見出し画像

アルモンデごはん 休みじゃなくてもゴールデンな日々

GWを謳歌できるのは、GWに働く人がいるからなんだぜ。
カレンダー通りに休める会社員から、シフト制のサービス業に転職して実感したのは、土日祝日大型連休が私たちの稼ぎ時だということ。暮らしは全てお互い様。休日の暮らしを支え合うからこそ、お出かけしてもお家にいてもお休みを満喫できるんですよね。
目の前の人がお休みモードで緩んでいると、私まで嬉しくなっちゃう。幸せのお裾分けをたくさんもらえる大型連休に働くことは、案外嫌じゃないんです。とはいえ、流石に10連勤は体力的にキツイので(この時点ではまだ9日目)、駆け抜けたらしっかり休もうと思います。



<4月29日>

全部茹で魚

月一のアルモンデクラス、今月のテーマは茹で魚でした。
画像の料理は、全て茹で魚。サワラ、めかじき、ブリ、鰯、塩鮭、鯵の干物など、どこでも売っているお魚を全部茹で調理しました!食べるソースで味付けしたり、茹で魚を混ぜご飯にしたり、パスタにしたり、カナッペにしたり。普段はきっと、魚=焼くor煮る、もしくは刺身という食べ方だと思いますが、実は茹でると調理も簡単で色んな味を楽しめるんです。
参加してくださったみんなが、帰り際に「今夜はさっそく茹で魚だー」と楽しそうで、嬉しいしてやったり。我が家の魚料理も、引き続き茹で魚になりそうです。



<4月30日> 

本日も茹で魚

大好きな角上魚類が車で10分の場所にオープンしてからというもの、週に一度は魚を買いに行っています。スーパーでは手に入らない1匹もののお魚や、珍しいお魚、部位があって、いつ行ってもワクワクしてしまう!最近は「マグロの頭肉」がお気に入り。塩麹や味噌に漬けて、焼いて食べるのが常ですが、昨日の余韻を感じながら茹でてみました。ジュワーっと脂が出てくる焼きとはまた違う、ムチっとしまった感じが良きかな。先日のクラスのため、ほぼ毎日茹で魚を楽しんでいたおかげかな。魚料理への苦手意識が、かなり薄くなったように感じています。


<5月1日> 

豆がスキー

豆が大好物な私にとって、春は最高の季節。特にこの時期は、インゲン、スナップエンドウ、絹さやなど、さやごと食べられる豆を毎日何かしら食べています。この日はさやいんげんの胡麻和え。我が家の胡麻和えは、「タヒニ+レモン果汁+塩+ちょっと甘み」が定番です。一般的な胡麻和えで使われるねり胡麻は炒り胡麻のペーストですが、タヒニは生胡麻のペースト。香りが穏やかで、軽い後味が好きなんですよね。近所では手に入らないので、いつもiHerbで購入しています。この胡麻和えの衣と絡めたら、どんな豆でも丼いっぱい食べられちゃう。画像はもちろん見せる用で、実際は3倍食べてます。



<5月2日> 

特別な味噌汁

今しか食べられない。そんな食材がどれくらいあるかな。多くの野菜が一年中手に入る便利を享受していますが、季節限定の味わいを待ち侘びる感覚も手放したくないなと思ってしまいます。食いしん坊は、本当にわがままですね。
うど、特に栽培ではない山うどは春だけの味。香りもエグ味もはっきりとした山うどは、私が毎年待ち侘びている食材の一つです。築地御厨という卸の八百屋に通っていた頃、店主の内田さんが作ってくれた「うどだけの味噌汁」を初めて口にした瞬間の感動は、今でも忘れられません。その味を今年も味わうことができました。嬉しいな。身体中に春がやってきたよ。


<5月3日> 

タラの芽炒飯

昨日の山うどに続き、道の駅でたくさん購入してきた山菜を楽しむ日々が続いています。この日はタラの芽で炒飯を。山菜料理って難しく感じてしまうけれど、油と組み合わせたら大体美味しくなる。天ぷらはその筆頭ですよね。天ぷら食べたいなぁと思いつつも、一人分を作るのは手間で、我が家はだいたい炒め物。今回の炒飯は、卵を甘めに味付けしたので炒飯は塩味のみ。最後に何か足したい気持ちをグッと抑えて、シンプルを貫いたらこれが大正解!卵の黄色とタラの芽の緑の組み合わせに春を感じるなぁ、なんてうっとりしたのも束の間、あっという間に平らげてしまいました。


<5月4日> 

こごみといえば

私の愛する山菜ベスト3に必ずランクインするのが、こごみ。あの奇妙で可愛らしい風貌と、ほのかな粘りが堪らなく好き。胡麻和えで食べるのが大好き!こごみと合わせる胡麻衣は甘じょっぱいのが好みだから、我が家の定番酸っぱいバージョンではなく、「タヒニ+醤油+甘味」に。はぁ。好き。山菜の季節はあっという間に過ぎてしまうから、今年も悔いが残らぬように食べなくちゃ。


<5月5日>

うど焼きそば

先日の味噌汁に続き、今夜はうどの塩焼きそば。うどを炒めて麺を加えて、塩麹で味付けしたシンプルな焼きそばですが、これがもう最高!自分で作ったものを絶賛するのはちょっと恥ずかしいけれど、事実だから仕方ないのです。この味わいの80%は、食材の力。私のごはんは食材ありき。全てが特別な食材である必要はなくて、大切なのは私がそれぞれの食材の良さを引き出すことにどれだけ集中できるかということ。
食べるものは私になるもの。美味しいなーって幸せな気持ちで迎え入れた方が、きっと私を良くしてくれるんじゃないかな。香りの強いこの山うども、しっかり私の一部になりました。爽やかな人になれるかしら。

2024年6月21日。夏至の日から2泊3日、長野市の山の上にある「あだむさんち」でリトリートを開催します。その名も「夏至のあだむさんちにアルモンデ」。
私の睡眠導入剤になっている、森田真生さん新訳の「センスオブワンダー」。すっかり影響されて、台所のセンスオブワンダーという副題をつけてしまいました。実際に、台所って誰もが毎日センスオブワンダーと出会える場所だと思っています。
あだむさんちの周りにはスーパーも商店もありません。あれがないから買いに行こうって気軽に出来ないからこそ、この場所はアルモンデをじっくり楽しむのにぴったりなんです。お店はないけど、畑もハーブも果樹もあるし、運が良ければ鶏が卵をお裾分けしてくれるかもしれません。
ここで過ごす間に感じたこと、チャレンジしたことは、日常に戻ってからもきっとあなたを助けてくれるでしょう。そうなるように、私も全力でみなさんと楽しみます。
ぜひご参加ください。一緒にアルモンデ暮らしましょう。
※お申込やお問い合わせは、「夏至のリトリートの件」とご明記の上、下記アドレスまでご連絡ください。
hibinowa.2014@gmail.com
この記事にコメントをいただいてもOKです!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?