令和最強のポータブルスキル=PM(プロジェクトマネージャ)のスキル
はじめに
前回の記事で「ポータブルスキル」について書きました。
前回書いた通り「ITスキルは高いポータブル性だし、かつ常に転職では売り手市場」だと考えています。今回は、ポータブルスキルとIT人材について、書いていきます。
今の会社員はなんでもポータブル
そもそも、ポータブルスキルとは、厚生労働省のサイトによれば
だそうです。ほかのサイトでは、このような仕事の進め方やコミュニケーション力以外にも、たとえばIT関連のスキルや英語力などが挙げられることがあります。
しかし、「ポータブル」という言葉の定義に戻れば、たとえば
確定拠出年金の登場によって「退職金のポータブル化」
はすっかり制度としては定着しましたし、また在宅勤務やカフェなど、自分のパフォーマンスが出る場所を見つけておけば、転職してもその場で働くことができるというのは「労働場所のポータブル化」と言えなくもない気がします。
いずれにしても、転職サイトや自己啓発書で、ことさらに「ポータブルスキルを持つべき」と言われなくても、そもそも今の会社員はポータブルな環境に置かれていると言っても過言ではないのかもしれません。
PMのスキルを持てば、会社の全ポジションに就ける?
一方、IT人材といえば、いわゆるプログラマや、SE(システムエンジニア)などが想像されますが、このキャリアパスの先にいるのがPM(プロジェクトマネージャ)です。たとえばマイナビの記事では、このキャリアパスをわかりやすく図にしています。
ある記事によると、
一定のスキルを持つPMは、会社のありとあらゆるポジションにつける
そうです。
正しくキャリアを積み、プログラミングやシステム設計のスキルを十分に積んだPMは、
ITのモノづくりに関する素養(プログラミングスキル)を持ち
ビジネス現場が欲する要望・要件を別の言語(ITのコトバ)に変換でき
ビジネス現場やITエンジニアの人員リソースやスケジュール調整を行い
各種ツールや手続きを組み合わせ、速やかに予算執行を実現する
などのポータブルなスキルを持ち合わせる人材なのですから、すなわち
「PJの専門性」さえ補えれば、何にでもなれる
ということです。まさにPMこそが最高のポータブルスキルと呼べるのではないでしょうか。
おわりに ~ ポータブルスキルが欲しいならPMを目指そう
今回は、ポータブルスキルとIT人材についていろいろ書いてきましたが、結論としては
ポータブルなIT人材になりたいならPMを目指そう
ということになります。IT人材ならこれを目指さない理由はありません。ぜひ高めていきましょう。
ただし、PMという職種が最も難しいのは
これらを同時に実行すること
なんですけれど…。
おまけ ~ サムネについて
今回は「元PMが講演会を行う時のサムネイルっぽい画像」を適当に作りました。下手をすると、この辺のクリエイティブに時間や、お金をかけてしまう人もいそうな気がしますが、こういうのをCanvaなどを使いこなして最速で済らせられるのも「広い意味での」ITスキルに含まれると考えています。
(おわり)
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