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花粉症を腸から楽に

もうすぐ3月。
花粉症の本番の季節
ですね。

春は本当は
ウキウキする
はずなのに、

花粉症のお蔭で
憂うつ
という人も多いですね。

今日は、
腸から花粉症を楽にする
というお話です。

最近は、免疫と腸の関係が
だんだん明らかに
なってきています。

免疫細胞の70%は
腸に集中しています。

私たちの体には、
細菌やウイルスのような
異物から身を守る
「免疫」という仕組みが
備わっています。

しかし花粉など、
もともとは体に害のないものが、

免疫システムによって
異物=敵
とみなされると、

敵を追い出そうとする
仕組みがはたらいて、
くしゃみやかゆみなどの
症状が起こります。

このように、
体を守るための免疫が、
逆に体を傷つけてしまう反応が、
「アレルギー」

花粉症やアトピー性皮膚炎など
アレルギーの発症には、
腸内環境が、
深く関わっていることが
わかってきています。

免疫細胞の
50%は小腸に、
20%は大腸に、
集中しています。

小腸の表面には、
病原菌などの外敵から
身を守るリンパ節に
命令を出すセンサーが
たくさんついています。

大腸には100兆もの
腸内細菌が棲みつき、
それらの細菌のバランス
によって、免疫力が
左右されています。

ですので、
病気やアレルギーから
体を守るためには、

腸内環境を整え、
腸を元気に保つことが
大切です。

アレルギー体質の改善には、
「善玉菌を増やす食材」
を取ることがポイント☆

まず、乳酸菌のような
善玉菌を含む食材を摂る。

そして、
善玉菌のエサになる
食物繊維やオリゴ糖を含む
食材を摂ることで、
善玉菌を増やしていきます。

善玉菌を摂るには
なんといっても発酵食品。

寒いこの時期は、麹を使った
醤油、味噌、甘酒などの汁物が、
あったまって、心も体も緩み、
ストレス軽減にもなるので、
いいですね。

乳酸菌というと
ついヨーグルトを
思い浮かべがちですが、

今の時期は寒くて
そのまま食べると
お腹が冷えて
腸の機能が低下したり、

牛乳を飲むと下痢をする
乳糖不耐症の人では、
乳製品が逆に腸にダメージを
与えてしまうので、

薬局で入手可能な
乳酸菌製剤などで
手軽にとるのもおすすめです。

昔ながらの和食には、
善玉菌を増やす
食物繊維や発酵食品が
豊富に含まれています。

今の季節は、上の写真のような、
野菜や海藻をたっぷり入れた
具だくさんの味噌汁が
おススメです。

具だくさん味噌汁は、

発酵食品の味噌も、
食物繊維が豊富な野菜や海藻も、
免疫の元となる
豆腐や肉などのタンパク質も、
みんな同時に摂れて、

体もあたたまって
腸の機能が活性化し、

心もほっとして
ストレスが軽減されるなど、

全てにおいて免疫を
活性化する効果があるので、
一石五鳥のすてきな料理です。


今は、食生活の欧米化や
ファストフードの普及により、
毎日の食事で
善玉菌を増やす機会が
減っています。

その結果、
昔に比べて免疫の力が低下し、
アレルギーにも悩む人が
増えてきたのだと
考えられています。

ファストフードの食事や、
丼物やラーメン、うどんなど、
手ごろな値段で簡単に食べられる
一品料理の多くは、
食物繊維やタンパク質
が不足しがちで、
腸内環境が悪化します。

食物繊維は、
善玉菌のエサになり、
タンパク質は、
免疫システムを働かせるために
重要な栄養素です。

普段からなるべく
一品料理よりも、定食などの
野菜やたんぱく質が多く含まれる食事
を選ぶようにしましょう。

腸内環境が整ってくると、
腸のはたらきがよくなって
免疫力が上がります。

その結果、
アレルギーの症状が
和らいでいきます。

花粉症に悩む人は、
ぜひ普段の食生活を
ちょっとだけ見直し、

腸が元気になる食材を、
日々の生活の中に
意識して取り入れてみるのは
いかがでしょうか?

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