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リモートでチームに当事者意識を持ってもらえるのか問題について(経営者、マネジメント向け)

リモートで業務はできるけど、なかなか自分の事業だと思ってもらうとかチームへのコミットしてもらうのが難しいという相談を経営者やマネジメントの人から聞きます。

正解はないのですが、リモート環境下において、どんなことを気をつけているか、どう考えているのかを公開してみたいと思います。(めちゃくちゃメモベースで恐縮ですが)


おそらくですが、
会社や事業に対して当事者意識を持てるかどうか、持っている人が多い組織にできるかどうかについては3つに分解して考えたほうがいい。
その3つは

1、情報
2、能力
3、やる気




1、情報
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- リモートの場合、かなり意識しないと決定済みの情報が中心になってしまい、雑談や日頃オフィスでブツブツいっているような「過程」の情報が消えてしまいがち(また、仕事を進めるのに必要な情報のやりとりのみになってしまう)
- 当事者になってもらうには、同じ問題意識や同じ課題設定を持ったり、そこに対してどう考えているかなどを知ってもらう必要がある
- そのためには「過程」の情報が必要
- 例えば、弊社だと「esa」を使って考えていることをドキュメントとして残している。またそれをSlackに自動通知し、見えるようにしている
- Slackに「current_ishikura」など全員分の個人チャンネルを作り、そこでブツブツと呟けるようにしている(頭の中で思っていること、考えていること、答えになっていないような状態のものを積極的に表に出す)
- 加えて、答えを出す、意思決定するのを「目的にしない」会議やディスカッションの場を増やすことは推奨している(Slackのこともあれば、discordなどの場合もあり)
- 自分も別に答えを持っていないことを理解してもらうのもそうだし、メンバーが自分が一部でもその過程に入って考えたという事実が大事(その事象や課題の当事者になってもらう)
- このあたりの整備、どんなツールで何をやるのか、どう巻き込むのかなどは弊社の知見もあるのでよければ聞いてください!


2、能力
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- 上記の過程を見せる、参加してもらうが前提ではあるがそれでも当事者意識的が見えない場合はある
- それはその人の実力的に「能力」として追いつかずに考えられる範囲を超えているのか、ただやる気がないのか、の見極めは結構大事
- 若手の場合、この「能力」起因のことも多い
- この場合は、能力を引き上げることをしてあげないといけない
- 具体的には、その人の実力値よりも少し上のPJTや仕事を任せて、責任者として意思決定から実行まで責任を持ってもらう(もちろんサポートやフィードバックは定期的にする)
- それができたらまた次はもう少し上の、、という繰り返し
- また、能力はあっても権限がないと勝手に思ってしまっている人もいるので、権限を明確にしていく、ここまでやっていい、という明示は日頃のコミュニケーションで必要



3、やる気
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- 能力がなく、やる気がある場合は能力向上で問題ない
- 能力がなく、やる気がない場合は厳しいが、この場合はまずは能力開発が先 
- 能力を上げてあげると、できるようになる→やる気になる、というパターンもあるため一旦能力向上にフォーカスする。それでも自分から出てこない場合は、普通に仕事をやってくれればいいとする
- 一番厄介なのが、能力があり、やる気がない場合
- このパターンは結構害悪になりうる膝を突き合わせて話すしかないが、無理やり責任を持つポジションに抜擢してみるという手も無くはない(ただリスクはある)
- 基本的には、出ていってもらう方向にせざるを得ないことが多いかも


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