meetyでエンジニアリングマネージャーの雑談会をやっています

EM同士で1時間、ノーアジェンダ、ノー準備であれこれ話をする会を、2回ほど開催しました。どちらもMeetyで募集、運営2名(私と、カミナシEMの宮本さん)以外に5名の参加者というスタイルで2回とも満席でした。今後も継続して開催する予定です。

なぜやっているのか?「ふらっと立ち寄るとエンジニアリングマネジメントの悩みを話せる人がいる、そんなバーや居酒屋的な場があったら。そこに来る人たちは、一瞬でコ

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エンジニアリングマネージャーはMeetyでいろいろな方と話すと良いよという話

メルカリJPで主にバックエンド領域のEMをやっている後藤です。この記事は、Engineering Manager Advent Calendar 2021(その2) の5日目のものです。

みなさん、Meetyをすでに使っていますか? この数ヶ月で、いろいろな会社さんがMeetyでカジュアル面談を公開し賑わってきていますね。私自身も、自社で担当している募集ポジションに関するMeetyを作り、そこで

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ミンツバーグのマネジメントプレーンを使った振り返り

メルカリJPで主にバックエンド領域のEMをやっている後藤です。この記事は、Engineering Manager Advent Calendar 2021(その1) の1日目のものです。

エンジニアリングマネージャーのみなさんなら、チームの活動に対する振り返りは様々なプラクティスも含めて経験をお持ちかと思います。では、自分自身の仕事の振り返りは、どうやっていますか?

エンジニアリングマネージャ

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本:Engineers in VOYAGE - 事業をエンジニアリングする技術者たち

ソフトウェアエンジニアのモチベーションの源泉というのは人によって様々ですが、「事業に貢献する」ことに強くモチベートされる方が、偶然私の周りには多くいます。「Engineers in VOYAGE - 事業をエンジニアリングする技術者たち」は、そういう種類のソフトウェアエンジニアが読むと、この会社で仕事したら楽しいだろうな!と思わせてくれる本だと思います。

この本でエピソードを語るソフトウェアエン

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本:エラスティックリーダーシップ 自己組織化チームの育て方

Roy Osherove著。本書の内容はサブタイトルにあるように「自己組織化チームを育てるための考え方と処方箋」だ。"エラスティック"というあまり馴染みのない言葉がタイトルに使われているのは、チームの状態に合わせてリーダーシップのスタイルを変えていくということに由来する。なお、基本的には、自己組織化されたチームを理想としていることが前提であり、この前提の理解がない場合は、先にアジャイル関連の書籍を

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本:スクラム 仕事が4倍速くなる"世界標準"のチーム戦術

スクラムの考案者であるジェフ・サザーランドによって書かれた、スクラムをソフトウェア開発者だけでなく、より広い読者を対象とした本。スクラムが生まれたエピソードに始まり、スクラムを支える基本概念・ルールについて、いくつものエピソードからどのようにそこに到達したのかを知ることができる。

スクラムは、ある理想状態を目指すフレームワークだ。その理想状態を知る一つのエピソードが、「目指す方向性と、適応力」だ

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