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インドネシア事情パート12 インドネシアの新幹線に乗ってみた

2023年8月にインドネシアに新幹線が開通しました。区間は、ジャカルタ⇔バンドン(第三の都市)で、時間は約40分で、最高時速350キロです。
うちの会社に昔バンドンに住んでおり、毎週末バンドンで過ごす、自称バンドンおじさんと一緒に行きました。
開通後は無料、今はプロモ価格で乗客は大変増えており、11月11日は、一日当たりの乗客は2万人を超えました。私は、ジャカルタ→バンドン行きが満席で、予約できませんでした。日本と違いは自由席がないので、立ち乗りは出来ないことから、満席で完売です。
帰りのバンドン→ジャカルタは予約出来ました。折角なので、多少高くてもいいと思い、ファーストクラスを予約しました。
値段は約6千円です。

まずは、ジャカルタの中心部からバスに乗り約2時間半でバンドンに到着しました。
距離は、約180キロメートルです。
バンドン駅に着くと、まずは腹ごしらえで、美味いと評判のそばを食べました。
Mie 123というお店で、地元の有名店です。
mieは麺という意味です。

入口
朝早くから賑わってます。
シュウマイは人気で午前中には完売です。
残っていてよかった!
最初は、麺のみ、次にワンタンスープをぶっ掛けて食べると、違った味が楽しめます!

次は、ゴルフです。
バンドンの標高は高く、今回行ったマウンテンビューというゴルフ場では、標高が1.000mで、インドネシアと思えないほど、涼しく20度を下回っていて、とても快適です。

曇り時々雨でした。

その後は、遅めのランチをジョコウィ大統領が来たことのあるレストランで食べました。
ダゴ・パニャワンガンというお店です。
スンダ料理で、スンダとは、ジャワ島西部に住む民族を指し、スンダ料理の味付けはシンプルであっさりしており、野菜を使った料理が多いです。

入口
大統領来店時の写真。
とても雰囲気のある内装です。
空芯菜煮込み
サテアヤム、焼き鳥です。
バナナの葉に白米
淡水魚のフライ
揚げ豆腐
かき氷

とても美味しく安くて大満足です。

いよいよ本題の新幹線です。
バンドン駅からフィーダーと呼ばれる連絡線に乗り、新幹線駅のバダダラランへ。
二駅で20分くらいです。

連絡線フィーダー
満席です。

連絡線を降りて、新幹線駅へ。
待合室やプラットフォームはこんな感じです。

新幹線の改札
待合室
プラットフォーム
新幹線の会社名 クレタチェパト・インドネシア・チャイナ
駅名

いよいよ新幹線が入ってきました。

雨がひどくなってきました。
新幹線が来ました。
なかなか格好いい。

いよいよファーストクラスに乗車です。

ファーストクラスのシート
ファーストクラス内の様子
キャビンアテンダントがいます。
お菓子とジュースが配られます。
どんどんスピードアップ。
最高速度350キロには達成せず。

外は真っ暗で、速度も早く車窓は殆ど見えません。

ジャカルタの終着駅ハリム駅に40分で到着しました。
駅は斬新で、改札口もQRコードをかざし、スムーズに出られます。
最初は中国製だから故障したり、事故を起こすと噂があり、乗りたがらない日本人が多いですが、バンドン駅からバダラランの駅の連絡線があり便利だし、新幹線も時刻通りに発着し、乗り心地もよかったです。

ハリム駅ホーム
改札口

以上が新幹線に乗った感想ですが、この新幹線は、日本のJICAプロジェクトで、フィージビリティスタディが実施され、日本でほぼか決まっていたものをジョコウィ大統領か中国にひっくり返すといった屈辱的な事件が起きました。中国の政府支出なしといった誘惑に乗ってしまい、結果的には多額の政府支出を余儀なくされましたが、中国寄りの大統領は一切クレームめいたことはいいません。
今後、バンドンから更に東の第二の都市スラバヤに延伸する計画がありますが、日本は消極的です。
バンドン線は日本の調査をベースにして工事を進めたので今のところは上手くいってますが、今度は一から中国が手掛けるので、上手くいかないとの巷の噂です。
以上がインドネシアの新幹線のレポートでした。
                   以上

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