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湊出身Jリーガーと交流

ベガルタの菅原選手 サッカーフェスに登場

 石巻市湊出身でサッカーJ2のベガルタ仙台に所属する菅原龍之助選手(23)が9日、石巻専修大学であった小学生対象のサッカーフェスタ(石巻サッカー協会主催)に特別ゲストで登場した。同協会加盟のサッカースポ少8チームから185人が参加し、菅原選手と交流。リフティングやシュートのコツを伝えたほか、鬼ごっこなども楽しんだ。

 菅原選手は湊小時代に湊サッカースポ少で競技を始め、中高生時代はベガルタ仙台下部組織のジュニアユース、同ユースでそれぞれプレー。産業能率大を経て、今年J2ベガルタに入団。FW(フォワード)としてリーグ戦とオープン杯に計8試合出場し、新人ながら3得点を挙げる活躍を見せた。

子どもたちの前でシュートのコツを伝える菅原選手

 交流に先立ち、菅原選手がプロ生活について語るトークショーを実施。「楽しさと同じくらい厳しさもある世界。今まででは通用しないプレーも多く、常に進化が求められる。だからこそ得点を挙げた時の喜びはこの上なかった」と今シーズンを振り返った。

 少年時代の話で「試合中は自分の活躍より、どうすればチームが勝てるかを常に考えていた。日々の練習はやりがいを見つけて楽しく励むことが大事。たくさん食べて寝て練習して、体を大きくして強くなって」とアドバイスしていた。

 交流では、手つなぎ鬼ごっこやリフティング大会を楽しみ、シュートのコツも伝授。「助走なしで強いシュートが打てなければいけない。足の力だけでなく上半身をかぶせるようにして蹴れば強いシュートになる」などと指導した。

 憧れの選手を前に子どもたちは「かっこいい」「シュートがすごく強くてびっくり」などと話し、菅原選手も「僕がベガルタに入れたように、子どもたちも頑張ればプロになれるということを知ってほしい。頑張ろうと思えるきっかけの一つになれたならうれしい」と話していた。
【山口紘史】


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