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コバルトーレ選手と交流

デイサービスおながわ じゃんけん大会でにんまり

 社会人サッカーチームのコバルトーレ女川に所属する庄子匠選手(25)と杉山颯汰選手(22)が22日、介護施設のデイサービスセンターおながわを訪問した。2人は利用者とのトークやじゃんけん大会を楽しみながら心の交流を育んだ。

利用者と交流する(左から)庄子、杉山選手


 チームを運営する㈱コバルトーレが主催する地域貢献活動。子ども向けのサッカー教室は何度も実施してきたが、介護施設の訪問は初の試み。チームで守備の要を担う庄子、杉山両選手は新東保険事務所=石巻市大街道西=で営業職に就き、終業後に練習に汗を流している。
 利用者の拍手で迎えられた2人はあいさつ代わりに、ボールを自在に操る高い技術を披露。会場はさらに大きな拍手に包まれた。
 コバルトーレは東北社会人サッカーリーグ1部で暫定2位につけており、勝ち点で並ぶ首位のブランデュー弘前FCを得失点差で追う。利用者から意気込みを問われ、杉山選手は「追われるより追う方が好きな性分。まずは最終節の直接対決を制する」、庄子選手は「皆さんの応援で力をいただきながら、JFL昇格を目指す」と話していた。


 じゃんけん大会ではスポーツタオルなどのコバルトーレグッズや両選手のサイン色紙がプレゼントされた。利用者の阿部忠幸さん(52)は「地域で働きながら地域活性化のために一生懸命練習や試合に挑む選手の姿に勇気をもらっている。高齢化の著しい地域なので、全国から若い選手が集まってくれるだけでもうれしい。今後もずっと応援する」と話していた。
 両選手は「逆にパワーをもらった。今後もこうした活動を継続的に行っていきたい」と話していた。
【山口紘史】


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