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比田井通信 第854号(積小為大)

2024.2.23発行

先週金曜日にはウエジョビ「卒研GP」があったんです。

ウエジョビ卒研グランプリ

もちろん、卒研の発表も全チーム素晴らしい発表だったのですが、「ウエジョビ生の主張」もホント良かったんです。私の中では過去最高です。

その「ウエジョビ生の主張」で最優秀賞に選ばれた大久保君の担任の勅使川原先生がアップしてくれた「先生日記」です↓

どんな主張をしてくれたのか、気になりますよね。後日、動画で観られるようになるとのことですので今日はガマンします。

で・・・、

本日のヒダツーは2/20に木下晴弘師匠がウエジョビで先生向けに話してくれたお話の中からとぉ~っても印象に残ったお話をします。

ウエジョビで木下師匠に先生向けのお話をして頂いたのはもう10年以上ぶりなんです。ホント久しぶりなんです。

私、最前列で木下師匠の一番近くで聴かせて頂いたんです。きっと会場にいらっしゃった皆さんが感じたと思います。

今回の木下師匠の講演、間違いなく神回です。いやぁ~ホント素晴らしかったです!

なんて言うんですかね。
まず、木下師匠が楽しそうなんです。

ノリノリで楽しそうに話す木下晴弘師匠

とにかく、楽しそうに話しているんです。
それは会場の雰囲気がさせたのかもしれませんが、楽しんでいるのがよぉ~く伝わってきました。

楽しいだけじゃないんですよ。
その学びが深いんです。とにかく、深いんです。

その木下師匠が講演の中で

「現象に惑わされず本質を見抜く」

と何度も仰いました。

現象は目に見えます。
だからどうしても現象にばっかり目が行きますよね。

現象にばっかり目が行くと、
その現象を何とかしようとします。

例えば、顔にニキビができました。
現象であるニキビだけを治そうとするからクスリを塗ります。確かに治るかもしれません。でも・・・またニキビができます。

クスリが悪いと言っているのではありません。仕組みの話をしています。

本質はどこですか?

ニキビができやすい体質なんです。
体質を作るのは食事かもしれません。
精神状態も影響すると聞いたことがあります。

「体質」って目に見えないんです。
この目に見えない「体質」の改善なくして本当の意味で健康にはなりません。
これはニキビの話ですが、私がお伝えしたいのは「人生の話」です。

では「人生の体質」って何ですか?

木下師匠は講演の中で
「格差は捉え方の違いから生まれている」
と仰いました。

私、「人生の体質」ってまさに「捉え方」のことだと思います。

今、「格差社会」って言われてますよね。一般的に言われているのは「収入の格差」のことですよね。

マスコミは
「こんな格差社会になったのは、政治が悪い」的な報道ばっかりですよね。

確かに、そういう面もあるかもしれません。新聞に「過去、こういう政策をあの総理大臣がしたからこんな格差社会になったんです」って書いてあると、「確かにそうだ!」って思っちゃうんです。

だって、新聞には「目に見える現象」しか書いてありません。あっ、あと「その記者(新聞社)の捉え方」が書いてあります。

ちょっと前までは私も「新聞に書いてあることは全て正しい」と思っていました。

でも、いろんなことを学んでいくと、「捉え方」が変わるんです。

「新聞に書いてあることが全て正しいわけではない。その新聞社が正しいと思っていることを書いているだけ。それに合った現象だけをうまく組み合わせて伝えているだけ」

こんな「捉え方」になったら当然、見方も変わってきます。

あっ、なんか「新聞批判」みたいになって来ました?(笑)
批判ではありません。仕組みの話です。
新聞社にも新聞社の事情があってしていることです。責めることではありません。

この新聞の話は私が足したことですからね。木下師匠が言ってたんじゃないんですよ。

木下師匠が言っていたのは
例えば、「植物の根っこ」の話です。

植物は種を植えるとまず、
根を地中に伸ばします。
十分に根を伸ばすと
地上に芽を出し、茎を伸ばし、枝を伸ばし、花が咲き、実がなります。

ところが、化学肥料を使うと
根が十分に伸びる前に芽が出ます。
その植物本来のチカラで根を伸ばし、
栄養素を地中から吸収しなくても
化学肥料を与えてもらえるので
根を伸ばす必要がなくなるんです。

地上からその様子を見ているとどう見えます?

そうです。
成長が早い」と見えるんです。

でも、目には見えない地中の根は十分に伸びていません。風や大雨が来た時に簡単に流れていってしまいます。

あっ、これは例え話です。

木下師匠は別に、「化学肥料を使ってはいけません!」と言っているのではありません。「バランスが大事」だと何度も仰っていました。

さて、この「根っこ」のお話、
これは当然、「人間も一緒」だということです。

化学肥料を大量に与えられてしまった子どもは地中に深く根を張ることをせずに地上に芽を出し、花を咲かせます。
一見、問題なく成長しているように見えます。

でも・・・、

なにかあったときに簡単に心が折れてしまいます。

ここからは私の持論ですよ。

ヒダカズ的『自己肯定感』論」でも何度もお伝えしました。

自己肯定感を高めなくてはいけない」と思って肯定し過ぎたり、褒め過ぎたりすると、自己肯定感が高くなり過ぎて(もしくは表面的な自己肯定感ばかりが高くなって)しまうのかもしれません。

とはいえ、植物にも肥料が必要です。水も必要です。人間だって否定ばかりでは不貞腐れます。肯定してくれる人が必要です。褒めてくれることが必要です。

でも、植物にも雨や風が必要なように人間にも雨や風が必要なんです。

雨や風というのは「うまくいかない出来事」のことです。

だから、木下師匠が言いたいのは
「うまくいかない出来事に対する捉え方が将来の格差を生む」ってことなんです。

「人間関係が将来の収入に直結する」
とも仰っていました。

お金は他人から「もらう」ものですよね。お金作っても、奪ってもそれはです。

いいですか?繰り返します。
お金は「他人からもらうモノ」なんです。

好きな人にお金をあげたいですか?
嫌いな人にあげたいですか?

そんなことはみんな分かってます。
好きな人にあげたくなります。

だったら、「良好な人間関係」を構築できる人のところにお金は集まってきます。

だったら、将来、子どもの収入が多くなってほしいと思ったら、一番大事なことは

「良好な人間関係」を作れる子に育て上げることです。

じゃぁ、どうしたら「良好な人間関係を作れる子」に育つか・・・

それは、小さい頃に「友達と仲良くしなさい」って言うことじゃないと私は思うんです。あっ、もちろんこれも大事ですよ。

でも、もっと大事な事は
友達と揉めた後に「仲直り」できる子に育てることです。ここが大事だと思うんですよ。だったら、子どもが学校で友達と揉めて帰ってきたときはチャンスですよね。

子どもの揉め事をチャンスと捉えるか、
子どもの揉め事をピンチと捉えるか。

「子どもの揉め事」をチャンスと捉えて
「仲直り」の仕方を教えて上げたらその子は将来、「良好な人間関係を作れる子」に育ちます。結果、収入もたくさん得るでしょうね。

しかも、その得た収入をさらに「良好な人間関係」を作るために使うんでしょうね。周りに人が集まってきて、もっと幸せな人生になっていくんでしょうね。

まさに「格差は捉え方の違いが生む」ですね。

木下師匠のいう通りです!!!

で・・・、
またこのタイミングがですね。
絶妙なんです。

昨日、カンタの第一志望の大学の結果発表があったんです。

「不合格」でした。

どうも、試験の手ごたえからして「きびしそうだ・・・」と言っていたのでそれなりに覚悟はしていたのですが・・・

昨日、帰ってきて顔を見て、
思いのほか「ご機嫌」なんです(笑)

でもですね、
一年間浪人して、がんばって勉強して受けた第一希望の大学です。
普通、もうちょっと落ち込むんです。

でも、カンタにとってそんなことは高校受験でもう経験しているんです。

「想定内」のことなんです。
「捉え方」が違うんです。

「第一志望が不合格」程度のことではカンタは折れません(笑)

この後、いくつか発表も残っているのですが・・・

私は
「もう一年っていうのもいいんじゃないの?もう予備校のお金は出さないけど(笑)自分で決めなさい(笑)」

カンタ「う~ん・・・」って悩んでいました(笑)

カンタ、ホントに「いい経験」してます。

あっ、その木下晴弘師匠が翌日、ウエジョビの先生たちのためだけに「質問大会」をやってくれたんです。

今回、講演の動画をお見せするわけにはいかないのですが、この「質問大会」の一部を木下師匠の特別な許可を頂いて動画にしましたのでご覧ください。

その動画を観る前に、お気づきでしょうか?今日のテーマは「積小為大(せきしょういだい)」ですよね。

「小さいことを積み重ねることで
 大きなものができる」

という意味です。

その話がまだ出て来ていません。
ご安心ください。この動画を見たらよぉ~く分かります。

【木下晴弘師匠 質問大会】

あのぉ~私が言うのも何ですが、
ほんとヒダツー読者の皆さんは幸せだと思いますよ。お家に居ながらにしてこのお話が聴けるんですから・・・。
(この動画の中で紹介している大反響のお話がコレです↓)
【子どもを挫折から蘇らせる唯一の方法】

この木下晴弘師匠が来週の土曜日3/2に渋谷に来ます!団長さんも交えてシブ読やります!

えっとですね・・・

ちょっとここからはお願いなんですが、
まだ、16席しか埋まってないそうなんです。あと24席も空いているんです!
こんな素晴らしいお話をしてくれる木下師匠のシブ読がこんなに空いていたらもったいなさ過ぎますし・・・、弟子として師匠に恥をかかせるわけにはいかないんです。

11年ぶりの木下師匠とのシブ読、ぜひお越しください。来ることができない方はSNS等でシェアをお願いしますm(__)m
あと24席です!お願いしますm(__)m

木下晴弘師匠11年ぶりのシブ読

日 時:2024年3月2日(土)
15:00~16:30 (14:30開場) 
会 場:大盛堂書店 3Fイベントスペース
参 加:無料(先着40名様)
予 約:下記WEBページにてご予約ください。
https://taiseido.co.jp/sbd20240302.html

ウエジョビ入学式佐藤芳直氏特別講演会

日 付:2024年4月5日(金)
会 場:サントミューゼ 大ホール
受付開始:12:45
講演会:13:30-15:15(開場13:15)
入 場:無料(要予約)
※詳細・ご予約はコチラ↓
https://uejobi.ac.jp/2023/08/2024_kouen/

【信州大愚塾withヒダカズ】

日 程:2024.4.13(土)13:00開演
会 場:上田市サントミューゼ小ホール
定 員:314名
参 加:3000円(全席指定)
予 約:下記サイトよりご予約下さい
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=49093
※ヒダカズ個人の主催です。ウエジョビへのお問い合わせはご遠慮ください
※「信州大愚塾」にご興味のある方にメルマガ「信州大愚塾通信(通称:タイツー)」を不定期にて発行しています。ご希望の方は下記フォームにてご登録下さい↓
https://forms.gle/DcMBDvvVqHthmCbe6

FM長野「ヒダカズのココロの授業」

【自分との約束、守っています?】
(2023.11.1放送)
「きっとうまくいく」という自信もいいのですが、もっと大事なことは「どんな結果になっても大丈夫」という自信です。そもそも、「自信」とは「自分を信じる」と書きます。では、どうしたら自分を信じることができるのでしょうか?
https://youtu.be/fwhNXk9yVnY
※ラジオのバックナンバーはコチラ↓
https://studio.youtube.com/playlist/PLO-3byDd4EWmqe_IAtPlo8DcYJEoEfTG6/videos

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