ひでまる(hidemaru)

福島県郡山市在住。製造業、IT企業で人事一筋25年。人事制度企画・運用、採用、組織活性…

ひでまる(hidemaru)

福島県郡山市在住。製造業、IT企業で人事一筋25年。人事制度企画・運用、採用、組織活性化など人に関する課題でお悩みの企業を応援。経営管理修士(MBA)。 https://hidemaru.stek-swimming.org マスターズスイムチーム「STEK(ステック)」代表。

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自己紹介(地方企業の人事・組織活性化の応援家:hidemaru)

地方企業の人事・組織活性化の応援家、hidemaruです。 主として、福島県郡山市で活動しています。 福島県郡山市生まれ。高校まで地元で過ごし、大学の4年間は仙台へ。1998…

企業で働く意義ー自己実現への道

 企業は、その社会的存在意義を通じて、日々の創意工夫と自己肯定感の向上に努めています。単に業務を遂行するだけでなく、働く人々にとって人生を豊かにする貴重な経験を…

求職者と企業の間の理解を深めるー期待のミスマッチを解消するための具体的対策

 現代の雇用市場における求職者と企業間の期待のミスマッチは、多くの職業領域において顕著に見られる問題です。この問題の解決には、双方が互いの期待とニーズを正確に理…

キャリア自律を目指す人事戦略ー高橋俊介氏『キャリア論』再訪

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『1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』(致知出版社、2022年)のp163「5月10日:言葉を生み出すことは苦しいことなのよ (沢知恵 歌手)」を取り上げたいと…

川上真史氏ー企業の持続的成長に向けたエンカレッジメントの活用: 従業員の個性を活かす人事施策

 川上真史ビジネス・ブレークスルー大学教授の「企業と心理学 トピックス #8 エンカレッジメント」というテーマは、古くて新しい概念を改めて認識する良い機会となりまし…

労働組合の新時代: 現代課題への適応と企業との連携

 昨今、労働組合の「弱体化」がいわれています。私も1990年代の後半から、人事労務に従事してきました。労働組合との対応もこなしてきましたが、当時はすでに労働組合は以…

【書籍】なぜ小企業は仕組み化に苦労するのか?成功の鍵を探る

 小川実著『小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか』(アスコム、2023年)を取り上げたいと思います。私自身、「超」大企業には在籍したことはなく、また、ご支…

多角的アプローチによる人材不足問題の解決戦略

 人材不足問題は、単一の原因によって引き起こされるものではなく、複数の要因が複雑に絡み合って発生します。そのため、問題の解決には、社会環境、企業側、求職者側の各…

組織と個人の成長を導くための人事戦略ージム・ロジャーズ氏の洞察から学ぶ

 『プレジデント2024年5/17号)』は、「毎日ラクになる 任せるコツ」でした。その中でも、「世界的投資家ジム・ロジャーズが伝授 お金の教養がない中高年は、今から何を…

【書籍】会社は人間修業の道場ー染谷和巳氏の視点から

 『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』(致知出版社、2020年)のp160「5月7日:会社は人間修業の道場(染谷和巳 アイウィル主宰)」を取り上げたいと思いま…

戦略的目標管理ーMBOの形骸化とも戦う

MBOとは  MBO(Management By Objectives)は、目標管理とも呼ばれ、役割責任を基に目標を設定し、目標に基づいて効果的にマネジメントを行う制度です。ただし、目標を管…

夫婦のニーズに基づく解決策の探求ー(L.E.T.)メソッドIIIを用いた具体的アプローチ事例

 L.E.T.(リーダーシップ・エフェクティブネス・トレーニング)の「No-Lose 対立解決法(メソッドIII)」は、対立を解決するための効果的な手法です。個々のニーズを尊重…

偶然の成功はあるが、偶然の失敗はない:教訓と学び

 『致知』2024年6月号(特集「希望は失望に終わらず」)の中で、「おにぎりは心と心を繋ぐものー右近由美子さん(おにぎり専門店 「ぼんご」 店主) p100」という記事(私…

社員一人ひとりが知っておくべき給与の基礎知識ー最低限は会社が教える

 私たちが働いて得る対価である給与は、生活を支える重要な収入源です。しかし、多くの社員が自分の給与についての知識を十分に持っていないのが現状ではないでしょうか。…

AI時代に求められる学びの形ー藤原和博氏の教育改革提案と企業にどう活かすかー日経ビジネス記事より

 日経ビジネス2024/5/1-2の記事に『藤原和博氏が訴えるAI時代の学び(前後編)』が掲載されていました。この時代における学びは、企業人事としても吸収、応用できる部分が…

自己紹介(地方企業の人事・組織活性化の応援家:hidemaru)

自己紹介(地方企業の人事・組織活性化の応援家:hidemaru)

地方企業の人事・組織活性化の応援家、hidemaruです。
主として、福島県郡山市で活動しています。

福島県郡山市生まれ。高校まで地元で過ごし、大学の4年間は仙台へ。1998年に大学を卒業しました。

本業は人事一筋25年本業は、人事(正確には総務関連も含む)一筋25年です。

1998年、大学卒業後、大手メーカー関連の化学メーカーの工場人事配属、人事としてのキャリアをスタートしました。
 当時

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企業で働く意義ー自己実現への道

企業で働く意義ー自己実現への道

 企業は、その社会的存在意義を通じて、日々の創意工夫と自己肯定感の向上に努めています。単に業務を遂行するだけでなく、働く人々にとって人生を豊かにする貴重な経験を提供しています。特に、企業組織の中で得られる経験は、プロフェッショナルなスキルの向上だけではなく、人間としての成長にも大きく寄与します。

多様な価値観との出会い

 企業組織は、さまざまな文化、性別、年齢、職歴を持つ人々が集まる場所です。

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求職者と企業の間の理解を深めるー期待のミスマッチを解消するための具体的対策

求職者と企業の間の理解を深めるー期待のミスマッチを解消するための具体的対策

 現代の雇用市場における求職者と企業間の期待のミスマッチは、多くの職業領域において顕著に見られる問題です。この問題の解決には、双方が互いの期待とニーズを正確に理解し、適切に調整することが求められます。以下では、双方の視点から深掘りし、具体的な対策を検討してみます。

求職者側の詳細な視点と対策自己の価値と市場とのマッチング

 求職者は、自身のスキルと経験が市場においてどのような価値を持つのかを深

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キャリア自律を目指す人事戦略ー高橋俊介氏『キャリア論』再訪

キャリア自律を目指す人事戦略ー高橋俊介氏『キャリア論』再訪

 BBTの番組・高橋俊介氏による「組織人事ライブ#702 」を視聴しました。その内容から考えること、人事企画にどのように活かすかを考えてみたいと思います。

 当内容は、高橋俊介氏が2003年に出版した『キャリア論―個人のキャリア自律のために会社は何をすべきなのか』の内容を、現在の視点から再訪するというものです。本書は、慶應義塾大学SFC研究所のキャリア・リソース・ラボラトリーが主催し、14社もの

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【書籍】詩と歌に託された生き方の教訓:沢知恵氏と塔和子氏の創作の旅

【書籍】詩と歌に託された生き方の教訓:沢知恵氏と塔和子氏の創作の旅

『1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』(致知出版社、2022年)のp163「5月10日:言葉を生み出すことは苦しいことなのよ
(沢知恵 歌手)」を取り上げたいと思います。

 沢氏は、大島青松園(ハンセン病療養所)で過ごした塔和子という詩人との交流について綴っています。沢氏は塔氏との出会いを通して、詩や芸術について深く学び、創作の苦しみや喜びを共有しました。2001年には、療養所

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川上真史氏ー企業の持続的成長に向けたエンカレッジメントの活用: 従業員の個性を活かす人事施策

川上真史氏ー企業の持続的成長に向けたエンカレッジメントの活用: 従業員の個性を活かす人事施策

 川上真史ビジネス・ブレークスルー大学教授の「企業と心理学 トピックス #8 エンカレッジメント」というテーマは、古くて新しい概念を改めて認識する良い機会となりました。エンカレッジメントとは、単に人を励ますことではなく、自分の意思や判断に基づいて主体的に行動を起こすための勇気を与えることを指しています。

 具体的には、他者のために生きるのではなく、自分の意思で主体的に生きる責任を持つことの重要性

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労働組合の新時代: 現代課題への適応と企業との連携

労働組合の新時代: 現代課題への適応と企業との連携

 昨今、労働組合の「弱体化」がいわれています。私も1990年代の後半から、人事労務に従事してきました。労働組合との対応もこなしてきましたが、当時はすでに労働組合は以前ほどの強さではないということを何度も聞かされてきました。
 しかし、会社側と従業員側が対等の立場で議論できる場は非常に重要であり、健全な企業運営には欠かせません。ここで、労働組合の役割、企業との関係、そして現代における課題について、再

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【書籍】なぜ小企業は仕組み化に苦労するのか?成功の鍵を探る

【書籍】なぜ小企業は仕組み化に苦労するのか?成功の鍵を探る

 小川実著『小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか』(アスコム、2023年)を取り上げたいと思います。私自身、「超」大企業には在籍したことはなく、また、ご支援もいわゆる中小企業が中心です。納得感がある内容が多くありました。

仕組み化の難しさ

 近年、多くの小さな会社が直面している共通の悩みとして、仕組み化の難しさが挙げられます。せっかく仕組み化に取り組んでも、途中で挫折してしまうことが

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多角的アプローチによる人材不足問題の解決戦略

多角的アプローチによる人材不足問題の解決戦略

 人材不足問題は、単一の原因によって引き起こされるものではなく、複数の要因が複雑に絡み合って発生します。そのため、問題の解決には、社会環境、企業側、求職者側の各視点から深く分析し、それぞれに対応した多角的なアプローチが求められます。

 人材不足は、企業や組織の成長と発展を阻害する深刻な問題であり、その影響は個々の企業にとどまらず、社会全体の経済活動に及びます。したがって、この問題に効果的に対処す

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組織と個人の成長を導くための人事戦略ージム・ロジャーズ氏の洞察から学ぶ

組織と個人の成長を導くための人事戦略ージム・ロジャーズ氏の洞察から学ぶ

 『プレジデント2024年5/17号)』は、「毎日ラクになる 任せるコツ」でした。その中でも、「世界的投資家ジム・ロジャーズが伝授 お金の教養がない中高年は、今から何を学ぶべきか?」(p70)は大変興味深い内容でした。

 ジム・ロジャーズ氏は、世界的な投資家として数十年にわたり世界中の経済動向を見続け、数々の経験から多くの洞察を得ています。彼は、日経平均が4万円を突破し、円安、インフレ、少子化と

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【書籍】会社は人間修業の道場ー染谷和巳氏の視点から

【書籍】会社は人間修業の道場ー染谷和巳氏の視点から

 『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』(致知出版社、2020年)のp160「5月7日:会社は人間修業の道場(染谷和巳 アイウィル主宰)」を取り上げたいと思います。

 染谷和巳氏といえば、「鬼上司」シリーズの書籍が有名、『上司が鬼にならねば部下は動かず』(プレジデント社)は特に有名と思います。

 染谷和巳氏が「会社は人間修業の道場」という観点から、仕事を通じて成長する重要性につ

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戦略的目標管理ーMBOの形骸化とも戦う

戦略的目標管理ーMBOの形骸化とも戦う

MBOとは

 MBO(Management By Objectives)は、目標管理とも呼ばれ、役割責任を基に目標を設定し、目標に基づいて効果的にマネジメントを行う制度です。ただし、目標を管理する制度ではなく、目標を使ってマネジメントを行うことが重要です。 MBOは単に目標を設定し、その達成度を評価するだけのものではなく、上司と部下が目標を共有し、目標達成に向けて協力しながら業務を遂行することが

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夫婦のニーズに基づく解決策の探求ー(L.E.T.)メソッドIIIを用いた具体的アプローチ事例

夫婦のニーズに基づく解決策の探求ー(L.E.T.)メソッドIIIを用いた具体的アプローチ事例

 L.E.T.(リーダーシップ・エフェクティブネス・トレーニング)の「No-Lose 対立解決法(メソッドIII)」は、対立を解決するための効果的な手法です。個々のニーズを尊重しながら、全員が参加する協議を通じて、共同で問題解決に取り組むプロセスです。詳細は以下に記載しています。

 今回は、具体的事例として夫婦が直面している問題を明確に定義し、お互いのニーズを理解することから始めます。そして、創

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偶然の成功はあるが、偶然の失敗はない:教訓と学び

偶然の成功はあるが、偶然の失敗はない:教訓と学び

 『致知』2024年6月号(特集「希望は失望に終わらず」)の中で、「おにぎりは心と心を繋ぐものー右近由美子さん(おにぎり専門店 「ぼんご」 店主) p100」という記事(私のnote記事にリンク)があります。

 ここで、右近さんは「偶然の成功はあるが、偶然の失敗はない」ということを述べています。この言葉には、成功と失敗の本質に関する洞察が込められています。成功は運に恵まれることもありますが、失敗

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社員一人ひとりが知っておくべき給与の基礎知識ー最低限は会社が教える

社員一人ひとりが知っておくべき給与の基礎知識ー最低限は会社が教える

 私たちが働いて得る対価である給与は、生活を支える重要な収入源です。しかし、多くの社員が自分の給与についての知識を十分に持っていないのが現状ではないでしょうか。自分のお金なのに、自分ではわかっていないというのは寂しい話です。おそらく、誤りがあっても多くの場合分からない場合も多いように思います。会社としても、社員一人ひとりが給与に関する基礎知識を身につけられるよう、教育を行うことが望ましとおもってい

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AI時代に求められる学びの形ー藤原和博氏の教育改革提案と企業にどう活かすかー日経ビジネス記事より

AI時代に求められる学びの形ー藤原和博氏の教育改革提案と企業にどう活かすかー日経ビジネス記事より

 日経ビジネス2024/5/1-2の記事に『藤原和博氏が訴えるAI時代の学び(前後編)』が掲載されていました。この時代における学びは、企業人事としても吸収、応用できる部分が多々あり大変参考になりました。

「情報編集力」と「基礎的人間力」

 教育改革に長年尽力されてこられた藤原和博氏は、AI時代の到来を見据え、これからの教育に真に必要とされる力として「情報編集力」と、それを支える「基礎的人間力」

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