ヨーロッパ旅行(パリ編①)
旅行11日目。
プラハからパリへの移動の日なのに、荷物をまとめるのに悪戦苦闘しており、朝から慌ただしく過ごしていた。
乗る予定だった鉄道の時間に間に合わなかったので、急遽バスでヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港へと向かった。
バスの運転手はスピードを十分に落とさない上に、歩道スレスレで曲がるので、日本の安全運転に慣れ切っている私はとてもヒヤヒヤした。
無事空港に到着した私は、スムーズにチェックインと保安検査を終えて、飛行機に搭乗した。
プラハからパリまでは2時間くらいなので、爆睡していたらあっさりパリに着いてしまった。
ついに私のヨーロッパ旅行最後の観光地パリに来たのだ。
私はパリで定番の観光地に行くことに加えて、「エミリー、パリへ行く」の聖地巡礼をしようと考えている。
「エミリー、パリへ行く」はNetflixの海外ドラマだ。
マーケティング会社で働くアメリカ人のエミリーがパリの街で仕事、恋愛に奮闘する物語である。
年明けにこのドラマを見始めた私は最新のシーズン3まで一気見した上に、当初訪れる予定にしていたオーストリアをフランスに変更するくらいどハマりしていた。
私は事前に「エミリー、パリへ行く」の聖地巡礼スポットをまとめたサイトをチェックしたり、
聖地巡礼スポットにGoogleマップでピンを刺したりという入念な準備をしていた。
そして、たった今念願のパリに着いたのだ。
私は迷いながらも空港から鉄道に乗ってホテルのあるモンパルナス駅に到着した。
地下から出て、私は「エミリー達と一緒の空気を吸っているんだ」と思い、興奮していた。
しかし、私はいきなりパリからの手荒い洗礼を受けてしまう。
地下から出て3分。私は犬の糞を踏んでしまったのだ。
建物ばかりに気を取られて歩いていたので足元を疎かにしていたせいである。
ただ、そのときの私は犬の糞を踏んだのに、気分が高揚していた。
その理由は「エミリー、パリへ行く」シーズン1の2話でエミリーもアパートを出てすぐ糞を踏んでいるシーンがあったからだ。
「まるでエミリーじゃん!!」とかなりテンションが上がっていた。
犬の糞を踏んでテンションが上がるなんて、後にも先にも今回だけだろう。
ホテルに着いた私は荷物を置くなり、早速聖地巡礼を開始した。
この日はエミリーの住むアパート、ガブリエルのレストラン、レストランの隣にあるパン屋に行くことにしていた。
モンパルナスから歩くこと30分ほどの距離だ。
ウキウキでパリの街を歩いていた私だったのだが、道中であることに気がついてしまう。
「モバイルバッテリーホテルに忘れた!しかも今充電10%じゃん!マジ最悪!」
なんでこまめに充電していなかったんだよ、私!
たくさん写真撮りたいのに、スマホがないとパリの街で迷子になってしまう。
そんな葛藤をしながら撮った写真がこちらである。
また後日、「エミリー、パリを行く」聖地巡礼の記事を書こうかなぁと思うので、乞うご期待を!
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