見出し画像

予算3割減も内容工夫|川開き実行委臨時総会

花火会場の有料駐車場増

 第101回となる8月2日(金)―4日(日)の石巻川開き祭りに向け、実行委員会は1日、石巻商工会議所で臨時総会を開いて事業計画案や収支予算案を承認した。100回記念だった昨年の決算額より3割少ない予算規模だが、工夫して盛り上げていくことを申し合わせた。

 臨時総会には実行委を構成する市、商議所、観光協会の関係者ら約70人が出席。実行委会長の青木八州石巻商議所会頭が「緊縮財政となるが、工夫して石巻川開きの名に恥じない祭りにしたい」と協力を求めた。

 3日間の流れは昨年と同じで、前夜祭に当たる2日は祭りの原点である川村孫兵衛報恩供養祭など祭典行事が中心。まちなかの旧北上川で東日本大震災の犠牲者らを供養する灯籠流しと花火を実施する。能登半島地震に配慮し、1月7日の新成人を祝うイベントで見送った花火も打ち上げる。

 中心市街地での陸上行事は3、4日。3日は縄張神社奉納大縄引き大会やダンスなどのアクアカーニバル、自衛隊マーチングバンドなど。4日は小学校鼓笛隊パレード、ものうはねこ踊りなどを予定し、恒例の大漁踊りで締めくくる。2日間通してお祭り広場や七夕飾りを設置し、住吉公園前は昨年に続き、手こぎの孫兵衛船競漕の会場にする。

 開北橋下流を会場にした花火大会は3日午後7時半から。大渋滞した昨年の反省から有料駐車場を増やし、有料観覧席も拡大する。予算は1万6千発を打ち上げた昨年より2割減だが、見劣りしない企画を考える。打ち上げ前にはブルーインパルスの展示飛行を調整している。

 全体の収支予算は昨年の決算額約9600万円に対して約3千万円減の約6600万円。3300万円を目標に協賛金を集める。
【熊谷利勝】

最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。