西日暮里茶々子

30代女。精神分析(フロイト)専門。教員を経て心理士に。事なかれ主義。多趣味です。アニ…

西日暮里茶々子

30代女。精神分析(フロイト)専門。教員を経て心理士に。事なかれ主義。多趣味です。アニメ、ラジオ、料理、裁縫、ヨガ(丹田呼吸法)、家庭菜園。週末に湧水をくみに行くのが楽しみです。文章の筋トレのためにnoteはじめました。結論ではなく文脈を楽しめる世の中になればいいなと思ってます。

記事一覧

「そらまめをむこう!」子どもといっしょに!おいしい入門(その5)

子育てとは、理想と現実のギャップにもがき苦しむものである。少々自然派に傾倒している私は、子どもが産まれたら市販より手作りのお菓子を与え、素朴な服を着せ、穏やかに…

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「偏食っ子に!ぺったんこおにぎり」子どもといっしょに!おいしい入門(その4)

嫌いな食べ物はありますか。私はウニとかカニとかイクラとか、海の幸が苦手だ。味もダメだが、海の幸は大人が酒の席で楽しそうにむしゃぶりついているイメージが強くてどう…

「カタヌキ クッキーを焼こう!」子どもといっしょに!おいしい入門(その3)

子どもはどうしてyoutubeが好きなんだろう。あんなものは害でしかないと、スクールカウンセラーとして「見せない方がいい」という立場でアドバイスしてきた。でも実際、自…

こどもといっしょに!おいしい入門(その2)「お米を研ごう!」

うちの娘たちは白米をおかずに白米を食べられるほどの米好きである。長らく偏食だった長女の栄養を支えたのは紛れもなく塩むすびであり、そこから食べることの楽しみや料理…

子どもといっしょに!おいしい入門(その1)「おいしいとは何か」

うちには6歳と2歳の姉妹がいる。彼女たちは毎日夕飯の支度を手伝ってくれる。私が楽できるわけではないので「お手伝い」と言っていいものか悩むところだが、お互いに無理の…

雑記(裁縫やら子どものことやら)

長女のためにサコッシュを作った。 サコッシュ、サコッシュ、、 サコッシュを作っておきながら、サコッシュが何かわからない。珍しい野菜のようだし、太鼓持ちな後輩のニ…

〈毒親〉の呪いから解放されたら

〈毒親〉とは、支配したり傷つけたりネグレクトしたりして、子どもが大人になってからも負の影響を与え続ける親のことを言う。私もまあまあな毒親に育てられた。それを聞い…

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ミシンをかける時、あなたがそばにいてくれる気がする

前回、6歳の長女のエプロンが窮屈になってきたお話をしました。 やっとユザワヤで生地で可愛いらしい生地を買って、深夜に4時間かけて完成! 長女のエプロンはスナップボ…

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心の距離を守るーさまざまなケースで励まさない勇気をもつ

ここ最近下っ腹が出ている。米と肉も食べていないのに、どんどん太るのは歳のせいか。何かの病気か、ストレスか。ダイエットとは言えないまでも、会食が続いたら食べる量を…

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わたくし海辺のバンクシー

路上に絵を描くのが趣味なんですが。 最近描いたものはこちら。 ゆっくり描きたいけれど、6歳2歳と遊びながらなのでなかなか難しい。早朝に1人で描こうかと思ったけど、…

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手作りはあたたかい

このまえ「わんだふるぷりきゅあ」のキュアリリアンをイメージした移動ポケットを作ったのだが、 「推しキャラ」シリーズでいけば他にも作れるなと思い、「ひろがるスカイ…

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用事のない日の雨はいい

本日は雨。けっこうな、ざあざあ降り。 雨のなか仕事に行くのはだるいし、約束があっても嘘をついて断りたくなる。それに比べてどんどん荒れる空を窓越しに傍観するのは、…

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神経症パンケーキ

娘の朝ごはんに、毎日同じパンケーキを焼く。 小さな小さなパンケーキ。名付けて神経症パンケーキ。 時々写真に撮って並べるのも面白い。 パンケーキはお玉を使うと小さ…

4

道に絵を描くとすっきりする

こういう趣味があります。 謎のキャラも描く。 推しの子をリクエストされてこちら。 雨ですぐ消えてしまいました。

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創作がうまくいかない

だめだなあ。だめだなぁ。 今日は3つも布小物を作ったが、全部ボツ。大失敗。目もかすんで進んでいく糸がよく見えなかった。何にも生み出せない日はたまにある。たぶんこう…

3

雑記(排便も出産も創作も同じである)

長女のために鍵盤ハーモニカ入れを作りました。 学校で指定されてないけれど、ハードケースのまま登下校するのは手が痛いだろうと、Dカンもつけてショルダー対応のカバン…

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「そらまめをむこう!」子どもといっしょに!おいしい入門(その5)

「そらまめをむこう!」子どもといっしょに!おいしい入門(その5)

子育てとは、理想と現実のギャップにもがき苦しむものである。少々自然派に傾倒している私は、子どもが産まれたら市販より手作りのお菓子を与え、素朴な服を着せ、穏やかに図書館に通い、たくさんの本を読み聞かせするつもりでいた。ところが実際、長女はカラフルな駄菓子と地雷系ファッション、アニメに夢中である。これは一体どうしたことか。発達や教育心理のノウハウをもった私が育ててもこの結果である。たどり着いた答えは「

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「偏食っ子に!ぺったんこおにぎり」子どもといっしょに!おいしい入門(その4)

「偏食っ子に!ぺったんこおにぎり」子どもといっしょに!おいしい入門(その4)

嫌いな食べ物はありますか。私はウニとかカニとかイクラとか、海の幸が苦手だ。味もダメだが、海の幸は大人が酒の席で楽しそうにむしゃぶりついているイメージが強くてどうも受け入れ難い。「異世界の禁断の食い物を喰らう大人を覗いてしまった」と、子ども時代の記憶が少々連想経路を捻じ曲げて、正しい味覚と嗅覚が遮断されてしまっている。海鮮が好きな母親が「これは大人の食べ物よ」と独り占めしていたせいもある。「カニ味噌

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「カタヌキ クッキーを焼こう!」子どもといっしょに!おいしい入門(その3)

「カタヌキ クッキーを焼こう!」子どもといっしょに!おいしい入門(その3)

子どもはどうしてyoutubeが好きなんだろう。あんなものは害でしかないと、スクールカウンセラーとして「見せない方がいい」という立場でアドバイスしてきた。でも実際、自分が子どもをもつとどんなに頑張ってもyoutubeから逃れることはできないのだと痛感する。家にテレビやタブレットがないとか、親も全く見ないとか、相当な覚悟と厳重な環境がないと難しい。

我が家の娘も遊びのアイデアは大体youtube由

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こどもといっしょに!おいしい入門(その2)「お米を研ごう!」

こどもといっしょに!おいしい入門(その2)「お米を研ごう!」

うちの娘たちは白米をおかずに白米を食べられるほどの米好きである。長らく偏食だった長女の栄養を支えたのは紛れもなく塩むすびであり、そこから食べることの楽しみや料理への興味が広がっていったように思う。

子どもにとって米は最も身近で手軽な教材になる。パラパラザラザラと、米を手に取れば手先が刺激されて、粘土などの感覚遊びと同様に、想像力や思考力を高めることが期待される。しかし、無計画に米びつを触らせてし

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子どもといっしょに!おいしい入門(その1)「おいしいとは何か」

子どもといっしょに!おいしい入門(その1)「おいしいとは何か」

うちには6歳と2歳の姉妹がいる。彼女たちは毎日夕飯の支度を手伝ってくれる。私が楽できるわけではないので「お手伝い」と言っていいものか悩むところだが、お互いに無理のない範囲で「おいしいとは何か」を考えるきっかけをつくりたいと思っている。つまり、料理を学ぶことよりも「おいしいの入口」に立つことを目的としている。私はこの取り組みを「おいしい入門」と呼ぶことにした。

「おいしい」とは特別なことではない。

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雑記(裁縫やら子どものことやら)

雑記(裁縫やら子どものことやら)

長女のためにサコッシュを作った。

サコッシュ、サコッシュ、、
サコッシュを作っておきながら、サコッシュが何かわからない。珍しい野菜のようだし、太鼓持ちな後輩のニックネームっぽい感じもする。

調べてみたら、サコッシュはフランス語で、元々は自転車のロードレースで使う、飲み物や補給食を入れる取り出しやすい肩掛けカバンのことを指すらしい。ポシェットよりスマートなもの、という解釈であっているだろうか。同

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〈毒親〉の呪いから解放されたら

〈毒親〉の呪いから解放されたら

〈毒親〉とは、支配したり傷つけたりネグレクトしたりして、子どもが大人になってからも負の影響を与え続ける親のことを言う。私もまあまあな毒親に育てられた。それを聞いたら、きっと母は「どこか毒親だ、私なんてもっとひどい育てられ方をした!」と怒ると思う。ここに毒親の呪いの全てが詰まっている。

毒親は〈自分基準〉で考え、子どもを「分かろうとしない」。毒親に育てられた子どもは〈親基準〉で親を「分かろう」と顔

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ミシンをかける時、あなたがそばにいてくれる気がする

ミシンをかける時、あなたがそばにいてくれる気がする

前回、6歳の長女のエプロンが窮屈になってきたお話をしました。

やっとユザワヤで生地で可愛いらしい生地を買って、深夜に4時間かけて完成!

長女のエプロンはスナップボタンで、次女は着脱しやすいようにマジックテープをつけています。100均のスナップボタンは力がなくても手でつけられて、おまけに再利用もできるからおすすめ。

もうひとつ、便利グッズは「仮止めクリップ」。まち針が好きではない私はこれを大量

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心の距離を守るーさまざまなケースで励まさない勇気をもつ

心の距離を守るーさまざまなケースで励まさない勇気をもつ

ここ最近下っ腹が出ている。米と肉も食べていないのに、どんどん太るのは歳のせいか。何かの病気か、ストレスか。ダイエットとは言えないまでも、会食が続いたら食べる量を減らすなど体型を維持しているのだが、私はそれを他人に知られることに強い抵抗がある。「体重」よりも「体重を気にしていること」を悟られないように徹底している。

「カラダ」は私のものなのに、「カラダ」について他人に干渉されたり暴露されたりするの

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わたくし海辺のバンクシー

わたくし海辺のバンクシー

路上に絵を描くのが趣味なんですが。

最近描いたものはこちら。

ゆっくり描きたいけれど、6歳2歳と遊びながらなのでなかなか難しい。早朝に1人で描こうかと思ったけど、それはかなり怪しいオバさんだ。

絵を素早くそれなりにうまく描けても何の得にもならないなあとしょんぼりもする。でも、よく考えたら絵を習いもしないで絵で大学に合格して、美術の教員免許もあって、こんなお得なことはないよなあ。才能を授けてく

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手作りはあたたかい

手作りはあたたかい

このまえ「わんだふるぷりきゅあ」のキュアリリアンをイメージした移動ポケットを作ったのだが、

「推しキャラ」シリーズでいけば他にも作れるなと思い、「ひろがるスカイプリキュア」のキュアバタフライ風の移動ポケットも作ってみた。

内側は綿素材で普通の移動ポケットになっている。前回は裏地以外をサテンにしたら、マジックテープがこすれて生地が傷んでしまったのだ。

サテンの扱いにも慣れてきた。裁断するときは

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用事のない日の雨はいい

用事のない日の雨はいい

本日は雨。けっこうな、ざあざあ降り。

雨のなか仕事に行くのはだるいし、約束があっても嘘をついて断りたくなる。それに比べてどんどん荒れる空を窓越しに傍観するのは、ある種娯楽とも言える。高揚する喜びはないけれど、気持ちが安らぐ。バタバタバタバタっと、屋根に雨が吹き付ける音のリズムは胎内に回帰したような心地よさがある。物語の外側につまみ出されたようだ。ああ、もう戦う必要はないのか。

でも今日は雨のな

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神経症パンケーキ

神経症パンケーキ

娘の朝ごはんに、毎日同じパンケーキを焼く。
小さな小さなパンケーキ。名付けて神経症パンケーキ。

時々写真に撮って並べるのも面白い。

パンケーキはお玉を使うと小さく焼けないので、ボウルからフライパンへ直接垂らしている。パンケーキ特有の喉につまる感じが苦手なので、色々試した結果、水分を多めにして、レモン汁を絞って加えるレシピに行き着いた。忙しい朝はホットケーキミックスを使うことが多い。余計な物が入

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道に絵を描くとすっきりする

道に絵を描くとすっきりする

こういう趣味があります。

謎のキャラも描く。

推しの子をリクエストされてこちら。

雨ですぐ消えてしまいました。

創作がうまくいかない

創作がうまくいかない

だめだなあ。だめだなぁ。
今日は3つも布小物を作ったが、全部ボツ。大失敗。目もかすんで進んでいく糸がよく見えなかった。何にも生み出せない日はたまにある。たぶんこういう日は何もしないほうがいいのだと思う。でも夜中にもう一回チャレンジしてみようかと欲張ってしまう。

絵も裁縫も料理も、うまくいった時は手も作業台も清潔が保たれている。試行錯誤しすぎると、紙も布も食材も「ちょっと、そんなにつっつかないでち

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雑記(排便も出産も創作も同じである)

雑記(排便も出産も創作も同じである)

長女のために鍵盤ハーモニカ入れを作りました。

学校で指定されてないけれど、ハードケースのまま登下校するのは手が痛いだろうと、Dカンもつけてショルダー対応のカバンにしています。うちは過保護です。

過保護といえばこちらの朝ご飯をご覧ください。

長女がだいたい毎日食べるパンケーキです。チョコチップ入り。いちごよりも小さいパンケーキを焼き続けるのは骨の折れる作業です。このチョコチップなしを次女にも用

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