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最近の子供たちは、「ほでなす」って言われているのかが気になりました。子供の頃に悪ふざけをしていると、よく「ほでなす」と怒られました。谷川正明氏が編さんした「知っ得石巻弁」によると、語源は「放題なし」とのことで、和歌や俳句などでお題から離れて自由勝手な詠み方をすることのようです。お題という型から外れると自由を獲得できるとも言えます。そう考えると「ほでなす」であることはそんなに悪いことではないように思います。
今でも標準語に変換できない言葉の一つに「いずい」があります。窮屈な感じだったり、しっくりとこないときだったり、ふと「いずい」なあと思います。身体的にも感覚的にも使える便利な言葉で、子供の頃はしょっちゅう使っていたような気がします。建築設計の仕事をするようになってもデザインを考えながら、なんかいずいところが気になって仕方がありません。日々の生活を送っていると、人は多少いずくても徐々に慣れてしまい、いずいことを忘れてしまいます。その点でいずくても「住めば都」という考え方を受け入