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5/14(火)GW終了から1週間経過。方向性乏しい展開続くか。

日本株式相場
5月13日の東京株式市場にて日経平均株価は、前営業日比49円65銭安の38,179円46銭と、相場全体の方向感が乏しい中、小幅反落して取引を終えました。
前場中盤に日銀が国債買い入れオペの減額を通告した後、早期正常化への警戒感や円高進行が嫌気されるなど、日銀の金融政策の早期正常化への警戒感や一時的な円高進行が投資家心理を悪化させ、一時、節目の3万8000円を割り込んだ場面もありました。

ただ、この円高が一時的だったことから下げ幅を拡大する展開にはなりませんでした。

   今週は、米国で消費者物価指数(CPI)の公表、来週は米エヌビディアの決算発表を控え、「目先1週間程度は相場の方向感が定まりにくい」(国内信託銀行・投資調査部長)として、日経平均は3万8000円台前半での推移が続くとの見方が聞かれています。

個別では、決算を受けた個別物色は活発だった反面、主力銘柄や大型ハイテク株の一角がやや軟調だったようです。

例えば、前週末に決算を発表した東京エレクトロンが▲1%
指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅安、
ソフトバンクグループは+1%超、
主力のトヨタ自動車は▲1%超
SUBARUが▲3%超、
清水建設が▲8%超、
東レは後場急伸し、+8%超でした。
同社は、政策保有株の縮減やその売却代金の全額を自社株買いに充てるとの方針を示したことが好感されました。
   
東証33業種では、15業種(繊維、その他製品、精密機器など)が値上がり、
18業種(不動産、建設、水産・農林など)は値下がりしました。    

また、プライム市場の上場銘柄の騰落数は、値上がり808銘柄(48%)に対し、値下がりが807銘柄(48%)、変わらずが36銘柄(2%)でした。

米国株式相場
日本ではGW終了から早1週間過ぎましたが、米国にはそんなの関係ありません。
いつも通りの週明けの米国株は、小幅な揉み合いでした。
8連騰でストップしたNYダウは、前営業日比▲81.33 ▲0.2%で39,431.51ドル
S&P500は、▲1.26 ▲0.02%で 5,221.42 、
史上最高値の更新が目前のNASDAQは、+47.36  +0.3%  16,388.23
総じてハイテク株が底堅い商いでしたね。

オープンAIの技術採用が報じられたAppleは+1.8%。
ローン金利引き下げが好感されたTeslaは+2.0%。
半導体も強かったですね。
Armは+7.7%、Intel+2.2%と大きく上昇しています。
Nvidiaも+0.6%続伸し、底堅さを見せました。

FRBジェファーソン副議長がタカ派発言をしたことに加え、NY連銀の予想インフレ率が上昇し、利下げ期待が後退しました。
インフレ上振れは織り込まれてきていると見ても良いかと思います。
このような背景の中、ドル円は1ドルP=156円超へと急騰しています。

今週はPPI、CPIなど多くのイベントも控えてか閑散相場が続くと予想されています。
これだけ出来高減少が続くとCPI後の変動は大きくなるかと思われます。
こちらも、日本同様様子見ムードの1日でした。

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