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愛車とともに復興支援 イタリア製「アバルト124」 石巻地方をツーリング

 被災地を愛車で回るツアー「アバルト124×復興支援」が16―18日、石巻市や女川町などであった。イタリア製のオープンカー「アバルト124」のオーナー約20人が震災遺構の見学などを行い、地域を駆け抜けた。

 愛好者らのグループ「アバルト124スパイダージャパン」(神吉大代表)が企画したイベントで、昨年10月に初めて開催された。石巻地方を訪れるのは今回が初めて。関東を中心に京都府などから計18台が参加した。

同じ車種でもカスタムの仕様は十人十色

 ツアーは16日に福島県浪江町からスタートし、17日に女川町を訪問。同町地域医療センターの駐車場に続々と集まった。神奈川県横浜市から参加した松原毅さん(60)は「石巻は災害ボランティアで来たが、女川は初。震災の記憶を風化させないよう、ドライブを楽しみながら学んでいきたい」と話した。

アバルト124のオーナーが石巻地方を巡った

 神吉代表(45)は「復興支援として、少しでも地域にお金を落としていくことで力になれればと思った。参加してくれた人たち、協力をいただいた行政の方々に感謝したい」と語った。

 一行はその後、女川町で震災遺構の見学や昼食、買い物をし、コバルトラインを通って牡鹿地区の御番所公園まで出向いた。最終日は震災遺構の大川小も訪れた。【渡邊裕紀】





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