見出し画像

比田井通信 第843号(新宿末廣亭に行ってきました!)

比田井通信 第843号(新宿末廣亭に行ってきました!)
(2023.12.9発行)

先週のヒダツーはもぉ、ホントいっぱいいっぱいで、
あんなことになってしまい、申し訳ありませんでした。
カンタのあんな話で失礼しました。

さて、今週のヒダカズですが・・・
先週のヒダツーでお伝えした「この後が、大変なんです!」の通り、
大変でした(笑)

まず、喜多川さんのシブ読の準備がいろいろとありまして…
今回、サイン本の予約を初めてやってみたんです。
喜多川さんには会場に90分前に入って頂いて、
予約をして下さった皆様のサイン本49冊にサインをして頂くための
いろんな準備です。

なんとか、その準備が終わって新幹線に飛び乗って
渋谷に12時に到着。
30分後に喜多川さんご到着。
いつもなら、楽しい歓談タイムなのですが、
今回は49冊のサインをして頂かなくてはいけません。

サインがすべて終わる前に
シブ読、開始15分前です。
私の前説タイムです。

前説といいますか、
今回は事前予約のサイン本を
喜多川さんからお渡し頂くための
事務連絡です。

でも、最近の私のプロデュースするシブ読
来て下さる皆さんはもう顔なじみの方がほとんどで
協力的ですし、話が早いんです。

団長さんと喜多川さんが登場して
シブ読スタートです。

いつものことですが、「おあとがよろしいようで」を読んでいない方も
当然いらっしゃいますので、内容には触れず・・・
でも、どうしても聞きたいことがあったんです。
「小説幻冬」に載っていた喜多川さん古今亭文菊師匠との対談の中で、
喜多川さんが冒頭「初めて文菊師匠の落語を聞いたとき、感動したというか、もう撃たれました」って言っているんです。

なかなか、落語を聞いて「撃たれ」ませんよ。

ですから、「撃たれたって言うのはどういう感じなんですか?」って聞いたんです。

あっ、すでに「おあとがよろしいようで」を読んだ方はもうお分かりですよね。物語に登場する、主人公「暖平」が大学の落研の部長「碧」に連れられて行った寄席で、衝撃を受けた落語家「今昔亭文聴師匠」のモデルになったのがこの「古今亭文菊師匠」です。

その文菊師匠の魅力を喜多川さんの口から直接、聴きたかったんです。

そこから60分、文菊師匠の魅力を喜多川さん、ずぅ~っと語ってくれました。結論を言うと、
実際に文菊師匠の落語を聞かなければ分かりません
ということです。

で・・・、会場にいたみなさんを誘ったんです。
「この後、新宿末廣亭で文菊師匠が出ます。
 どうですか?一緒に行きませんか?」
と。

実は、このシブ読が決まった時に喜多川さんから
「寄席に行きませんか?」と誘われていたんです。
喜多川さんに誘われて行かないことはありませんから、
「喜んで!」と誘いに乗りました。

で・・・、
10月の出版記念イベントで
文菊師匠の落語を聞いたんです。
素晴らしかったんです。
喜多川さんがモデルにするのも分かると
思ったんです。

ただ、その時は文菊師匠だけです。
他の落語家さんと比べて、その違いが分からなかったんです。

でも、寄席は10人もの落語家さんがやります。
前座も入れれば11人です。

きっと、その違いがよぉ~くわかると思いまして
とっても楽しみに行ったんです。シブ読に参加された方でも
急なお誘いにもかかわらず、何人も来て下さいました。

私、落語は何度か聞いたことはあるんです。
中学の頃、文化鑑賞で一度。
20年ほど前に一度。

でも、寄席は初めてなんです。
また、新宿末廣亭の雰囲気がいいんですよ。

新宿末廣亭

16:45~20:30までの約4時間。
実はですね、先週のヒダツーで言った通り、
ヒダカズ、ピンチだったんです。
ピンチって言うのは前日の飯山講演をやり切って、
ヒダツーが書けなくなるほど疲れ果て、
カンタにYoutube出演をお願いしたぐらいですからね。
12/3も朝早く起きて、いろいろ準備して・・・。

つまり、疲れがちょっといつもより
溜まっている状態だったんです。

落語は楽しみなんですよ。
楽しみなんですが、
長時間です。
「持つかなぁ~」という不安があったんです。

隣には誘ってくれた喜多川さんが
座っているんです。

万が一のことがあっても
寝るわけには行きません。

でも、
でもですよ・・・、
全員が最高に面白い落語を
してくれるのであれば、
多分、大丈夫なんです。

でも、そんなのは
わからないじゃないですか。

最初、前座さんです。
前座さん、がんばっていました。
たぶん、声は一番大きかったです。
頑張っているのは伝わってくるんです。

でも・・・「マズい・・・」って思いました。
このペースで行ったら
「とても、4時間はもたないぞぉ~」
思ったんです。

でも、寄席のいいところは
15分で人が変わるんです。

二人目の方は真打です。

喜多川さんに聞くところによると、
前座でも、大学の落研レベルと比べたら
比べ物にならないぐらいレベルが違うんですって。

それに比べて、真打はさらに
まったくレベルが違うんです。

ホントにこうも違うかと思いました。

途中、色物と言って
ジャグリング、マジック、三味線、太神楽なんかが
入りながら、11人の落語を聞きました。

今回、文菊師匠は後ろから3番目に
登場したのですが・・・、
ホント、ほかの方とはまったく違いました。
違うというのはタイプが違うっていうのもありますし、
とにかく、あの雰囲気ですね。

喜多川さん曰く、
あの佇まい一挙手一投足が醸し出す空気なんです。

古典落語というのは
基本、噺は同じなんです。
オチも同じなんです。

その同じ噺を
人が変わるとまったく
違う噺のように聞こえるんです。

これは、私のように人前で話すことを
生業としている人間にとって
とっても勉強になるんです。

あっ、結局、終わってみたら
4時間があっという間でした。
最初「持つかなぁ~」と思っていた
4時間がですよ。
ホントに「もう終わり?!」って感じだったんです。
寝不足な私がですよ。

いやぁ~、ぜひ、
みなさんにも行ってほしいです。

文菊師匠のオフィシャルサイトを見れば
いつ、どこで観ることができるかわかります↓

で・・・、私、決めたんです。
カンタの受験が終わったら
美恵先生とカンタと3人で文菊師匠を観に
寄席に行くんです!

で・・・、ホントはこの後、
「Mランド60周年式典」の話をしたかったのですが
もう、長くなってしまったのでこの辺にします。

ただ・・・、どうでしょうか?
もう、観て頂けました?
私、渾身の「Mランド60周年記念動画」

先週のヒダツーのあとはかなりアクセス増えたんです。
とはいえ、1時間53分ってかなり勇気が要りますよね。
ちょっと1分25秒のショート版、作りました。
まずはこれ観て下さい↓
「Mランド60周年記念動画」ショート版

どうですかねぇ。これ観たら、本編も見たくなっちゃいませんか?
来週までに、ぜひ、ご覧ください。
今日はこの辺にします。
お休みなさい。

■今週の【ヒダカズのココロの授業 講演編】は
「人生、気づけるかどうか」のお話です。

信州大愚塾の準備も水面下で着々と進んでいます。
「信州大愚塾 通信(略してタイツー)」も第4号まで発行しました。

この後、リアルタイムでの配信をご希望の方は下記
フォームより「タイツー」の登録をお願いします。
■■【信州大愚塾withヒダカズ】のお知らせ希望■■■
日 程:2024.4.13(土)多分13:00スタート
会 場:上田市サントミューゼ小ホール
定 員:316名参 加:3000円(全席指定)
※ヒダカズ個人の主催です。詳しいことがちょっとずつ決まってきてます。
下記フォームに登録して下さった方に詳しいお話をお知らせしています↓
https://forms.gle/DcMBDvvVqHthmCbe6

※すでに「信州大愚塾 通信」が届いている方は登録の必要はありません

■■FM長野「ヒダカズのココロの授業」■■■
【自分一人だけでは幸せにはなれない】(2023.8.16放送)
渋谷でやったトーク&サイン会で大愚和尚がこんなお話をしていくれました。この世の中はみんな繋がって生きています。でも、中には「自分一人で生きている」と勘違いしてしまっている人がいます。

※ラジオのバックナンバーはコチラ↓https://studio.youtube.com/playlist/PLO-3byDd4EWmqe_IAtPlo8DcYJEoEfTG6/videos

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?